白樺の森の中にある小さなお宿、薄っすら青い湯が美しい
- 所在地
- 長野県松本市安曇4085-24
- 最安値
- 1泊2食付9,000円~
- クチコミ いやぁ気持ちいい~と浸かった途端感激する。乗鞍高原温泉の源泉は文字通り乗鞍岳の中腹から湧いており、それを何キロも引湯して来ている。温泉郷にはかなりの数のお宿が在り皆その源泉を用いており、総湯量は不明。ph3.0台の酸性泉である。
この温泉に浸かり、改めて酸性泉の気持ち良さを感じた。しかもphが2、台の強酸性ではないためか?引湯距離が長くマイルドなためか?目に温泉が入っても痛くない。
源泉温度も48~49℃在るのだが、湯船に於いては42~43℃となり加水・加温なしの源泉かけ流し温泉となる優れものの素敵な温泉である。
そして色が綺麗。トパーズブルーの様な半透明の非常に綺麗な湯色が、温泉の美しさを強調し、更に硫黄の香りを伴っており白い湯華が浴槽に付着し、個人的には最高に好みの温泉の部類である。
浴室は男女別内湯と貸切風呂が2つで、貸切風呂は少し離れたそれぞれの湯小屋に岩風呂と檜風呂があり、受付の予約表に氏名を記入するが、空いていれば24時間いつでも利用できる。
岩風呂が一番ぬるめというか42℃適温の気持ち良さを味わえ、ゆっくり浸かれたため気に入って何回も入った。
貸切の檜風呂共に、自然の緑や紅葉も眺められ雰囲気も良い。
ただ、貸切風呂へ行く廊下が自動点灯で暗く行き辛かったり、内湯含めバスマットはせめて新しい物に交換しておいて欲しい等の難点があったけれど。
内湯の浴室はロッジ風の木造りで広めなのだが、比して浴槽の造りが木箱の様に薄く貧弱で、暑くても湯縁に腰をかけて休まれず、縁だけでも丸太を用いる等して幅広くして頂ければ、もう少し浴槽自体の薄っぺらさが緩和され、温泉宿としての格も上がるるのではと余計な事を考えてしまった。湯舟が深めで湯温がやや熱めだったためでもあると思う。
湯面には細かい湯華が膜の様に広がり、浴感はツルツルの温泉である。
ガラス戸を開けていると、貸切風呂利用の方が通り過ぎて行く通路になっているので、注意が要る。
部屋は広くウォシュレット、洗面台付き。2名利用を想定しての部屋だが、電話でなら1名予約可能。料理も良いが、部屋共にコスパを考えるとう~ん・・となる。
旅館の前は広い駐車場で、夜は満点の星空や天野川を臨められ、やはり乗鞍の星空は綺麗であった。
アクセス例:松本電気鉄道新島々駅より路線バス乗鞍高原行きで、楢の木坂下車直ぐ前。
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