駒の湯山荘 外観
駒の湯山荘 外観
国道よりたいした山道を通るわけではないのに、非常に山深く秘湯と呼ぶに相応しい場所に駒の湯山荘はある。
宿の周りは人口物はいっさいなく美しい自然がたんまり。
宿も山荘といった感じだ。
入り口
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こちらのお宿は秘湯を守る会のお宿でもある。
入り口には提灯が灯され、到着と共に、ご主人が入り口より迎えに出てきて荷物を持ってくださり歓迎してくれる。
宿の中に入るとランプが灯されやさしい光が良いムード。
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1泊2食付 いろり付角部屋 \14,150(税込) トイレ・洗面所共同
宿泊した部屋
囲炉裏付き
今回は囲炉付のたぶん一番良い部屋にした。
そんなにしゃれっ気のある部屋というわけではないが、窓が多く部屋が広いのでとても開放的。
エアコンやテレビなどは一切なくあるのは囲炉裏とテーブルとランプのみ。
ランプは寝床の上にあるものは電気となっており、囲炉裏の上にあるのは灯油のランプ。
事故防止のため、約2年前より電気に変えたらしい。
窓の下に流れる川の音が心地よく、窓を開けると自然の風が入ってくる。
本当の癒しを感じれるすばらしい空間に感動した。
夜の時間は楽しく会話が弾み、自然の気持ちよい風に癒されつついつもより早く就寝となった。
お茶セット
浴衣・歯ブラシ・タオル
ウェルカムのお酒
アメニティは浴衣にタオル、歯ブラシがついている。
部屋のテーブルには食前酒のような甘いお酒が置いてあり、おいしいおつまみまでついている。
洗面所・トイレ(洋式 男女共用)
廊下
トイレや洗面所は部屋にはなく、部屋の目の前にある。
山の宿ではあるが清潔に保たれ、お客が不快感を覚える事はないだろう。
ただ、男女共用というところだけなんとかならないかなぁ。。
到着が遅かったため、着いて早々に食事となった。
山の宿という事と暗めのランプのみで過ごすことより、17時半と普通の宿より食事時間が早い。
食事内容は地のものが主。
山でとれた山菜中心で「ステーキ」などのように華やかさはないが一品一品にこだわった抜かりのない品々。
これは何だ?干からびた刺身か?と思いきや近くで作っている生ハムだったり、黒毛牛のゆっけなどなかなか他では食べれないような絶品の数々には正直驚いた。
見かけぺロッと食べれそうに見えるがこれがなかなかの量でどうやっても全部食べれない。
漬物と(この漬物も最高においしい!)食後のデザート、チマキとプラムを部屋に持ち帰り、晩酌のツマミにした。
ジャンク系が好きな人にはいまいちかと思うがこういった山の幸などが好きな方にはたまらない食事かと思う。
硫黄臭が鼻をかすめる癒し系の温泉
露天風呂 混浴
お目当ての露天風呂は期待を裏切らないすばらしさ。32度と夏以外では辛い温度ではあるが加熱された湯船と交互に入れば快感そのものだ。湯船にはこんなに必要なのか?と思うほどザッコンザッコンすごい勢いで湯が注がれている。青森の古遠部温泉を超える湯量に驚いた。
ものすごい湯量
湯はやさしく、最初は冷たく感じるものの、10分も入っていると身体がジワジワと温かくなってくる。ご主人の話では最高12時間つかっていた人がいたとか。
プンプンと鼻をかすめる硫黄臭も気分が良い。
入り口
露天風呂へ向かう道は自然いっぱい
男女別の脱衣所
混浴露天風呂へ行く入り口へは女性への配慮で巻きタオルが用意されている。普通のタオルのようなたよりないものではなく、厚みがありはずれにくそうな考えられた代物。
脱衣所も男女別できちんと作られているのも女性にはありがたい。
豆乳鍋はポン酢にもこだわりが・・
大会で優勝した納豆
【朝ごはん】
朝ごはんも大変おいしく納豆は越後の日本大会?とかいうのに優勝したものだとか。
だいたい納豆の大会があることにも驚きだ。
味はというと・・・・私には一般的な小粒の納豆のほうがおいしく感じてしまった。ということで私は納豆を評価する人間にはなれない事だけは間違いない。
貸切露天風呂1
露天風呂に付いている休憩所
駒の湯山荘にはメインの露天風呂の他に貸切露天風呂が2箇所ある。
この貸切露天風呂がなんとも豪華でこのぐらいの露天風呂1個を持つ旅館が多い中、貸切で入らせてもらえるなんてなんて贅沢なんだ・・・と思った。
貸切露天風呂
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上にある露天風呂は今屋根を修理中ということで赤いシートがはってる。
露天風呂の前には大変大きな休憩所が設けてあり湯上りもしばらくここで雑談するもの楽しい。
下にある方は休憩所はないが上の露天風呂よりも開放的。
どちらもすばらしい露天風呂だ。
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しかも貸切風呂は制限時間もなく、空いてさえいればいつでもいつまでも入って入れる。
お風呂は孤独が一番と思っている私にとっては最高の空間である。
≪駒の湯山荘の良いところ≫
ここのところ仕事にあけくれていたせいか、こういった癒される空間がぐっとくる。自然に囲まれテレビなどに惑わされる事もなく、川の音を聞き風を感じる。
本当にすばらしい宿だった。
食事もおいしく温泉も最高。言う事なしで私が求めるものがここにあるといった感じだ。
≪駒の湯山荘の良くないところ≫
一切なし
平均: 7 レビュー
Sep 22, 2021
凄い湯量
携帯圏外のこんな場所に、の宿です。桧枝岐方面から行くと更に実感します。湧き出る湯量豊富で、川岸の露天風呂は最高です。食事も美味しく、また行きたい宿です。
Sep 10, 2020
サイダー瓶になったかのよに
こざっぱりと清潔な館内と部屋にはランプが吊り下げられており、石油ランプ1つと電気ランプ1つ、小さな文机が1つと、お茶セットと胡桃のお茶うけが置かれていた。
ピンクの掛布をかけた寝具も用意されている。テレビは無くスマホも圏外という駒の湯は、ポリシーを持って秘湯を守る会を脱会し、姉さん女房の女将さんと話し好きの御主人の二人三脚で一生懸命営業されている。何と言ったって夏が良い。夏の温泉だ。
畳の上にゴロンと寝転ぶと、石油ランプですすけた白壁と天井が見える。扇風機のぬるい風と、何処からともなく漂ってくる石油の香りが、染み付いているのか安らぎを与え、もうこれだけでもいいような気もしてくる。
さあ、温泉だ。さっそく川原の混浴露天風呂へ、虫よけスプレーと赤い湯浴み着を持って、麦わら帽子をかぶって石段を降りて行く。
アレ?ジャグジーパイプが無い。太い1本のビニルパイプが湯の中に入っているだけだ。
後で聞いたら去年の水害でパイプが流されてしまったそうだ。そうだったんだ。個人的にはあのジャグジーで身体が浮く軽い温泉と、流れて行く湯を見ているのが好きだったんだけどなあ。
湯に浸かるとすぐ泡が付いてくるのは変わらず、コレコレと嬉しくなりながら、サイダー瓶になったかの様な気分で源泉に浸かっていた。
今夏は暑く、9月初旬でもまだ暑いので、加温槽に浸からずでも行けた。冷泉ではあるが30度以上あるのですこぶる入り易い。この湯だけが別源泉だそうだ。
次に向かったのは、女性用内湯。何故この湯が好きなのかと言うと、源泉が空気に触れず、直接湯の中に投入されているためか、浸かった瞬間から全身微細な泡で厚くコートされヌルヌル。うっかりソープをちゃんと洗い流せて無かったのかな?と思ったくらいヌルヌルする。そして超しっとり!湯上り後のしっとり感は、この湯は特別である。アトピーの方や乾燥肌の方には特にお薦めしたい。
初めて来た時、見た目地味なこの湯だけ入らなかったら、女将さんに「あら、あの湯が一番いいのに」と言われ、次回からは好んで入っている。別源泉のように感じるが同源泉。
貸し切り風呂は2か所あり、共にとても広い半露天風呂。岩風呂にザバザバと源泉が投入されており、勿体無いくらいだ。アルカリ性単純泉だが微かに硫黄の香りがするのも良い。
特に時間制限も無く、札を入浴中にして好きなだけ入れる。
駒の湯は源泉の冷泉浴槽の横に、全て加温槽が付いており、セルフで加温された温泉を入れ温まりの湯として使う。交互浴としても使える。
今回は入っていないが混浴の内湯もある。
夜に行ったのが、外来者用の露天風呂(女性は内湯)で、ここは源泉が奮湯しており、ドバドバの湯が浴槽の周りまでも満たしている。さすが1分間に1820mlと言う物凄い湧出量だ。
館外にあり、外へ出ると星が綺麗だった。駒の湯での星空は期待していなかったが、標高は高くないが周りが暗いため、美しい星空が見られる。湯船に浸かりながら星空ばかり見上げていた。庭にも椅子とテーブルが設置されている。
山宿と言えば虫との闘いが待っているが、駒の湯の御主人は虫を天敵と思われているかの如く、徹底対策を講じて下さっているのが心強い。アブ対策として、8月中は宿がネットで包まれるがごとく、館内あちこちで白い虫よけネットが張り巡らされている。そして年中、至る所に防虫スプレーが設置されている。
アブの時期、川原の露天風呂へ行く際は、農作業の方がかぶっている様な、麦わら帽子にネットが付いた物をかぶり、湯に浸かる。これには成程~と感心した。
今夏は茶毒蛾に苦しめられ、8時間防虫スプレーも加わり、徹底清掃に努められていた。
御主人からそんなお話を伺いながらの夕食は、幾つものランプが吊り下げられた食堂で頂く。塗りの膳、塗りの食器に山の幸が盛られている。熱々の天ぷらと岩魚の塩焼きが運ばれて来る。和やかな夕げの時間だ。
お腹が満たされた後、ランプの灯りを一人ぼぉーっと眺めているのがしみじみとして、何故か私は好きなのだ。
温泉に満たされ、宿に満たされ、やっぱり夏はここに来なくちゃなあと思った。
アクセス例:JR小出駅より路線バス栃尾又温泉行で大湯温泉下車し送迎(午後2便のみ)あり。但し現在コロナウイルスで15時台のバスが運休しており、送迎は12時台の便のみとなっているので要注意。*青春18切符で小出―大阪間(関東経由)1日(1枚)乗車で利用可能
Jun 11, 2020
【ランプの宿】大量掛け流し露天風呂
コロナ自粛解禁と同時に予約し訪問しました。
現在再開したばかりですがお客が来なくて困っているそうです。
市中から30分程で宿に到着します。
途中スマホの電波が無くなり、対向車とすれ違い不可の細い道もあります。
自粛明け6月の宿はガラガラで温泉は入り放題です。
温泉は7カ所あり、貸切湯、女湯、混浴です。
男湯ないんかいー!?
まあ貸切湯あるしガラガラなので良いんですけどね。
温泉は30〜33度くらいでかなりぬるめです。
日中はいいけど夕方から夜寒かったです。
掛け流しぬる湯の横にボイラーで温めた湯船がセットであります。
オーナーさん曰く、熱湯とぬる湯を交互で入ることによりポカポカしてくるとの事。
最初はほのかな温泉の香りがしましたが、数分浸かるうちにわからなくなります。
1時間ほど貸切で交互に入った所、確かにポカポカしてきました。
ぬる湯ですので長湯出来ます。
湯上りもずっと体がポカポカでした。
現在の最高記録は16時間温泉入った人が居るそうです。
一番印象に残ったのは河原沿いにある混浴風呂です。
これでもか!っていうくらい大量の湯が流れており独占で足を広げて広々と入れました。
廃湯の浅瀬部分には蝶々🦋が温泉を飲みに何度もやってきて綺麗でした。
泉質は昔化粧水として使われていたらしく肌がしっとりする保湿系の良い温泉でした。
部屋は一番安い部屋にしました。
TVは無く、狭いです。
前の廊下に漫画本が大量に置かれており大自然の中時間潰しができます。
夜は電気ランプ+アルコール?ランプのみで暗いです。
本を読むのに適していません。
温泉入ったり、早めの就寝が良いでしょう。
食事は地元の食材を利用した物が多く味付けも濃く無くとても美味しいです。
天ぷらが揚げたてでかなり美味しかったです。
ジビエの鹿ハムも出ましたがクセは無く食べやすかったです。
メインの牛肉の炙りユッケ。
お米は言うことなしの魚沼産コシヒカリ。
どの料理を食べても箸が止まりませんが、私は持ち込んだお酒を飲み過ぎて深酔いしてしまい食べ切れませんでした。
岩魚の塩焼きも焼きたてを持ってきて下さり、サービスで生椎茸のバター醤油焼きもいただきました。
越後名物「笹だんご」もデザートにあったのが嬉しかったですね。
朝食は豆乳+豆腐の鍋が美味しいです。
最後にポン酢を鍋に入れると豆乳が固まり、プチ豆腐になります。
納豆も賞を取った地元の物でこちらもご飯によく合い美味しかったですね。
生まれて初めて「カジカ」を食べれたので感動です。
またたびの実のお漬物など珍しい物も食し大満足でした。
朝食後にはロビーで無料のコーヒーが飲めます。
会計時には昔育てていた真珠をどうぞと言われ妻が好きな色の真珠を3つお土産に頂きました。
宿の横にある池?に鯉と小鯉?が大量に飼育されており人が近づくと寄ってきます。
ぼーっと眺めていたらオーナーさんがやってきて餌やりしますか?
と言われ餌をいただきました。
細かい餌を投げ入れると我先にと鯉が寄ってきて面白かったです。
また再訪したいと思える温泉ですが時期によっては寒いでしょう。
6月でも熱湯から源泉に入った時は水風呂かと思うほど冷たく感じます。
慣れたら大丈夫なんですが。
駒の湯山荘の気なる点は
1 食堂にティッシュが無く、口を拭いたり鼻をかみたい場合ロビーまで戻る必要があった。言えば持ってきて下さったと思うけど最初から置いてあると良かった。
2 飲水や洗面所の場所が部屋から遠い。階段を降りてからも歩く。
温泉場や廊下にセルフで飲めるように場を設けても良い気がしました。脱水症状を防ぐ為に他の温泉ではよく見かけますし。
持ち込みOkなので部屋飲みは可能ですが冷蔵庫はありません。
3 河原沿いの混浴露天風呂の温泉口がむき出しのホースなので雰囲気を考えるといずれは改善したほうが良いと思った。脱衣所もスノコを踏むと大きく傾くので最初はびっくりした。
4 ランプの宿ということもあり早朝温泉に行くと特に熱湯の方に羽虫さんがうじゃうじゃ浮いているが虫取り網が見当たらなかった為桶ですくって何度も捨てた。
露天と半露天は虫嫌いさんにはキツイ光景かもしれません。
全体の総括としてとても良い温泉、食事、サービスであったと思います。
再訪したいですね。
Mar 15, 2020
3回目は、いついこうかな?
新潟県糸魚川へ大阪から3年半前に転居してきて以来、信越・北陸地方の温泉を数十訪れました。その中で一番気に入ったのが、駒の湯山荘です。
2018年6月24日に訪れた時のメモをそのまま記します。
木々の緑
川のほとり
空と雲
月と星
静けさ
人が少ない
小さな家族風呂がふたつ
女風呂がふたつ
混浴が三つ
その内三つが露天風呂
暑い湯とぬるい湯のふたつの湯船
魚沼産こしひかり
うす味の味噌汁
たっぶり量のあるもずく
湯豆腐のだしつゆ
白菜の漬物
大粒の納豆
自由に想像してみてください。
Aug 28, 2019
コスパ最高 山奥の極上温泉
言うことなしに極上の秘湯宿。
こんこんと湧き注がれるぬる湯の温泉は、もうこれでもか!という具合に新鮮な湯を絶えず堪能させてくれ、その低温故(34度?)何時間でも浸かっていられる。肌につく細かな泡(宿のご主人もこの泡が何なのか不明だそう)が全身にまとわりつき、湯を出た時には肌が喜んでしっとりしている(化粧水代わりとしても使えるのだそう)。混浴入浴時には女性には厚い湯あみ用のタオルが用意され、それがまた真っ赤で可愛らしい。貸し切り温泉も2つ程あり、もう何も言うことはない。
そして、食事が極上。揚げたての天ぷら、100%魚沼産コシヒカリ、牛のたたき、もうこの値段(11000円)で感動しかない。本当に良いものは少量で体が満足する。あっという間に体が満たされたが、それでも有り余るほどの量があり、すべて手が込んでいた。
部屋からは絶えず川の流れる音が聞こえ、心底リラックスしたのか、朝までぐっすり眠ってしまった。他にも宿泊客は多数いたが、音などは一切気にならなかった。
あまりに気に入りすぎて3週間後にリピートをした。
電波も電気もないが、それを楽しめる温泉好き、素朴な食事好きにはこれ以上の宿はないとさえ思ってしまう。
Aug 23, 2019
越後 駒の湯山荘
◆ぬる湯・ぬるま湯・なまぬる湯という選択肢を取得すると、
真夏の温泉行が俄然魅力的に感じるようになる。ホントだよ。
これまでは、地元福島の微温湯二階堂旅館と磐梯熱海 湯元元湯、
それと宮城栗駒 駒の湯温泉の3か所でぬる湯については十分満足していたのだが、
諸々の先人たちの温泉紀行を読ませていただいていると、
ほかのぬる湯への入浴願望がだんだんと高まっていき、
今年はとうとう行かざるを得ないところまで追いつめられてしまった
というわけなのだ。
それで、今年の7月に、まず最初に訪問したのが新潟越後の駒の湯山荘だ。
◆ここは、電気も電話も携帯電波もWi-Fiも通じない。
電気は自家発電だし、電話は衛星電話だし、
宿のHPやブログの更新は宿の主人が買い物等で市街地に出た時にやっているのだそうだ。
どれほど山奥なのか と、この話を聞いた人は誰でも思うことだろう。
でもね、これって、
俗世間からの隔離という非日常空間を来客に実感してもらうための、
桜井オーナーの演出のような気がするのだよ。
駒の湯山荘って、
市街地の大湯温泉やそのすこし先の栃尾又温泉から
そんなに山のあなたの奥の奥へと入り込むわけではない。
福島の微温湯二階堂旅館や土湯峠温泉郷の諸宿に比べたら、
里の入口に位置していると言えるだろう。
今の御時世に、あえて電気水道を通さないというポリシーを貫いているのだな。
すげーなすごいです だね。
この不自由な環境を維持するのは大変だろうと思う。
公共インフラ整備があえてなされていない地域というのは、
『橋のない川』のファクトを連想してしまうが、
ここにはそれはないように思われる。
◆ふもとの中華料理店で野菜ワンタンメンの塩味・バター入りを完食して、
宿に着いたのが11時半。女将さんらしき人に「掃除のあいだ、そこに入っててね」
と、玄関向かいの、中が透けて見える壁に覆われた露天入浴の指示を受ける。
日帰りの客が唯一利用可能な円形の噴水風呂に2時間浸かる。
ここの水量も大したものだ。大量の温泉水がもこもこモコと湧き上がる。
昔々、仮面の忍者赤影で、池や沼から異生物が現れる際の前触れの、
上向き水流のようなものだ。
◆その後、食堂の上に位置する2階の部屋にチェックインして、
すぐに川沿いの名物露天に足取り軽く出向く。
ううむ、聞きしに勝るすばらしさだ。
大量に噴き出し流れ出る、やわらかい硫黄臭がほのかに香る31.6℃のお湯は、
とろとろの浴感がまことにすばらしい。
小魚の目玉のようなクッキリとしたアワアワが体表面に張り付いてくる。
正面から出る強い水流を身体で受ける。揺らぎよろめきそうな感じが、
これまた気持ち良い。加温源泉の浴槽を42℃に調整して、
冷浴槽との交互浴を楽しむ。10何回目かの交互浴のとき、
クラクラと視界が斜めに揺れた。
時計を見ると、夕食時間の15分前、17:45であった。
その日は小雨模様で、期待していた気温36℃湿度88%とは程遠かった。
天気がよければ、備え付けの麦わら帽子をかぶり、午後の日差しが続く限り、
「恒川光太郎」の「金色機械」なんかの読書を
この河岸露天でゆったりと堪能したいものだ。
◆夕食後、桜井オーナーとの楽しい語らいがあると聞いていたのだが、
早朝からの長距離運転と、いくらぬる湯でも、
8時間近くお湯遊びに興じた後の疲労感は耐え難く、
9時前には掛布団の上で失神してしまっていた。そのおかげで、
翌朝4時から、また河岸露天で7時まで冷温浴を楽しむことができた。
◆結局、入り口前の円形噴水型と河岸露天の2つにだけ今回は入った。
浴場棟の風呂の数々は、次回のお楽しみということになる。
桜井オーナーにはどうしても聞いておきたいこともあるので、
残暑の9月に再訪したいと思っている。
帰り際、持参した空の2ℓペット12本に、源泉を汲んだ。
飲泉の習慣を身につけたいと思っている。
了
Aug 17, 2019
温泉、料理、大将全て極上の宿です
日本中の温泉に入りましたが、ここが断トツナンバー1です。毎年数回訪問しています。温泉は化粧水にも使われていて、全身生まれ変わったような赤ちゃんの肌になります。料理は私にとって、死ぬ前に最後に食べたい究極のものです。特に新米の解禁日、魚沼産の本物の新米が、こちらの湧き水と温泉水で炊きまして、涙が止まらない絶品です。そして大将ですが、謙虚で優しく、誰にでも平等にもてなして頂ける、理想的な方です。是非一度極上の宿を味わってみてください。
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凄い湯量
携帯圏外のこんな場所に、の宿です。桧枝岐方面から行くと更に実感します。湧き出る湯量豊富で、川岸の露天風呂は最高です。食事も美味しく、また行きたい宿です。
サイダー瓶になったかのよに
こざっぱりと清潔な館内と部屋にはランプが吊り下げられており、石油ランプ1つと電気ランプ1つ、小さな文机が1つと、お茶セットと胡桃のお茶うけが置かれていた。
ピンクの掛布をかけた寝具も用意されている。テレビは無くスマホも圏外という駒の湯は、ポリシーを持って秘湯を守る会を脱会し、姉さん女房の女将さんと話し好きの御主人の二人三脚で一生懸命営業されている。何と言ったって夏が良い。夏の温泉だ。
畳の上にゴロンと寝転ぶと、石油ランプですすけた白壁と天井が見える。扇風機のぬるい風と、何処からともなく漂ってくる石油の香りが、染み付いているのか安らぎを与え、もうこれだけでもいいような気もしてくる。
さあ、温泉だ。さっそく川原の混浴露天風呂へ、虫よけスプレーと赤い湯浴み着を持って、麦わら帽子をかぶって石段を降りて行く。
アレ?ジャグジーパイプが無い。太い1本のビニルパイプが湯の中に入っているだけだ。
後で聞いたら去年の水害でパイプが流されてしまったそうだ。そうだったんだ。個人的にはあのジャグジーで身体が浮く軽い温泉と、流れて行く湯を見ているのが好きだったんだけどなあ。
湯に浸かるとすぐ泡が付いてくるのは変わらず、コレコレと嬉しくなりながら、サイダー瓶になったかの様な気分で源泉に浸かっていた。
今夏は暑く、9月初旬でもまだ暑いので、加温槽に浸からずでも行けた。冷泉ではあるが30度以上あるのですこぶる入り易い。この湯だけが別源泉だそうだ。
次に向かったのは、女性用内湯。何故この湯が好きなのかと言うと、源泉が空気に触れず、直接湯の中に投入されているためか、浸かった瞬間から全身微細な泡で厚くコートされヌルヌル。うっかりソープをちゃんと洗い流せて無かったのかな?と思ったくらいヌルヌルする。そして超しっとり!湯上り後のしっとり感は、この湯は特別である。アトピーの方や乾燥肌の方には特にお薦めしたい。
初めて来た時、見た目地味なこの湯だけ入らなかったら、女将さんに「あら、あの湯が一番いいのに」と言われ、次回からは好んで入っている。別源泉のように感じるが同源泉。
貸し切り風呂は2か所あり、共にとても広い半露天風呂。岩風呂にザバザバと源泉が投入されており、勿体無いくらいだ。アルカリ性単純泉だが微かに硫黄の香りがするのも良い。
特に時間制限も無く、札を入浴中にして好きなだけ入れる。
駒の湯は源泉の冷泉浴槽の横に、全て加温槽が付いており、セルフで加温された温泉を入れ温まりの湯として使う。交互浴としても使える。
今回は入っていないが混浴の内湯もある。
夜に行ったのが、外来者用の露天風呂(女性は内湯)で、ここは源泉が奮湯しており、ドバドバの湯が浴槽の周りまでも満たしている。さすが1分間に1820mlと言う物凄い湧出量だ。
館外にあり、外へ出ると星が綺麗だった。駒の湯での星空は期待していなかったが、標高は高くないが周りが暗いため、美しい星空が見られる。湯船に浸かりながら星空ばかり見上げていた。庭にも椅子とテーブルが設置されている。
山宿と言えば虫との闘いが待っているが、駒の湯の御主人は虫を天敵と思われているかの如く、徹底対策を講じて下さっているのが心強い。アブ対策として、8月中は宿がネットで包まれるがごとく、館内あちこちで白い虫よけネットが張り巡らされている。そして年中、至る所に防虫スプレーが設置されている。
アブの時期、川原の露天風呂へ行く際は、農作業の方がかぶっている様な、麦わら帽子にネットが付いた物をかぶり、湯に浸かる。これには成程~と感心した。
今夏は茶毒蛾に苦しめられ、8時間防虫スプレーも加わり、徹底清掃に努められていた。
御主人からそんなお話を伺いながらの夕食は、幾つものランプが吊り下げられた食堂で頂く。塗りの膳、塗りの食器に山の幸が盛られている。熱々の天ぷらと岩魚の塩焼きが運ばれて来る。和やかな夕げの時間だ。
お腹が満たされた後、ランプの灯りを一人ぼぉーっと眺めているのがしみじみとして、何故か私は好きなのだ。
温泉に満たされ、宿に満たされ、やっぱり夏はここに来なくちゃなあと思った。
アクセス例:JR小出駅より路線バス栃尾又温泉行で大湯温泉下車し送迎(午後2便のみ)あり。但し現在コロナウイルスで15時台のバスが運休しており、送迎は12時台の便のみとなっているので要注意。 *青春18切符で小出―大阪間(関東経由)1日(1枚)乗車で利用可能
【ランプの宿】大量掛け流し露天風呂
コロナ自粛解禁と同時に予約し訪問しました。
現在再開したばかりですがお客が来なくて困っているそうです。
市中から30分程で宿に到着します。
途中スマホの電波が無くなり、対向車とすれ違い不可の細い道もあります。
自粛明け6月の宿はガラガラで温泉は入り放題です。
温泉は7カ所あり、貸切湯、女湯、混浴です。
男湯ないんかいー!?
まあ貸切湯あるしガラガラなので良いんですけどね。
温泉は30〜33度くらいでかなりぬるめです。
日中はいいけど夕方から夜寒かったです。
掛け流しぬる湯の横にボイラーで温めた湯船がセットであります。
オーナーさん曰く、熱湯とぬる湯を交互で入ることによりポカポカしてくるとの事。
最初はほのかな温泉の香りがしましたが、数分浸かるうちにわからなくなります。
1時間ほど貸切で交互に入った所、確かにポカポカしてきました。
ぬる湯ですので長湯出来ます。
湯上りもずっと体がポカポカでした。
現在の最高記録は16時間温泉入った人が居るそうです。
一番印象に残ったのは河原沿いにある混浴風呂です。
これでもか!っていうくらい大量の湯が流れており独占で足を広げて広々と入れました。
廃湯の浅瀬部分には蝶々🦋が温泉を飲みに何度もやってきて綺麗でした。
泉質は昔化粧水として使われていたらしく肌がしっとりする保湿系の良い温泉でした。
部屋は一番安い部屋にしました。
TVは無く、狭いです。
前の廊下に漫画本が大量に置かれており大自然の中時間潰しができます。
夜は電気ランプ+アルコール?ランプのみで暗いです。
本を読むのに適していません。
温泉入ったり、早めの就寝が良いでしょう。
食事は地元の食材を利用した物が多く味付けも濃く無くとても美味しいです。
天ぷらが揚げたてでかなり美味しかったです。
ジビエの鹿ハムも出ましたがクセは無く食べやすかったです。
メインの牛肉の炙りユッケ。
お米は言うことなしの魚沼産コシヒカリ。
どの料理を食べても箸が止まりませんが、私は持ち込んだお酒を飲み過ぎて深酔いしてしまい食べ切れませんでした。
岩魚の塩焼きも焼きたてを持ってきて下さり、サービスで生椎茸のバター醤油焼きもいただきました。
越後名物「笹だんご」もデザートにあったのが嬉しかったですね。
朝食は豆乳+豆腐の鍋が美味しいです。
最後にポン酢を鍋に入れると豆乳が固まり、プチ豆腐になります。
納豆も賞を取った地元の物でこちらもご飯によく合い美味しかったですね。
生まれて初めて「カジカ」を食べれたので感動です。
またたびの実のお漬物など珍しい物も食し大満足でした。
朝食後にはロビーで無料のコーヒーが飲めます。
会計時には昔育てていた真珠をどうぞと言われ妻が好きな色の真珠を3つお土産に頂きました。
宿の横にある池?に鯉と小鯉?が大量に飼育されており人が近づくと寄ってきます。
ぼーっと眺めていたらオーナーさんがやってきて餌やりしますか?
と言われ餌をいただきました。
細かい餌を投げ入れると我先にと鯉が寄ってきて面白かったです。
また再訪したいと思える温泉ですが時期によっては寒いでしょう。
6月でも熱湯から源泉に入った時は水風呂かと思うほど冷たく感じます。
慣れたら大丈夫なんですが。
駒の湯山荘の気なる点は
1 食堂にティッシュが無く、口を拭いたり鼻をかみたい場合ロビーまで戻る必要があった。言えば持ってきて下さったと思うけど最初から置いてあると良かった。
2 飲水や洗面所の場所が部屋から遠い。階段を降りてからも歩く。
温泉場や廊下にセルフで飲めるように場を設けても良い気がしました。脱水症状を防ぐ為に他の温泉ではよく見かけますし。
持ち込みOkなので部屋飲みは可能ですが冷蔵庫はありません。
3 河原沿いの混浴露天風呂の温泉口がむき出しのホースなので雰囲気を考えるといずれは改善したほうが良いと思った。脱衣所もスノコを踏むと大きく傾くので最初はびっくりした。
4 ランプの宿ということもあり早朝温泉に行くと特に熱湯の方に羽虫さんがうじゃうじゃ浮いているが虫取り網が見当たらなかった為桶ですくって何度も捨てた。
露天と半露天は虫嫌いさんにはキツイ光景かもしれません。
全体の総括としてとても良い温泉、食事、サービスであったと思います。
再訪したいですね。
3回目は、いついこうかな?
新潟県糸魚川へ大阪から3年半前に転居してきて以来、信越・北陸地方の温泉を数十訪れました。その中で一番気に入ったのが、駒の湯山荘です。
2018年6月24日に訪れた時のメモをそのまま記します。
木々の緑
川のほとり
空と雲
月と星
静けさ
人が少ない
小さな家族風呂がふたつ
女風呂がふたつ
混浴が三つ
その内三つが露天風呂
暑い湯とぬるい湯のふたつの湯船
魚沼産こしひかり
うす味の味噌汁
たっぶり量のあるもずく
湯豆腐のだしつゆ
白菜の漬物
大粒の納豆
自由に想像してみてください。
コスパ最高 山奥の極上温泉
言うことなしに極上の秘湯宿。
こんこんと湧き注がれるぬる湯の温泉は、もうこれでもか!という具合に新鮮な湯を絶えず堪能させてくれ、その低温故(34度?)何時間でも浸かっていられる。肌につく細かな泡(宿のご主人もこの泡が何なのか不明だそう)が全身にまとわりつき、湯を出た時には肌が喜んでしっとりしている(化粧水代わりとしても使えるのだそう)。混浴入浴時には女性には厚い湯あみ用のタオルが用意され、それがまた真っ赤で可愛らしい。貸し切り温泉も2つ程あり、もう何も言うことはない。
そして、食事が極上。揚げたての天ぷら、100%魚沼産コシヒカリ、牛のたたき、もうこの値段(11000円)で感動しかない。本当に良いものは少量で体が満足する。あっという間に体が満たされたが、それでも有り余るほどの量があり、すべて手が込んでいた。
部屋からは絶えず川の流れる音が聞こえ、心底リラックスしたのか、朝までぐっすり眠ってしまった。他にも宿泊客は多数いたが、音などは一切気にならなかった。
あまりに気に入りすぎて3週間後にリピートをした。
電波も電気もないが、それを楽しめる温泉好き、素朴な食事好きにはこれ以上の宿はないとさえ思ってしまう。
越後 駒の湯山荘
◆ぬる湯・ぬるま湯・なまぬる湯という選択肢を取得すると、
真夏の温泉行が俄然魅力的に感じるようになる。ホントだよ。
これまでは、地元福島の微温湯二階堂旅館と磐梯熱海 湯元元湯、
それと宮城栗駒 駒の湯温泉の3か所でぬる湯については十分満足していたのだが、
諸々の先人たちの温泉紀行を読ませていただいていると、
ほかのぬる湯への入浴願望がだんだんと高まっていき、
今年はとうとう行かざるを得ないところまで追いつめられてしまった
というわけなのだ。
それで、今年の7月に、まず最初に訪問したのが新潟越後の駒の湯山荘だ。
◆ここは、電気も電話も携帯電波もWi-Fiも通じない。
電気は自家発電だし、電話は衛星電話だし、
宿のHPやブログの更新は宿の主人が買い物等で市街地に出た時にやっているのだそうだ。
どれほど山奥なのか と、この話を聞いた人は誰でも思うことだろう。
でもね、これって、
俗世間からの隔離という非日常空間を来客に実感してもらうための、
桜井オーナーの演出のような気がするのだよ。
駒の湯山荘って、
市街地の大湯温泉やそのすこし先の栃尾又温泉から
そんなに山のあなたの奥の奥へと入り込むわけではない。
福島の微温湯二階堂旅館や土湯峠温泉郷の諸宿に比べたら、
里の入口に位置していると言えるだろう。
今の御時世に、あえて電気水道を通さないというポリシーを貫いているのだな。
すげーなすごいです だね。
この不自由な環境を維持するのは大変だろうと思う。
公共インフラ整備があえてなされていない地域というのは、
『橋のない川』のファクトを連想してしまうが、
ここにはそれはないように思われる。
◆ふもとの中華料理店で野菜ワンタンメンの塩味・バター入りを完食して、
宿に着いたのが11時半。女将さんらしき人に「掃除のあいだ、そこに入っててね」
と、玄関向かいの、中が透けて見える壁に覆われた露天入浴の指示を受ける。
日帰りの客が唯一利用可能な円形の噴水風呂に2時間浸かる。
ここの水量も大したものだ。大量の温泉水がもこもこモコと湧き上がる。
昔々、仮面の忍者赤影で、池や沼から異生物が現れる際の前触れの、
上向き水流のようなものだ。
◆その後、食堂の上に位置する2階の部屋にチェックインして、
すぐに川沿いの名物露天に足取り軽く出向く。
ううむ、聞きしに勝るすばらしさだ。
大量に噴き出し流れ出る、やわらかい硫黄臭がほのかに香る31.6℃のお湯は、
とろとろの浴感がまことにすばらしい。
小魚の目玉のようなクッキリとしたアワアワが体表面に張り付いてくる。
正面から出る強い水流を身体で受ける。揺らぎよろめきそうな感じが、
これまた気持ち良い。加温源泉の浴槽を42℃に調整して、
冷浴槽との交互浴を楽しむ。10何回目かの交互浴のとき、
クラクラと視界が斜めに揺れた。
時計を見ると、夕食時間の15分前、17:45であった。
その日は小雨模様で、期待していた気温36℃湿度88%とは程遠かった。
天気がよければ、備え付けの麦わら帽子をかぶり、午後の日差しが続く限り、
「恒川光太郎」の「金色機械」なんかの読書を
この河岸露天でゆったりと堪能したいものだ。
◆夕食後、桜井オーナーとの楽しい語らいがあると聞いていたのだが、
早朝からの長距離運転と、いくらぬる湯でも、
8時間近くお湯遊びに興じた後の疲労感は耐え難く、
9時前には掛布団の上で失神してしまっていた。そのおかげで、
翌朝4時から、また河岸露天で7時まで冷温浴を楽しむことができた。
◆結局、入り口前の円形噴水型と河岸露天の2つにだけ今回は入った。
浴場棟の風呂の数々は、次回のお楽しみということになる。
桜井オーナーにはどうしても聞いておきたいこともあるので、
残暑の9月に再訪したいと思っている。
帰り際、持参した空の2ℓペット12本に、源泉を汲んだ。
飲泉の習慣を身につけたいと思っている。
了
温泉、料理、大将全て極上の宿です
日本中の温泉に入りましたが、ここが断トツナンバー1です。毎年数回訪問しています。温泉は化粧水にも使われていて、全身生まれ変わったような赤ちゃんの肌になります。料理は私にとって、死ぬ前に最後に食べたい究極のものです。特に新米の解禁日、魚沼産の本物の新米が、こちらの湧き水と温泉水で炊きまして、涙が止まらない絶品です。そして大将ですが、謙虚で優しく、誰にでも平等にもてなして頂ける、理想的な方です。是非一度極上の宿を味わってみてください。