有福温泉で貴重な自家源泉のお宿
- 公開日
- 2019/01/29
- 最終更新日
- 2019/09/07
- 投稿者
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-
管理人総合評価
3.2
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有福温泉には3つの外湯があり、レトロな街並みとやわらかい美人の湯が人気です。
修行僧が発見したと言われる有福温泉は1350年もの歴史があり、とても小さな温泉街です。
外湯は3か所あり、何れも歩いて約3~4分で3つの外湯へ行けます。
今回は有福温泉で自家源泉を持っている「よしだや」に宿泊を決めました。
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入口
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畳敷きのロビー
1泊2食付 たぶん10,000円ぐらい(失念!)6畳洗面付 トイレなし
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※公式ページよりお借りしました
部屋はなんてことのない6畳の部屋です。掃除は行き届いていて綺麗に保たれていました。
安い部屋だったのでなかったのだと思いますが、広縁でもあればもっと居心地はよかったんじゃないかな。
公式ページの写真を見ると、他の部屋はもう少し凝っていたり、広縁があったりするので金額次第で居心地のよさを得られる感じだと思います。
たしか私達は長旅で予算があまりなかったので安い部屋を希望したような気がします。(うろ覚え)
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部屋にある洗面
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窓からの景色
トイレはなく、洗面のみ部屋にあります。
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テレビ
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ゆかた タオル 小タオル
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冷蔵庫
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灰皿 お茶菓子
新鮮な魚が目玉の夕食
食事はどれもおいしく、満足な内容でした。
特に刺身や焼き魚がおいしかったと思います。(ずいぶん前なので細かいところは忘れてしまいましたが・・・)
食事は部屋食です。1人旅の方などは気兼ねしないですむのでいいのではないでしょうか。
いつまでも入っていたくなる「なんか好き」な柔らか湯
源泉投入量は少ないですが、ぬるめでやわらか~いこのお湯、なんか気持ちいいんです。
味気のない浴室ではありましたが、目をつぶってゆっくり長湯しました。
人があまり入っていない事もあり鮮度も悪くなく、お湯に飽きずいつまでも入っていたくなります。
お湯の特徴はほぼなく、味も匂いもなかったと思います。
源泉は自家源泉で外湯とは別の源泉となります。
外湯との違いでいえばこちらの湯が一番やわらかさを感じました。
朝食 おかず5品+ご飯+味噌汁+漬物
朝ごはんも素朴ながらに箸が進みました。朝も部屋食です。
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ロビーにはコーヒーが用意してある
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山もりのお菓子
食後は畳敷きのロビーにコーヒーが用意されていました。
こんなサービスも嬉しいですね。 コーヒーを部屋へ持って帰らせていただき、部屋でゆっくりコーヒータイムを楽しみました。
写真の山もりのお菓子・・・なんだったかなぁ??
有福温泉は坂が多く、山の斜面に連なって建物がひしめき合うような感じで建っています。
そのためか、どこか独特な雰囲気の温泉街です。
外湯は不思議と洋風な建物が多くモダンレトロと言ったらいいでしょうか。そんなところも魅かれます。
小さな温泉街に小さなお宿、ゆったり湯治をするのにピッタリだと思います。
旅館は小奇麗にされているが・・
山陰の海を垣間見乍ら列車は江津駅に着いた。石見神楽が描かれた黄色いローカル列車を降りると、ここからは有福温泉行きのバスに乗り換えるのだが、1時間半待ちだ。
何故こんなにも田舎の駅ではJRとバスの連携が全く無いのだろうか?
釧路など1日3本程の列車と2本程のバスが連絡しておらず、列車とバスの到着・発車時刻が同じで、問い合わすと「間に合いませんね」で終わった。
那須塩原のゆーばすとJRバスも全く連携しておらず、車なら近距離の日光湯元温泉や奥鬼怒温泉と那須塩原温泉がJRとゆーバスとJRバスとで結ばれていない為、ほんの2分程の発着時刻の違いで乗り継げないってどういう事かと思う。全くバスを利用する客の事を考えてくれてないんだなあとつくづく思う。
もっと地域の観光科が公共機関を利用できるアクセスを考えてくれないと、車でしか行かれ無いではないか。この高齢化社会に・・。
群馬だけは「列車の到着をバスが待って発車するから間に合うようになってます」と答えて貰ってホッとしたっけ。そうだよねえ。1日数本の列車にバスが合わせてないなんてあり得ないわ。「別会社ですから」なんて返答は無くしてもっと連携して利用しやすくして欲しい。
という今までの愚痴が出てしまったが、まだ路線バスやコミュニティバスがあるだけ良し。送迎は大感謝。田舎のタクシーは5分走るだけでも何千円もかかるから~。
で、有福温泉バス停を降りると、前方の山の斜面の高い部分に、古い家屋がくっつき合っている様に建ち並んでいるのが見える。どの温泉宿も、まず坂道や石段を登って行かなければ辿り着けない。
そして宿の中は更に階段が待っている。男性浴室は玄関口より1階降り、女性浴室は更にもう一階下る。階段が苦手な方には有福温泉はお勧めできないなこれでは。
女将さんが「源泉は45℃あるのですが、ぬるくなるのでビニールの蓋をしてますので」と言われたように、セルフでアルミシートを外して入らなければならない(冬季間だけかと思う)
自家源泉PH9.1との表示ではあるが、湯にはそれ程のヌルツキは無い。ただ浴槽の淵だけがヌルツキが有り少し滑る。投入口は僅かに析出物で白くなっていたが、源泉投入量が少なく、無味無臭の弱アルカリ単純泉の様だった。
内湯のみで、日帰り入浴料800円はお高く思う。宿泊も考えたが、この温泉でこの値段と言う位高いので見合せている。
館内は小奇麗にされており、玄関口の休憩所にはコタツとテーブル・チェアが用意されていたが、日帰り客が使用しても良いのかどうか?気が引ける感じなので辞めておいた。
以前も女将さんが、日帰り入浴でも接客に積極的で、今回もそれは変わらずであった。
温泉街自体は共同湯3ヵ所ある湯治場と言う雰囲気だが、この宿は湯治宿では無く旅館である。
アクセス例:JR江津駅もしくは浜田駅より有福温泉行きバスで、下車後徒歩7分程。
駐車場も宿から離れているので、石段を2回登らなければ到着しない。