地獄で入るワイルドさ抜群!の白いにごり湯露天風呂
- 公開日
- 2015/06/17
- 最終更新日
- 2019/12/25
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管理人総合評価
3.4
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ユーザーの評価(2件)
3.4
八幡平最古の湯として長い歴史を持つ蒸の湯温泉 ふけの湯
この八幡平温泉郷は温泉郷として極上中の極上、全ての温泉がほぼ掛け流しであり質の良い湯の集まりである。
標高1100メートルに位置しいたる所から湯煙がたつ。
蒸の湯という名前の由来は「地熱を利用した蒸かしの湯として湯治で賑わったことから蒸の湯という名がついた」という事だ。
冬季閉鎖があるふけの湯だが、今回GWに訪れたがメインの温泉にぬるくて入れないという最悪な状態だった為、訪問するならぜひ暖かい季節をお勧めする。
夜19:30に到着。
GWだというのに雪があり、驚くほど寒い。
御所掛を過ぎたあたりから雪の量は急に多くなり、ふけの湯周辺では3mを超えていた。
中へ入ると外観から想像できる木造の雰囲気そのままで、好きな雰囲気ではあるのだが、ヒンヤリとしとにかく寒い。
即温泉へ向かいたくなる。
1泊2食付 1人14,700円 GW宿泊 8畳 トイレ付
到着して部屋に通された時、到着した時間が遅かったこともあり既に布団が敷いてあった。
しかし、、、ネットで見ていた部屋とずいぶん違い少々がっかりではあるが、そんな事より寒さが半端なくて部屋の中で白い息が出る始末。
暖房はマックスでついてはいるわけだが最初から最後まで白い息で過ごすことに、、、
この時期の宿泊は別館はもしかして暖かいのかもしれないけど本館はお勧めできません!寒くて全然眠れなかった。。。
雪の中、星空を眺めながらゆったりと 身体がよくあたたまる硫黄の湯
本館にある内風呂と露天風呂はとても気に入った。湯量は多くやさしい硫黄といった感じでうすーい硫黄味に硫黄臭。
白というより灰色にごり。
浴感もまろやかで刺激はない。温度は41~42度でちょうどいい。あがってからもしばらく汗がひかないほどよく温まる湯だった。
露天風呂からの星空が美しく、山の温泉へ来たな~と実感。何度も何度も入りに行ってしまった。
食事はかなりたくさんの種類が並んだ。
特においしいもので言えば、豚のしゃぶしゃぶはおいしく、その他山菜ごはんと天ぷらがなかなかよかった。
印象に残るというほどではないが十分な内容かと思う。
とにかく部屋が寒いため、玄関前に唯一ある大きなストーブにあたりほとんどの時間を過ごした。
他の部屋の方も数人来ていたのでやはり寒いのだろう。
朝、メインの外にある露天風呂へ
宿の方にぬるくて入れないよと言われていたけど、この温泉に入るために来たというのに、、、と納得がいかず、見るだけでもと露天風呂へ向かう。
ゴツゴツとした岩場から噴き出す蒸気 地獄の中のワイルドな温泉
非常に残念なことに今回宿泊した時、到着と共に伝えられたのが、「露天風呂はぬるくて入れません」という事。
この露天風呂の為に来たというのにそれはないよ、、、とだいぶガッカリ。
10年ほど前に一度入ってはいるが、改めて入ってみたらどんな感じかが知りたかった。。。
湯を触ってみるとぬるい。30度ぐらいだろうか。この寒さの中で入ったら風邪をひきそうだ。
これは入れない、と写真のみ撮っていると、私達と同じような思いのご夫婦が来た。
湯を触って 「これはぬるいな~~」と騒いでいる。 しかしせっかく来たから入らずに帰れるか!っと旦那さんが気合で入浴!
いやいやあっぱれ。 冷たい~~寒い~~~と言いながらすぐにあがってはいたけどすごい!
ただ味はそんなについてはいないので見かけがまっ黒で面白いという程度。
しかし、寒い地域は特に、朝食や夕食であたたかいメニューが出るかどうかというのは満足度が大きく変わる。
その点では朝食も夕食も温かくておいしかった。
【蒸の湯温泉 ふけの湯の良いところ】
鄙びた建物の風情が好き。
木造の校舎のような外観ギシギシと音がなるような廊下の雰囲気はたまらないかも。
なんといってもすばらしいのは温泉。本館の内湯も露天もすばらしいケド、やはり外にある露天風呂が野趣あふれるもので感激もの。
今回は入れなかったが、以前来た時はずいぶん感動したのを覚えている。
【蒸の湯温泉 ふけの湯の良くなかったところ】
とにかくとにかく!部屋が寒くて居心地が悪いこと!
部屋でコート来てふとんかぶって寝ても寒くて起きてしまうほど寒い!
結局部屋ではほぼ過ごさず、玄関前のストーブ前にいた。
さらに最悪だったのはメインの露天風呂へ入れなかった事!
この露天風呂のために来ているわけだから、せめて少しサービスしてくれるとか、割引してくれるとか、何かあってもいいのでは?と思ってしまった。
もしくは事前に教えてくれるとか、、、、。
この時期以外、あたたかい時に訪問しよう!
野天風呂はぬるい
2019.10月、日帰り入浴。今年の紅葉は遅いが、それでもさすがに八幡平の紅葉は美しかった。緑の中に赤や黄が映え、その中に佇む様にふけの湯がある。山の中の1軒家ではあるが、この時期ひっそりと言う事は無く、外来客がとても多い。
駐車場右手に噴煙を上げている地獄が見え、その中に野天風呂が在り、気持ちはそちらに向かうが、まず宿の受付で入浴料600円を支払う。食堂や無料休憩室も用意されている。
館内にも内湯と併設する露天風呂が在り、露天風呂からは遠く混浴野天風呂が見えていた。
館内の湯は41℃位か適温に調整されており、ここの温泉が一番気持ち良く、当然人も多かった。
単純酸性泉で、湯の色は灰色。温泉と言うより泥湯の様で、湯船によっては底に泥も溜まっている。
源泉86~89℃「使用位置露天41℃、内湯42℃」と書かれているが、湯温管理ができていないようだ。天候により変わると言うのは解るが、特に外の女性野天風呂や混浴風呂の多くはぬる過ぎる。37℃~一番熱い湯船でも40℃あるか無いか位の湯温に感じた。
ふけの湯メインのダイナミックだった混浴野天風呂はリフォームされており、樽風呂4つ、木風呂2つ、浅い岩風呂の小さな湯船に分けられてしまっていた。
大きい1つの湯船では、湯温管理が難しかったのだろうと思うが、小さくなってもぬるい。源泉温度が高いのだから、もう少し高めでコントロールできないものかと思ってしまう。
野天風呂が有る広い敷地には、モクモクと地獄の様に噴煙が上がり雄大ではあるが、温泉の前が登山道でもあり、登山客がゾロゾロと眺めて行ったりで落ち着かない。
離れてはいるが、館内の露天風呂から丸見えであった事も思うと、余り好感が持てない混浴露天であった。
アクセス例:JR田沢湖駅より路線バス八幡平頂上行でふけの湯下車。
蒸気の漂う露天風呂
宿泊施設内に内湯と露天風呂がありますが、繋がっていないので一旦服を着て移動します。
また、玄関から少し離れた蒸気が吹き出ている場所があり、その周辺に男女別の露天風呂があります。
行った時はGW中でしたがお客さんも少なくのんびり入浴できました。
野趣味な雰囲気です。