丸永旅館 入口
館内
※上記はリニューアル前の館内
この時は平日だった事もあり他に客は誰もおらず館内も暗く営業しているのか不安になってしまったほど。
昔ながらの家具たちに展示物、若干昭和的なレトロさを感じる造りだった。
「素朴」「鄙び」薄暗い浴室で満たされる白い湯が美しい
内湯:男女各1
4人ほど入ればいっぱいとなる小さな湯船に身を沈めると湯がザバーっと流れ落ち気持ちがいい。
この古びた素朴な浴室と40℃あるかないかぐらいの温めの温度と相まっていくらでも入って入れるほど、ついつい長湯をしてしまう。
白骨温泉ならではの若干青みがかった白濁り湯は見た目にも魅了される。
溢れだした湯の通り道に付着する白い成分
湯の排出される道へもゴツゴツとした成分がビッチリ。
源泉投入口
洗い場 シャワー、リンスインシャンプー、ボディソープあり
源泉投入量は適度な量に思える。飲泉できるよう源泉投入口へ升が置いてある。
飲泉してみると少し酸っぱい苦みのある味。だいぶあっさりとして薄い印象を受けた。
露天風呂 混浴
露天風呂は8人ほど入れる大きさ。混浴なので入りにくさはあるかと思うが私が行った頃とは違い、女性用内湯から湯へ入って移動する事ができるようになったようでかなり入りにくさは軽減された。
さらにバスタオル巻きでも湯浴み着でもOKなので難易度は低そうだ。
露天風呂は内湯に比べ広い分酸化し濁りが強い。
露天風呂 源泉
源泉の投入量はかなり少なめ。この日は入った人が少なかったようで湯の状態は悪くはなかったが人の入り具合によってかなり湯がなまってしまうのではないかと思うのでその点が注意。
平均: 1 レビュー
Oct 25, 2022
桂の紅葉混浴露天とコテコテ貸切風呂
混浴露天風呂の頭上では、一本の立派な桂の樹が正に紅葉の真っ盛りで、全ての丸い葉っぱが黄色く色づき、宿名に「かつらの湯」というネーミングが付けられている由縁が解りました。
湯底には落ち葉があり少し気持ち悪かったですが「掃除してもしても、振り返ると落ち葉が」と女将さんの悩みの種だそうですが、致し方ないですよねこの時期は。
混浴露天風呂とは言っても、女性側の入り口部分にも少しの露天風呂があり、男性側との境に設けられた暖簾をくぐると混浴となり、貸し出されたバスタオルや持参の湯あみ着を着用して入ります。
湯は泡の湯源泉からの引湯で、濁りもあるのでバスタオル無しでも入れるのではと思いましたが、一応マナーとして着用しました。
混浴露天風呂とは言っても広くは無い湯船に、ご夫婦?かが2組と私が1人入るとほぼ一杯というくらいのスペースで、湯船の中をあちこちも行けず、ひたすら桂の紅葉に目をやっていました。
薄灰色に濁った湯は、源泉が37度と低いため熱交換器で加温投入されており、ボイラー音が端の方からうるさく、かと言って多量に加温源泉が投入されている訳でも無くチョロチョロ投入なので、ぬるく全く新鮮さが感じられずの温泉でした。
しかし、カップルで入浴できるというのが非常に人気な様で、しかも日帰り入浴も受け受けているので、客足は多かったです。
内湯も同じく泡の湯源泉を加温したもので、露天風呂よりは暖かかったですが・・
実は私的にはこのサイトや宿のHPに乗せている、析出物でコテコテになった湯舟に浸かりたくて訪れた訳なのでしたが、内湯の縁は析出物の付着は無くてがっかり。
削り取られたのかと思い女将さんに尋ねてみたら、何と3年程前に宿の半分、浴室と客室をリニューアルされたそうで「前はもうボロボロで・・7~8年したらまたあんな風になるんですけど、そのぶん配管掃除が大変で」と言う事でした。
そうですよねえ。私達は見事な析出物の湯船や浴槽に見惚れるのだけれど、同じく配管パイプの中もあの様になるのだからお宿の方は大変です。
実はこのお宿には無料の貸切風呂もあり、空いていればいつでも自由に利用できるのですが、皆さん混浴の方へ行かれるのかほとんど空き状態となっていました。
で、入ってみたら、ワォ!凄い!真っ白な析出物が波打ち、千枚田状態になった床が!
そして湯舟には保温のための板がありましたがそれを外すと、真っ白なまるで彫刻の様なアートな浴槽が!隅には溢れ出た源泉が析出物となり盛り上がり・・
浴室のほの暗さと相まる、真白な芸術的作品の様な温泉にうっとりとし、素敵過ぎてぼおーっと。
普通良く見られる千枚田は薄茶色であったりしますが、この宿のは真っ白なんですよね。
そっかあ、こっちが小梨の湯源泉なのだな。笹屋の美しい浴槽と同じ様に白くコテコテした浴槽に、此処で巡り会えた事に大感激。
小さな1人用(2名でも可)の湯船は浸かるとザーッと湯が溢れ、しばらくは湯が溜まりませんが、この風呂の湯が一番温かく掛け流しのため気持ちも良く、帰るまでに何度も何度もこの浴室を楽しみに訪れました。
女将さんいわく「泡の湯源泉と小梨の湯源泉の両方から引湯しているんですけど、泡の湯源泉は湯量が物凄く多いんだけれど湯温が低めで、小梨の湯源泉の方が宿に近く湯温は少し高いんですけれど湯量が少なく・・」と言う事で、現在はメイン浴場は泡の湯源泉を加温利用しており、小さな貸切風呂のみ小梨の湯源泉をかけ流しているのだなと言う事が判りました。
白骨温泉郷では自家源泉を持つお宿と、それらを引湯利用しているお宿が混在しているようです。
お料理は鯉などジビエ料理がメインで、鯉のお造りや鯉こくは全く臭みが無く、鯉の甘露煮はとても美味しかったです。
1人用のお部屋からも紅葉が眺められ、トイレや洗面所は共用ですがリフォームされ美しく、ただ暖房が苦手な石油ファンヒーターではありましたが。
今回は全国旅行支援と鉄道150周年乗り放題切符を利用して、来たかった白骨温泉へ訪れましたが、部屋と料理はコスパの面から考えての評価になっていますし、再訪があるかと考えるとちょっと私的には難しいですが、お勧めできない宿ではないです。
アクセス例:新島々駅より路線バス白骨温泉行きに乗り、終点の泡の湯下車し、泡の湯とは反対方向斜め前に宿あり。
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桂の紅葉混浴露天とコテコテ貸切風呂
混浴露天風呂の頭上では、一本の立派な桂の樹が正に紅葉の真っ盛りで、全ての丸い葉っぱが黄色く色づき、宿名に「かつらの湯」というネーミングが付けられている由縁が解りました。
湯底には落ち葉があり少し気持ち悪かったですが「掃除してもしても、振り返ると落ち葉が」と女将さんの悩みの種だそうですが、致し方ないですよねこの時期は。
混浴露天風呂とは言っても、女性側の入り口部分にも少しの露天風呂があり、男性側との境に設けられた暖簾をくぐると混浴となり、貸し出されたバスタオルや持参の湯あみ着を着用して入ります。
湯は泡の湯源泉からの引湯で、濁りもあるのでバスタオル無しでも入れるのではと思いましたが、一応マナーとして着用しました。
混浴露天風呂とは言っても広くは無い湯船に、ご夫婦?かが2組と私が1人入るとほぼ一杯というくらいのスペースで、湯船の中をあちこちも行けず、ひたすら桂の紅葉に目をやっていました。
薄灰色に濁った湯は、源泉が37度と低いため熱交換器で加温投入されており、ボイラー音が端の方からうるさく、かと言って多量に加温源泉が投入されている訳でも無くチョロチョロ投入なので、ぬるく全く新鮮さが感じられずの温泉でした。
しかし、カップルで入浴できるというのが非常に人気な様で、しかも日帰り入浴も受け受けているので、客足は多かったです。
内湯も同じく泡の湯源泉を加温したもので、露天風呂よりは暖かかったですが・・
実は私的にはこのサイトや宿のHPに乗せている、析出物でコテコテになった湯舟に浸かりたくて訪れた訳なのでしたが、内湯の縁は析出物の付着は無くてがっかり。
削り取られたのかと思い女将さんに尋ねてみたら、何と3年程前に宿の半分、浴室と客室をリニューアルされたそうで「前はもうボロボロで・・7~8年したらまたあんな風になるんですけど、そのぶん配管掃除が大変で」と言う事でした。
そうですよねえ。私達は見事な析出物の湯船や浴槽に見惚れるのだけれど、同じく配管パイプの中もあの様になるのだからお宿の方は大変です。
実はこのお宿には無料の貸切風呂もあり、空いていればいつでも自由に利用できるのですが、皆さん混浴の方へ行かれるのかほとんど空き状態となっていました。
で、入ってみたら、ワォ!凄い!真っ白な析出物が波打ち、千枚田状態になった床が!
そして湯舟には保温のための板がありましたがそれを外すと、真っ白なまるで彫刻の様なアートな浴槽が!隅には溢れ出た源泉が析出物となり盛り上がり・・
浴室のほの暗さと相まる、真白な芸術的作品の様な温泉にうっとりとし、素敵過ぎてぼおーっと。
普通良く見られる千枚田は薄茶色であったりしますが、この宿のは真っ白なんですよね。
そっかあ、こっちが小梨の湯源泉なのだな。笹屋の美しい浴槽と同じ様に白くコテコテした浴槽に、此処で巡り会えた事に大感激。
小さな1人用(2名でも可)の湯船は浸かるとザーッと湯が溢れ、しばらくは湯が溜まりませんが、この風呂の湯が一番温かく掛け流しのため気持ちも良く、帰るまでに何度も何度もこの浴室を楽しみに訪れました。
女将さんいわく「泡の湯源泉と小梨の湯源泉の両方から引湯しているんですけど、泡の湯源泉は湯量が物凄く多いんだけれど湯温が低めで、小梨の湯源泉の方が宿に近く湯温は少し高いんですけれど湯量が少なく・・」と言う事で、現在はメイン浴場は泡の湯源泉を加温利用しており、小さな貸切風呂のみ小梨の湯源泉をかけ流しているのだなと言う事が判りました。
白骨温泉郷では自家源泉を持つお宿と、それらを引湯利用しているお宿が混在しているようです。
お料理は鯉などジビエ料理がメインで、鯉のお造りや鯉こくは全く臭みが無く、鯉の甘露煮はとても美味しかったです。
1人用のお部屋からも紅葉が眺められ、トイレや洗面所は共用ですがリフォームされ美しく、ただ暖房が苦手な石油ファンヒーターではありましたが。
今回は全国旅行支援と鉄道150周年乗り放題切符を利用して、来たかった白骨温泉へ訪れましたが、部屋と料理はコスパの面から考えての評価になっていますし、再訪があるかと考えるとちょっと私的には難しいですが、お勧めできない宿ではないです。
アクセス例:新島々駅より路線バス白骨温泉行きに乗り、終点の泡の湯下車し、泡の湯とは反対方向斜め前に宿あり。