ご主人自慢の手作り露天風呂と山の幸を楽しめるお宿
- 公開日
- 2019/01/21
- 最終更新日
- 2019/09/07
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管理人総合評価
3.2
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奥飛騨温泉郷の最奥に位置し、
登山の後に立ち寄るのにも適した位置にあることから古くから登山客にも愛されている。
ここ中尾周辺は貸し別荘やペンション、ロッジなどが集まりリゾート施設が多い。
そのうち一つが今回私たちが某オフ会参加にて宿泊となった「小さなお宿むらせ」だ。
この日は3月末だというのに大雪。ノーマルタイヤの私たちは止まるのでは?というようなスピードで無事午後3時頃宿へ到着した。
宿へ到着するとイメージしていた民宿風とはまったく違い、薄い灰色の壁に白い雪がかぶりかわいらしいペンションだった。入り口には沢山の小人達が置かれ、家庭的な雰囲気。
宿の中へ入ると明るい。壁はロッジ風の木造となっておりそのいたるところへドライフラワーや手作りらしき小物達が彩られている。
家庭的な宿といった温かみを感じる雰囲気にホッと心が落ち着く。
部屋は4部屋、2部屋は2人用、後の2部屋は3~4人でほどよ広さ。
真ん中にこたつが置かれているだけのシンプルな部屋だが十分な設備だ。
布団は押入れに入っているのを自分たちでひくセルフサービス。
ご主人力作の自然溢れる露天風呂
露天風呂はご主人が手作りで作られたもの。とても素人が作ったとは思えないほど立派な造りで10人ほど入れそうな貸切露天としては大きめ。湯の味は夕食でお酒を飲んだ後でまったく探知できなかったが、一緒にいた方達が「微鉄味がする。」「微硫黄臭がする」と話していました。湯を回し飲みの飲泉大会。探知できたのはお酒が入っていない約1名のみでした。湯の色は無色透明。温度は少し熱め。
内湯はほぼ檜造り。窓も大きく光が入り明るい浴室。
結局私たちは夜は疲れ果て、朝はギリギリまで寝ていた為入浴できずじまいになってしまった。
なんといっても驚いたのは食事の内容に数。宿泊費はたしか1万円のはず・・と考えてしまうほど後から後から運ばれる。それもただ品数が多いだけではなく一品一品が地の物を最もおいしくいただける形で調理された手の込んだものだ。
北アルプスの恵みである山菜や蒲田川最上流部に棲むという川魚、これは臭みがまったくなく絶品。
メインは飛騨牛の網焼きとどれも舌の肥えた人でも納得の味だろう。
食前酒はこの付近で採れた木の実(サルナシ.ヤマボウシ.キイチゴ.コケモモ等)を使った自家製。ビンの数々が部屋に並べられ、部屋のデコレーションともなっている。
食事中、ご主人が窓を開け、魚を外へ出した。食事の時間になると宿の外へキツネやテンが顔を出すらしい。私たちは楽しい話に夢中になり、見逃してしまったが魚が減っていたので訪れていたようだ。
岩魚の塩焼きは食事何処の横へある囲炉裏で長時間かけて焼いたもの。最初見たとき「かわいい飾り」なんて言っていたら「本物だよ」とご主人に笑われてしまった。
壁には宿泊したお客さんからの手紙が大量に貼られていた。もう貼るところがないのか脱衣所にまで。
「小さなお宿むらせ」を気に入ったお客さんが多いのだろう。
朝ごはんもほどよい量でとてもおいしい品ばかり。やわらかい焼き魚や朴葉味噌で味付けされたキノコや野菜の網焼き。
この味噌はクルミ・タラなど7種の具を入れて煮詰めたものだそう。
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