日本一の酸性温泉の100%源泉を味わえる本家本元の温泉
- 公開日
- 2018/11/05
- 最終更新日
- 2019/09/09
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管理人総合評価
3.6
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ユーザーの評価(5件)
4.2
玉川温泉は日本で唯一の岩盤浴ができる温泉。
岩の上にゴザを引き、その上に横になり岩から出る放射能を身体に受けて岩盤浴を行う。
癌にも効くという事で医者に見離された方々が訪れる事でも知られている。
玉川温泉館内には、看護師常駐の玉川温泉研究会付属診療所が設置され、湯治相談も行っているらしい。
湯量はかなり多く、宿の裏にある源泉地帯からは毎分9000リットルもの温泉が湧出している。
一つの宿の湯量としては日本一だという話だ。
遊歩道を歩いていると横には大量の湯ノ花採取場が見える。
湯の花で蛍光の黄色に染まった採取場は綺麗だった。
【玉川温泉 大噴】 引用
この源泉は大噴と呼ばれ、温度98℃、PH1.2ほどの日本一の強酸性水が大量(毎分8,400リットルほど)に湧き出しています。この温泉水は塩酸を主成分としているのも大きな特徴です。また、下流の玉川は、大噴の強酸性の流入で酸性が強く「玉川毒水」と呼ばれています。
地獄内はいたるところから噴気があがり、いたる所へゴザを引いて岩盤浴をしている人がいる。
その噴気では持参した卵で温泉卵を作っている人もみられる。
迫力の噴気を眺めながら入れる地獄の強烈な湯
あまりにも開放的な露天風呂の為、あまり入浴している人がいなかった。観光客であろう外人さんは水着で入浴、その他足湯にしている人が多い。結局私は入らずじまいだったが温仙人はなんなく入浴。思っていたほどピリピリ感はなかったと言っていた。
引用
台湾の北投温泉で最初に発見された鉱物で、日本では玉川温泉が唯一の産地として知られています。北投石は、鉛を含む重晶石(硫酸バリウム)の一種でラジウムも含む為、放射能を有しています。学術上貴重なものとして特別天然記念物に指定され保護されています。
日本一の酸性泉‼︎
温泉はかなり成分が強い。何たって溶存物質が5,000を超えてる。肌が弱い人は気をつけたほうがいい。ただ、強酸の湯船と、弱酸の湯船があるので初めての方は弱酸からどうぞ。外は岩盤浴ができる。
真剣さが感じられる本物の温泉
2019.10月、日帰り入浴は9時~16時までだが、岩盤浴は特に受付は無いので無料で入れる。但し、ゴザは必需品である。ゴザのレンタルは無く、衛生上全て個人持ちだが、不要になったゴザをいくらか置いているので、それを勝手に使わせて頂いても構わないそうではある。
モクモクとした湯煙を上げているゴツゴツとした地獄の岩場の上に、自分の適温場所を探し寝転ぶ分けで、傘等の日除けも必要だ。
内湯と違い岩盤浴では、ラジウムが空気中に散乱してしまい、採り込む事はできない。だが、大自然の中での岩盤浴というものは、それなりの効果が期待できそうな気がする。
バスの中で、常連の癌患者さんが入浴方法を懇々と話されていた。
それは、医者や看護師が常駐しているがそれらの言う入浴方法に従っていては治らない。
我慢して長時間入り続ける事により、数日経過すると、身体の中の癌の有る部位から皮膚に発疹となって出て来る。更に入り続ける事により、皮膚が治りこれで癌が死に治る・・と言う様な独自治療法を断言され、確信を持って薦められていた。
その方は、末期癌との宣告を受けてから温泉治療で回復し、その後は定期的に湯治にやって来ているそうだ。温泉による免疫療法の様なものかなあと思いながら聞いていたら「オタクもですか?」と言われた。「イエ・・」バスの中は他にも癌治療目的で来ている方もおり、観光ですとは言えなかった。
しかし、この話を聞くとどうも内湯に入るのが気が引ける。岩盤浴しかしないと言う人の「病気の人ばかりだから・・」と言う理由を耳にし成程とも思った。私も岩盤浴だけにしようと思ったが、ゴザを持って来なかったので、仕方なく内湯に向かってみた。
館内は、新玉川温泉とほとんど同じ様な造りだった(と言うか新玉川が玉川を真似て造っている)高い天井、全館木造造りで予想以上に明るく、古さは感じず綺麗だった。
湯舟は9種類。源泉100%、50%のぬる湯とやや熱め:トロリとした良い湯だった。
ジャグジー:酸っぱい匂いが鼻を突き、しぶきが目に入り痛い。 打たせ湯:同じくしぶきが少々目に入る。
箱蒸し:身長154㎝の私では首吊り状態となった。 サウナ:足元~大腿が熱い。
寝湯:館内全体が熱いので余りゆっくりできない。 他に立ち湯がある。
昔、新玉川温泉へ初めて入った時は、皮膚がピリピリと痒くて、とてもじゃないけれどゆっくり入れないという印象を強く持ったものだったが、大部色々な温泉で鍛えられた様で、今回はそう言った事はなかった。本物の温泉だと実感させられる浴感は、さすがだと感じた。
駐車場の看板には「空気中の酸性濃度が高く、金属類に影響を及ぼす事も有りますので御了承下さい」と書かれており、風向きなどにより本当にそうなるそうだ。
宿泊客はバス利用の人が多く、バスが到着すると係員の方がサッと足台を置いて下さっていた。従業員の方達の、温泉に対する自信の様なものまで感じられる、真剣な温泉である。
アクセス例:IR田沢湖駅より路線バス八幡平方面で玉川温泉下車。
玉川温泉の強酸泉と風評について
玉川温泉
医者に見放された重疾患の病人にとって、
残された最後の治療法としてラジウム・ラドン・強酸性
といった成分の温泉での療養生活がある。
玉川温泉は、末期の悪性新生物疾患者が、
地熱オンドル浴や強酸性温泉浴で免疫力を高めて、
社会復帰を果たすべく、
日夜温泉治療にいそしむ療養湯治場として、
今でもメディアで紹介されている。
観光を兼ねた湯めぐりツアーなんかで、
お気楽に冷やかし入浴を興じる対象ではないと、
ずっと思っていた。
しかし「日本一の強酸性泉」といううたい文句には
そそられるものがある。
Ph1.05って、ほとんど塩酸だ。
宇宙戦艦ヤマトのなかで、
ガミラス星の濃硫酸の海の話があったが、
「溶けちゃう~」と叫ぶアナライザーの気分を
自分も感じてみたい気もする。
たまたま、JTB発行の玉川温泉無料券が手に入ったので、
2018年の9月の平日に、
乳頭・八幡平めぐりの際に寄ってみることにした。
当日は、年に3~4回実施するという、
玉川温泉の配水管清掃の日にぶつかってしまった。
新玉川は休館だったが、玉川本館は営業していた。
温泉水の供給が止まっているため、溜め湯での入浴だった。
源泉100%の浴槽は、深緑色のお湯に見えた。
湯温は39℃ぐらい。5分も入っていると、
全身の毛穴がチリチリと痛み出す。
源泉50%のぬる湯浴槽に移動して、
全身の痛みが消えるのを待つ。
ぬる湯浴槽の湯温は37℃ほどか。20分ほどぬる湯に浸かり、
100%源泉浴槽に5分入るという
ループ入浴を4回ほど繰り返した。
すると、首の付け根から鎖骨の下あたりまでの帯状に
赤い腫れが現れて、猛烈にかゆくなった。
30代の半ば頃、
安物のゲルマニウム健康ネックレスを付けて、
金属アレルギーで紫色に腫れあがった箇所だ。
冷水シャワーで首回りを冷やし、早々に浴場から退出した。
日本国内でここにしかないという、
北投石の天然岩盤浴もぜひ体験してみたかったのだが、
首周りの腫れが収まらず、残念ではあったが断念した。
ここ最近の事なのだが、玉川温泉については、
個人ブログやSNSに温泉記事を書いている人たちが、
「閉鎖・倒産・破産・営業譲渡・・・」という単語を
とても安易に情報発信している。
書き手によって、主語がばらばらなのだ。
玉川温泉が だったり、新玉川が だったり、そよ風だったり、
玉川湯治館とか、湯瀬ホテルとか、南玉川温泉なんてのもある。
この風評はかなり気になっていた事だったので、
秋田の地方新聞に掲載された玉川温泉関連の記事を
まとめて読んでみた。ネット上のデータベースは、すごいね。
長くなるので内容は割愛する。興味ある人は、
玉川温泉が天下の悪法という評価がほぼ定着している、
通称リゾート法の指定を受けたあたりから、
星野リゾートが「ぶなの森玉川温泉湯治館そよ風」跡地に
新施設を建設すると公表したあたりまでを時系列で読むと、
事実関係がすっきりする。
人里を遠く離れた温泉湯治場に、
今をときめく星野リゾートが進出して、
どういった事業ビジョンを打ち出すのだろうか。
国内外の、長生きしたい老人富裕層向けの、
長期滞在型・超高級・温泉療養パッケージプラン
が登場するのだろうか。
とっても気になります。
了
強酸性湯の最高峰
新玉川温泉に宿泊して、翌日に玉川温泉に入浴しました。
こちらは湯治客の方専用ですので、遊び半分で行くには雰囲気が少し重たい感じがします。
お尻の穴がヒリヒリするほどで、100%源泉は本当にヤバい感じがします。体にすり傷などある場合は入浴注意です。
有名な湯治温泉
強酸性の随一の有名な湯治温泉。
当然のことながら泉質は最高だが、木造温泉施設の雰囲気は客を喜ばせるためにあえて狙ったものではなく、自然と本格の雰囲気を醸し出している本物という印象。
周辺の地獄に上がる湯気が、自然の猛々しさを肌で感じさせてくれる。
大きな病気を患っておられる方が本気で湯治されているため、そこにお邪魔させて頂くわけで、併設の宿泊施設も居心地を求めるものではない。要は本物。
また行きたい場所の筆頭格になるが、お邪魔しないように楽しみたいところ。
酸性泉を嫌われる方には向いていない。