ウミガメ産卵ビーチと海に沈む夕日が絶景!大人気のお宿
- 公開日
- 2019/02/12
- 最終更新日
- 2019/09/06
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管理人総合評価
4.2
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屋久島で最も人気があり、最も趣のあるお宿、「送陽邸」
以前は永田温泉という名の鉄分が多い鉄鉱泉だったが今はただの沸かし湯となってしまった。
ご主人のこだわりと、息子さんのこだわり、お客さんのニーズをつかむ頭脳のきれにより屋久島にある良さを最大限に生かし、田舎ならではの味わいを表した完璧な宿と言えるだろう。
一つ残念なのは温泉ではない事。昔温泉だった頃に訪れてみたかったと思う。
ご主人が息子さんと一緒に設計、改築を繰り返し出来上がった和を基調とした建物の数々。
宿泊棟は3つあり、それぞれ違う良さがある。
このすばらしい宿を家族で作り上げ、家族で経営されている送陽邸には感心を通り越して感激してしまう。
1泊目の部屋 8畳+8畳+回廊+5畳ほどのベランダ トイレ・洗面所付 1泊2食付 12600円
建物内は情緒たっぷりの黒い柱に黒い天井、この古きよき趣きをうまく使用し、新しさも取り入れたとても寛げる部屋だ。
部屋の柱などは昭和初期の民家のものを運んでご主人と息子さんで建てられたらしい。
部屋へは息子さんに案内していただいたわけだが、こちらの息子(弟)さんがとても物知りでとても知的。
人を飽きさせない会話に惹きこまれてしまう。
各部屋には広いテラスが付いており、テラスからは永田浜の美しい海が一望できる。
私は朝一番にコーヒーを持ってベランダへ直行。気持ちの良い朝を楽しんだ。
永田浜は屋久島の海の中で最も綺麗な海といってもいいだろう。
晴れた日には青というより水色と言える透き通った海の色が美しく光り、海亀産卵日本一が頷ける海岸。私もウミガメだったら産卵にこの場所を選ぶだろう。
夜はウミガメの産卵保護のために周りはライトがほぼなく真っ暗。
月明かりで一杯というのもオツなものだ。
テレビや電話がなく、自然の音のみで時を過せるのも送陽邸の良いところ。
2泊目の部屋 10畳+8畳+8畳 トイレ・洗面所は廊下に有。 ベランダは果てしなく広い 1泊2食 12600円
2泊目は何処の部屋がいいですか。と聞かれずぅずぅしくお願いさせていただいた。 |
こちらの部屋は大人数用の部屋なので希望をしても泊まれるとは限らない。
囲炉裏のある居間に寝室、その他に8畳の和室と果てしなく広い部屋。
こちらの部屋は送陽邸の部屋の中で最も良い部屋である。
こちらの部屋へ泊まれたのは、1泊目と2泊目が離れた日だった為。
波の音をバックミュージックに海鮮料理とお酒で乾杯
【食事何処】 |
窓などは一切なく吹きっさらし状態、ボンヤリと光るライトに虫もたくさん集り風によっては寒かったりと色々とあるが、そこがまた自然の良さ。
波の音と潮風にあたりながらの食事は格別なものだ。
山の秘境へはよく行くが海の秘境はなかなか味わう事ができないので私にとってはとても貴重で素敵な夜だった。
食事は海の幸が満載。
首折サバやトビウオのさつま揚げなど屋久島ならではのおいしい料理の数々。
伊勢海老の味噌汁はそれはそれは贅沢に思えた。
そして屋久島へ来たらこれと言っていい芋焼酎「三岳」も用意していただき、食事から宴会へ。
この日は息子(弟)さんが私達の酒飲みへつきあってくださり、朝方まで飲み明かした。
棟ごとに1つある内湯
内湯は棟ごとに1つ有り、どれも凝った造りとなっている。沸かし湯のため入る時に蛇口をひねらないとあたたまらないが、手動で屋根を動かし露天風呂にする事ができたりと宿の方が試行錯誤して作った力作のお風呂が楽しめる
透けるような青い海に手が届きそうな半洞窟露天風呂
お宿の庭より階段を降り、浴室へ入ると岩でゴツゴツした洞窟の脱衣所がある。
洞窟の中ながらに外の気温が嘘のように温度が低く、湯へ浸かるには丁度良い感じだ。
露天風呂からは本当に美しい海が一望でき、すばらしい景色。
これが温泉だったら・・・・と浸かりながら何度も思った。
湯船の近くにフナ虫が寄ってきたりもするがそれも海ならではのご愛嬌。これでも宿の方がフナ虫退治をしているため、他よりは大分少ない。
貸切露天風呂
2つの湯船があり、内湯はヒノキ?の白く綺麗な色をした湯船とぬるめに設定された露天風呂がある。
この時は昼間だったが満天の星空と月明かりで入るのも想像するだけで気持ちよさそうだ。
≪送陽邸の良いところ≫ |
田舎ならではのすばらしさを残しつつ宿泊客のニーズを掴んだ造りには感動ばかり。
次回屋久島へ訪れた時も必ず宿泊したいお宿だ。
≪送陽邸の良くなかったところ≫
どうしても残念なのは温泉ではないところ。
敷地内には温泉がチョロチョロと流れ出ているところもあったので、たぶん湯量の少なさから沸かし湯に変えざるおえなかったのだろう。
しかたがない事ではあるが、鉄鉱泉へも入ってみたかった・・・。
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