「日本最後の秘境」知床の日本屈指のダイナミックな野湯
- 公開日
- 2018/12/05
- 最終更新日
- 2019/09/09
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管理人総合評価
4
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ユーザーの評価(2件)
3.3
★★★現在は立ち入りが制限され、1の滝までしか行けないそうです。2014/10/20★★★
秘湯中の秘湯と言われたカムイワッカ湯の滝は、今となっては超有名な観光地。
人が押し寄せなければ場所的に半端ではない秘湯だったでしょう。
シーズン中は特に家族連れが多く、子供がはしゃぎ泳ぎまわっている。
下の方でパシャパシャ遊ばせるのはいいが上の方は危険なので子供を連れていくにはどうかと思う。
大怪我や亡くなった人もいるという。
慎重に歩いてダイナミックな湯滝を堪能しよう。
8月は一般車は乗り入れ禁止となり、バスで行かなければならない。バスへ乗るには3箇所、「知床自然センター」「臨時駐車場」「ウトロ温泉ターミナル」があるが、このシーズンは混みあうので知床自然センターから乗らないと定員オーバーで乗れない事がある。一般車は知床五湖まで入る事ができるが知床五湖からバスへは乗車できない。
カムイワッカへ到着すると入り口へわらじ業者がいる。
違法業者へご注意を!とバスの中で紙が配られるが正直わらじは必須だ。水中用の靴などを持参する人が多いが、実際一番楽に登って行くのは全て「わらじ」。昔の知恵がいっぱいのわらじはバカにしたものではない。
歩く時は水の中を歩く。
水以外のところはかえってヌルヌルして危ない。ぬれないようになどと浅はかな気持ちは忘れ、せめてズボンはショートパンツ、またはまくってジャバジャバ水を歩こう。
荷物はリュックかウエストポーチがいいでしょう。
一つ目の大きな滝への途中、このような少し大きめの滝がいくつかある。
ここを這い登るのも結構大変。写真の私は何処から登ろうか思案中・・・。
ここの滝は特にすれ違うのが大変な滝で、このときは朝一でガラガラだが帰りのお昼頃は順番待ち。
上がる場所も下がる場所も同じ右側の水が少ない部分。
ここで私は上がってきた人とすれ違う時に水をかけられ全身ずぶぬれ・・・^^;
苦労して登った後のご褒美!豪快すぎるかけ流し
【第一の滝】
この写真の滝つぼは第一到達点。カムイワッカへ来たらまず誰もがここまでは来る。この滝の周りでそれぞれお弁当を食べたり、泳いだりとゆっくりする人が多い。
P.Hは計測結果1.65と強酸性で顔をつけて泳いだ子供は「いた~い」と大泣き。目に入ると目が開けられなくなる。肌の弱い人は入っただけでも赤くかゆくなるでしょう。弱くない人も長湯は禁物。ただでさえここの滝はぬるめなので長湯してしまいそうになる。
第一到達点から滝の横を這い上がる人はごくわずか。高所恐怖症の人は下から眺めるだけで満足しておいた方よさそうだ。登るときはまだいいが問題は帰り。ほとんどの人が写真のように腰がひけて壁におしりをズリズリ据わりながら降りてくる。子供も間違えて登ってしまったのか、帰りは降りられなくなりしばらく上で下を見下ろし泣きじゃくっていた。連れて行った親は何を思ったのか・・・。しっかりしてほしいものだ。結局は親が再度登り、親の背中によりかかりながら長い時間をかけて降りてきた。
壁を登ると源泉地帯が広がる。
左側の崖の上部より源泉がいたるところから流れている。
源泉はさわってやけどをするほどの熱さはなかった。
また、第2到達点の滝までの間にも右のような小さな滝つぼもある。
上の川は下の川より緑が濃く、あまり誰もこの中を歩いていないせいか、物凄く綺麗な色をしていた。
この緑色はクロレラ。藻かと思っていたが違うらしい。
【最終の滝】
右は第2到達地点というか最終到達地点の滝。
下の滝より大きく、2段階の滝となって湯が流れ落ちる。
湯温は下より少し暖かく適温。
真ん中で腕を上げているのがわかるだろうか・・・。
そこに滝つぼがある。下の滝つぼより豪快!
この滝の横をまた這い上がるかどうかを思案し、何処からよじ登ろう・・・はたして登れるのか・・・と不安になっている時、滝の上へ人が立っているのが見え、目を疑った。まるで仙人が立っているかのように思えた。
知床を2日歩いてきたという登山の方で、その方へ聞くとこの上へはもうないとのこと。危なくこの恐ろしい滝を登るところだった。登山仙人に感謝!
帰りは昼頃となり、下の滝ツボへもどってみるとものすごい芋洗い。。入浴も隙間をぬって入るといった感じだった。
お盆シーズン行くなら辛くてもできるだけ朝一、7時~8時までのバスへ乗るのがお勧め。
でなければこのように満足に入浴できない状態となり、帰りもバスへ乗るのに何台も見送らなければならなくなる。
ちょっとレンジャー
ぼこぼこの一本道をひたすら走り着いた温泉、
もし流されたら目の前の海に真っ逆さま??と思いながら
入りにいった記憶があります笑
思い出
懐かしのカムイワッカ。
小生ココで怪我しました。
上りで川中を歩いてる時に、足が滑って、手をついたけど、その手も滑って顔から。
メガネのガラスレンズの縁で左眉の下を切りました。
麓にあった羅臼国民健康保険病院の腎臓専門のお医者に、眉の下を8針縫ってもらい、結婚して日が浅い嫁さんに「ゴメン、俺の顔変わるかも」と小生に電話せしめた湯です。
思い出深い。深すぎる。
コンチクショウな湯なので、この事件のとき一緒だった友人と翌年再訪してそれはそれは堪能してやりましたよ。
と言うくらいに滑ります。
絶対ワラジです。