フワッと硫黄が香る足元湧出のドバドバ極上共同湯
- 公開日
- 2018/10/24
- 最終更新日
- 2019/09/10
- 投稿者
- しおり
-
管理人総合評価
4.6
-
ユーザーの評価(4件)
4.4
※現在、2018年10月の台風により閉鎖中だそうです。
10年ほど前に訪れた事のある木賊温泉 岩風呂
その頃は安く入れるという事だけで訪れ湯の良さもわからなかったけど、今回は木賊温泉のすばらしさを肌で実感した。
木賊温泉で最も有名な岩風呂は地元の方や温泉好きのファンが多く、何度も水没している温泉だがその度に寄付によって建て直されている。
いつまでもこのままでいてほしい温泉だと思う。
木賊温泉の景色は昔のまま変わっておらずなんとなく安心。
岩風呂へ下りる階段横にある駐車場へ車を停めいざ岩風呂へ!
細く川へ向かって伸びる道と温泉街は昔懐かしいような郷愁を感じる
湯小屋の中はほぼ何も変わらずレトロで独特の空気が今も守られている。
以前来た時は夜だったせいもありわからなかったけど、ずいぶんロケーションが良かったんだなと思った。
ずら~っと並ぶ寄付をした人たちの名前と寸志の箱。
川の音しか聞こえずとっても静か
一つ変わった事と言えば、水没して建て直す時に加えたであろう女性用脱衣所
以前は脱衣所はなく温泉横の脱衣場所のみでとても入りにくかった。
入口には女性へ湯着の貸出をしますよという張り紙が貼ってある。
こういった女性にやさしい対応で人気がさらにあがるんだな~。
すばらしい!
ただ、何処で借りれるのかがわかりにくかったのでその点だけ書いてほしいかも
勢いよくあふれ出る足元湧出の極上湯 フワッと硫黄が香る温泉
お湯は地下水のような青みがかった色でとても美しい。まず、足元から湧いている奥の湯船へ入ってみる。
温度は43度ぐらい、少し熱めで爽快だ。新鮮なお湯が足元からコンコンと湧いており、湯船からのあふれ出しを見ると毎分30L位は湧いていると思われるほどの量があふれだしている。
新鮮さの象徴のように時おり湯船の底から泡があがってくる。
少し飲んでみるとフワッと硫黄の味と香りがする。
なんたる贅沢!
しばらく時間を忘れて夢中で入ってしまった。
そろそろ出ようかと思っていた時、年配のご夫婦が入って来た。どうやらたまたまここへ着いたようだった。
つい興奮してこの温泉の価値を語ると、そんなにいいところなのか、といった感じで温泉で楽しんでいるようで少しよかった。
よくここら辺を通りがかる事もあるし、今後通ってしまいそうな気がする。
2020年7月の岩風呂の状況
岩風呂自体は、健在でしたが、脱衣所スペースなどは、崩壊していました。入浴自体は、可能です。
木賊温泉 岩の湯
温泉好きを自認する10人中9人までもが、すばらしい・気に入った・また行きたいと
絶賛する風呂は、やはりスゴイのだなぁという想いを再確認することができた。
白濁しない硫黄臭を放つ碧の湯、
加水なして絶妙温度を保つ足元湧出温泉、
地元の人が次の世代に継承する努力を惜しまない地域資源、
湯あたりの限界を超えても入っていたいと思わせる鮮度の良い浴感、
ううむ、なるほど、たいしたものだ。
漫画家つげ義春の作品に、ここが描かれている。
顔の四角い友人が湯屋の敷地の中から川の水を汲んで頭からかぶるシーンが出てくるが、
それは昭和40年代の話。現在は河岸とは距離がある木賊の岩風呂だ。
岩の湯の手前の、集落入口の川沿いにも、別の共同浴場の看板と建屋が見えていた。
今回はもうフラフラになるまで岩の湯を堪能したので入湯は果たせなかった。
錦秋の頃に再訪する予定なので、その時の課題とすることにしよう。
了
硫黄の香りに包まれポコポコ湧く宝の湯
2019年5月入浴。もう何度目になるだろう。行きたい思いが高じて、何とか大阪からの路線を掴んだ。最終的には尾瀬高原口駅より、路線バスで舘岩観光案内所まで、更にそこから日に1本の地域乗合タクシーに繋ぎ、木賊上で降りようやく到着。日本の臍のような部分にある会津尾瀬地方は、関東方面からでもなかなかアクセスが容易でない。
私はこの温泉にゆっくり入りたいため、この露天風呂を外湯に持つ、すぐ近くの井筒屋さんに泊まる。湯浴み着を貸して貰え、入浴料は勿論無料だ。というかそんな事より、井筒屋旅館は私の中で3本の指に入る宿で、料理と接客には定評がある、大好きな宿である。宿泊をお考えの方には是非お勧めするが、御夫婦で全てを運営されているため、1日2組の宿泊しか受け付けていないので、予約はお早めに。
木賊温泉共同露天風呂は、通称岩風呂と呼ばれており、中に入ると「集落の大きな誇りです・・・」という言葉が書かれた看板が、私の心に響いてくる。
本当にその通りだと思う。この温泉は私にも宝のような温泉に見える。 鹿児島の湯川内温泉かじか荘の湯と酷似しているのだが、あちらは宿の温泉であり内湯である。
この岩風呂が素晴らしいのは共同湯である事。そして露天風呂である事。足元湧出泉は他にもあるとしても、共同湯として地元管理されており、露天風呂であるというのは、私は他には知らない。更に源泉温度がほとんど適温であり、年中浸かれるというのも素晴らしい。
何度水害で湯小屋が流されても、全国のファンの寄付もあり、その度に造り替えられている木枠の様な湯小屋。流されるのを前提として造られており、柱には寄付された方達の名前が書かれている。
微かな硫黄の香りがする。ポコポコふつふつと水泡が舞い上がる。大きさもリズムも違うその水泡は、光を受けきらきらと輝き舞い踊る。硫黄成分で翠を帯びた湯が美しい。
湯上りには川風が心地良く、新緑が美しく、四季折々の自然と共にある優しい温泉である。
早朝5時に行ってみるが、すでに入浴客がいるといった人気ぶりなので、女性は湯浴み着必須かな。井筒屋旅館で200円で借りられます。更衣室の電燈は、右奥天井近くに電源があります。
冬も階段の除雪作業を地元の方々でして下さってるそうですが、積雪の状態によっては岩風呂まで行けない事もあるそうです。冬はビニールで囲われますが、湯温は適温で比較的人が少ないので静かにゆっくり入れると思います。
夏はどうしても熱めなので、川に入ったりし、交互浴を楽しまれる方もおられるそうですよ。 秋は湯の花温泉の渓谷から、木賊温泉辺り紅葉が綺麗なので、特に人気のようですね。 2019年10月台風19号の災害により、またまた湯小屋がさらわれてしまったようです。今回は特に被害も大きく、隣の井筒屋旅館さんも川と同じ高さにある男性内湯と、更にお宿の石垣まで破壊され、避難される状況になられたそうで心が痛みます。 木賊温泉を愛する私達を、いつかきっとまた迎えて頂けますように、復活・再建を願ってやみません。
アクセス例:会津高原尾瀬口駅より路線バス沼山峠行きで館山観光案内所下車。土日は乗合タクシー運休のためタクシー利用。(バス停木賊温泉口からは徒歩数時間かかります)
以外に、会津田島駅もしくは会津高原尾瀬口駅より南山観光タクシー(0120915221要予約)1人2500円。
ファンと地元が支える秘湯
こういう温泉は深夜など時間を気にせず来れるのがまたいい。
そう、木賊温泉は24時間の温泉。24時間の温泉というと総じて野湯のようなものが多いがここは地元の方達が綺麗に整備してくださっているので綺麗。まあ綺麗と言っても野湯の綺麗ですが。
一応女性脱衣所などもあり、ありがたい限りです。
但し、それなりに電灯や看板などもさりげないものであるため、真冬の深夜になど行ったら道がわからず危険だと思います。道路の端に駐車場があるので止め、そこからは狭い道を下っていきます。急なところもあるので気をつけてください。私は真冬に行き、ところどころ踏み固めた雪がツルツルになっているところで足を滑らせました。
この時は真夜中の訪問で、もちろん貸切。最高だったのですが、昼間は昼間で川沿いにあるので綺麗だろうなあと思いました。
ここはかなりの山奥なのですが、バイク乗りの人たちが寄るらしく、温泉好きもまた集まるので昼間は人がいそうですね。時期によるとも思いますが。
バスタオルは禁止ですが、湯浴み着のレンタルが駐車場近くの商店?にあるようです。