天狗のお面とプール級の浴槽だけじゃない!!鄙び系のお宿
- 公開日
- 2018/11/02
- 最終更新日
- 2019/09/09
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管理人総合評価
4
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ノスタルジーを感じるお宿、有名な北温泉。歴史は160年ほどあり、建物が江戸、明治、昭和と3棟に分かれている。
こんなに奥まった場所にあるわけだがきちんと電気は供給されている。
とにかく混んでいる印象のある北温泉。
最近、テルマエ・ロマエという映画の撮影地として使われた事もあり観光客が多いらしい。
混雑がなければ日帰りで十分満足できるお宿だと思う。
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広い駐車場
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お宿の車 変わっていてかわいらしい
10年ぶりに訪れたが以前と何も変わっていない。
唯一昔と変わっているのはこの駐車場。
広い敷地がコンクリートで固められ、さらに展望台までできていた。
この駐車場から約400m、徒歩となるが、お宿の車だけは入れるようになっている。
サンダルで来てしまったのでダルダル歩き。 足がいたい~坂がこわい~とうるさい私。 徒歩10分ほどで到着。
駐車場から歩道を歩くが、坂があって散歩道というほど楽ではない。
特に今回何も考えずツッカケサンダルで来てしまった為、足は痛いし坂道は結構怖い。
北温泉へ来る時はスニーカーを履いてきた方がよい。
![]() 入口に入ったとたんそこはノスタルジー空間。 |
入口から入っただけで興奮するような黒い柱に囲炉裏、アンティークチックなかわいらしい電気に複雑な階段や通路、とにかく写真を撮るだけで1時間も要してしまった。。 |
![]() 河原の湯への道は石造りの洞窟のようなところを通る |
「河原の湯」 男女別露天風呂 |
新しめの木の色をした休憩場所があったりとそんなに古くないのかなという印象。
こちらの露天風呂には洗い場がないしかけ湯をする場所さえない。(かけ湯をすると露天風呂の中に入ってしまう)
館内ではしごをするからか桶も1個コロンと転がっているが桶に虫がこびりつき使われていない様子。
木漏れ日キラキラ 夏に最適なぬる湯
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女性用露天風呂 「河原の湯」 源泉掛け流し
天狗の湯と同じ源泉が使われているが、こちらの源泉は水がかなり投入されている。
源泉は錆っぽい臭いと味がし、茶色い湯の花が大量に舞っている。加水は正直あまり好きではないが、この熱い夏にはありがたいぬる湯具合。あふれだしも豪快でなかなか。
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男性用露天風呂 「河原の湯」 源泉掛け流し/加水 PH6.2(中性)
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湯船からのあふれだし (男性用)
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源泉と加水具合 (男性用)
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源泉と加水具合 (女性用)
湧きたてほやほやの源泉が大量投入
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天狗の湯 混浴 源泉掛け流し/加水 PH6.2(中性)
北温泉で一番有名な温泉がここ「天狗の湯」
大きな天狗の仮面に見守られながら入るという独特の雰囲気を持つ浴室だ。
天狗の湯の源泉は湯小屋裏に見える山から湧いており、崖を滝のように源泉が流れ落ちているのが見える。
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ザバザバと大量投入される源泉
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湯船から流れ落ちる湯が爽快
温度は一番熱く、あまり長湯はできないが時期によってはこんな熱さが気持ちがいいのではないだろうか。
源泉も一番濃厚で鉄分をよく感じられる。
またよく人が来る事と開放的な為女性の入浴はかなり厳しい。
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男性用脱衣所
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女性用脱衣所
以前はなかった綺麗な男女別の脱衣所が設けられていた。
この脱衣所がなかったころは女性は入るなと言われているのではないかと思うほど開放的な脱衣所だったのでこれはありがたい。
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打たせ湯
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家族風呂 源泉掛け流し/加水
天狗の湯の横へ並んでいるのが打たせ湯と家族風呂。
どちらも入らなかったが、打たせ湯のみの部屋があるのは不思議でおもしろい。
![]() 鬼子母神 |
天狗の湯の前の道を奥まで行くと一段上がった場所へ鬼子母神がある。 |
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芽の湯 女性用内湯 源泉掛け流し/加水 PH6.3(中性)
芽の湯 女性用内湯
ぐるぐるとたくさん階段を上り、かなり上の方まで来ると女性用の内湯がある。
広くて窓も大きくとても美しい内湯。
源泉は他と違い、芽の湯という源泉が使われている。
この源泉は敷地内の温泉神社横より自然湧出していてこの内湯とほぼ同じぐらいの高さに位置する。
ただ、他より湧出量が少なく、湯船が大きい割には湯量が少ない。
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湯船に対すると少なめの源泉
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洗い場 アメニティは何もない
洗い場はシャワーなどはなく桶で汲んで利用する。
アメニティも一切なく、宿泊の場合はシャンプーリンス、石鹸なども持参した方がよい。
宿泊の場合、何もアメニティはないらしいのでその点も気をつけた方がいい。
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温泉プール 源泉掛け流し PH6.7(中性)
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相の湯 源泉掛け流し/加水 PH6.7(中性)
相の湯の源泉は豊富。温泉プールへの投入量は半端じゃなく掃除の際、約2時間でこの大きなプールが満タンになるとの事。
温泉神社
館内からなが~く伸びている階段。
苔が付いた階段を館内から見るのは神秘的な風景。
この苔がたくさん付いた階段はあまり人があがっていない証拠でもある。
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階段途中の光景
最近北温泉旅館の仲間になったモモというニャンコ。
人なつっこくて私達のあとについてきたようで写真を撮ってみたところなかなか絵になる。
この階段、奥行きがなくとても歩きにくい階段なので注意しながら登らなければならない。
しかも結構長い。
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階段をついてくるモモ
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足にまとわりついてきてかわいい
階段をついてきたモモは足にもまとわりついてきてとてもかわいい。
温泉神社が目的だったはずが、いつのまにかモモと遊んでいてその先に神社がある事を忘れてしまいそうになった。
撮った写真はモモの写真ばっかり。
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やっと温泉神社に到着
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帰りは何故かついてこない ちょっと哀愁ただようモモ
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おじいちゃん猫のティティ
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フロント前
もう1っぴきの猫、名前はティティ。
もう17年だというのでおじいちゃんかな。
いつも受付前でじーっとしている。
部屋を少しのぞかせていただいた。
部屋は写真のように必要最低限のものがあるといった感じだ。
テレビも有料テレビ、アメニティは何もなく、布団もセルフだそうだ。
あとはどの時代の部屋を選ぶか、2食付きにするか自炊にするかといった感じ。ちなみにテラスありの部屋なんかもあるらしい。
水に関しては湧水を使用しており水道から湧水が出ていて、紙コップが用意され、いつでも飲めるようになっている。
味はちょっと土臭さがあるが自然に冷えていておいしく感じる。
色んな説明を楽しそうに説明してくれる方がいたのでもちろんこの方がご主人なのだろうと思っていたが、よく聞いてみるとただの従業員ですとのこと。これには結構驚いてしまった。
あの方が女将でもう8代目なんですよ、とのこと。
ただ、その方以外の従業員の方は驚くほど愛想がなくむしろ無愛想。
さらに女将さんも驚くほど無愛想。
従業員教育というものはまったくなく自然そのものだというのでその人その人の素の状態がそのまま出ているため善し悪しが出てしまうのだろう。
建物はとても古く湯治場の雰囲気です。
山奥の一軒家で風情があって好みが別れる温泉だと思います。
敷地内の露天風呂が苔でヌルヌルなのが残念、、、そこさえどうにか改善してほしい、、、
全て絵になるちょっと不気味な温泉宿
2019.9月素泊まり泊。初めて日帰りで行った時は、とにかく暗く不気味な印象であった。
2度目でもその印象は大きくは変わらない。だが、人が物凄く多い。日帰り客も泊まり客もで、館内は溢れんばかりに賑わっており、怖さは幾分軽減した。
明るい内にまず向かった温泉プール。子供連れが多い。滑り台も健在で、ヌルツキは当然あったが、予想よりはマシ。外人さんも日本のオジサンも泳いでいたが、湯温が40℃近くあるので、プールと言うよりは露天風呂。
このプールの後は横にある湯小屋の内湯で、誰もが着替えをし入浴する。
この後、私は男女別露天風呂へ。大きくは無くそれ程展望の良い露天風呂でもなかった。
その後、2階にある女性の内湯へ。この湯が一番好きだ。長方形の木造湯舟は、展望風呂でもあり緑が綺麗だった。癒され、唯一落ち着ける温泉だと言ってもいい。
夜遅くになって、。混浴の天狗の湯にチャレンジしに行った。やはり北温泉に来てこの湯は外せないだろうと思って。
誰も居なかったので、急いで湯船に飛び込む。やや温めでザバザバと投入される温泉が気持ち良い。と思いながらも、目は常に暖簾の向こう。と言うか通路から丸見えじゃん。
浸かってすぐに男性が・・せめて着替えるまで待って欲しいと思う。脱衣所も丸見えなんだから。
それで、外の貸し切り風呂へ逃げる。寝湯と打たせ湯の湯舟だった。寝湯に浸かってみたが熱かったので、ゆったり入れず。打たせ湯は関心なく、脱ぎ着が面倒臭いのでスルーした。
これで一通り温泉には回った。この様に館内だけで湯巡りができる。
館内には、至る所に神様が奉られており、それが不気味さの要因の1つでもある。
そして、建物が古く当然天井は低く、館内は暗く、ランプの灯りはいいが、小狭い迷路の様でもある。
黒く塗られた柱や床。そして天狗の面と同じ赤茶色に塗られた壁。時代劇のロケセットの様である。
部屋は古いタイプを選んだが、カビ臭さは無く、薪を燃やした様な匂いがする。建材を丈夫にする為、昔の人は木材を焼いて建てたそうである。この香りに包まれると気持ちが落ち着く。郷愁があり大好きな香りだ。
テレビは有料。自炊用のキッチン、レンジ、ガス台有り。素泊まりは5000円。近くには全く店は無く、一番近いコンビニでも一の峰まで行かなければならない。
アクセス例:JR那須塩原より路線バス那須ロープウェイ行で北温泉下車。それより徒歩30分、下って行く途中に駒止めの滝がある。
憧れの北温泉
テルマエで有名になったのかな、
温泉好きなら、もっと前から有名でした北温泉!
那須の鹿の湯で満足していませか??
もう少し山道を走ると出てくる駐車場!
そこから旅館まで結構降ります!
帰りがしんどそうと思いながら降ります!
温泉プールを横目に旅館の券売機で券を購入!
廊下の突き当たりにあるような天狗の湯に入りたくて入りたくて、ここまで来ました感!
他にもいろいろあって一通りはいったけど、天狗の湯の上のところにある打たせ湯が1番気持ちよかったかな笑
帰りはしんどいが、一度は訪れるべき温泉!
谷の底のドバドバ秘湯
子供の頃に連れて行ってもらって以来、ここが私の秘湯の原点である。
道路の途中に現れる広い駐車場に車を止めてから、徒歩で谷底へぐんぐん下っていく。すると立派な建物と外にある温泉プールがあらわれる。子供の時にここで遊んですごい楽しかった記憶があります。でもコンクリで作られていて割とゴリゴリしてるし、浴槽の規模的にも絶対洗ってないだろって感じでぬるぬるしてたのを覚えています。でも深さはあまりなく、小さいお子さんでもかなり安心ではありました。錆びてる滑り台、まだあるかな?子供ながらになんか切りそうだし壊れそうだし、滑った後あのコンクリの底ってなると怪我しそうだなって思ってやらなかった笑
注意点としてこの温泉プールに入る場合は水着を忘れずに!めっちゃ道を歩く人から見えるので…まあ気にならない男性陣はタオル持って全裸で入っていたりするようですw
ただ、2007年とかそのくらい昔の記憶なので今はわかりません。なんせテルマエロマエのロケ地として使われ、都市圏から旅行するのにもってこいの北関東なのでその後2度来訪したときはそこそこ賑わっていました。外国人さんなんかも来ていてなんだか嬉しい気持ちになります。
それとここで楽しみにしているのが猫ですね。今は2代目の猫ちゃんのようですが1代目の猫もいい感じに人懐っこくてとても可愛いのです。
さてさてお風呂ですが、天狗の面が飾ってある内湯と露天があります。3度行っているはずなのですが露天の記憶がなく、レポートできないのですが、内湯である天狗の湯は熱くて覚えています。でも混浴だからあんまり出たくないし…と思った記憶があります。最初はすっと入れるんですが、だんだんめっちゃ熱くなってくる。その時は男の連れと来てて、遠くに男の人、連れにバリケードしてもらいながら一休みしたりしていました。
最後に北温泉旅館の大好きなところなんですが、改築に改築を繰り返した立派な和風建築が素晴らしいのです。
建物の中なのに廊下が橋みたいになってて下の方から湯気が登ってきたり、板はギシギシしてて黒光り、無駄な起伏と天井の低さがたまりません。
決してけなしているわけではなく、建築としてユニークで面白いんです。大好き。
温泉のテーマパーク
数年前 ティティさんがお亡くなりになったとのこと・・・
わざわざ部屋に入ってきておもてなししてくれたティティさん・・・
悲しい・・
食事については、期待するのはやめた方がいいです。
焼き魚が覚めていた時、確信しました。
うわさ話では、経営が台湾人になったとの事で、間違った合理化がなされているのでは?
故に、毎回素泊まりです。
従業員のおっちゃんは良い人なので、やめないで頑張ってほしいものです。