7ケ所全て貸切風呂!贅沢に時間を楽しむ花吹雪スタイル
- 公開日
- 2019/01/18
- 最終更新日
- 2019/10/21
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伊豆で人気のお宿 城ヶ崎温泉 花吹雪。創業30年とのことで歴史は浅い温泉宿だが、評判はよく海外からのお客さんも多いらしい。
増築を繰り返して今のような一つの村のような形になったようで、たしかにエントランスから遠くなるほど新しく、趣のある建物になっている。
うさぎのコンセプトと沖縄のようなお面や小物が印象的で和と民族っぽい雰囲気を合わせた独特の空間が演出されている。
敷地は3000坪ととても広く、森の散歩道なる緑で包まれた散歩道があり、敷地内をゆったりと散歩してまわることもできる。
到着は17時半と少々遅くなってしまい、さらに雨がザーザーと降りだしてしまった。
駐車場へ車を駐車すると宿の方が駐車場まで傘を持ってお出迎え。
荷物を持ってエントランスまで案内してくれる。
エントランス横には食事処やラウンジとして使用しているフロアがあり、通常はここでハーブティーがふるまわれるのだが、到着した時間が遅かったこともあり食事がここではじまってしまうので、食事の後か明日の朝にハーブティー券を出してもらえればお出しできますとのことでそのまま部屋へ案内してもらった。
案内をしてくれたのはまだ研修中の若い男の子。
雨でぬれてしまったカバンをタオルで拭いてくれたりと気配りもすばらしい。
洋室 約14畳 部屋名「フロイス」506 2名1室 「軽めの風趣料理【米二】スタンダードプラン」 1泊2食付 平日宿泊 約14畳+トイレ、洗面付 19,425円
今回部屋は洋室。一番安いため洋室を選んだけど、なんとなく落ち着かず少し後悔。2,000円をケチるべきではなかった。。。
窓からの景色は展望はないものの緑が見えまぁまぁ良い。ベットもフカフカで全体的にどこを見ても清潔で綺麗に保たれている。
アメニティももちろん揃っているし浴衣はかわいらしい。ただ羽織は長さが中途半端でどう着ればいいのか迷って上から帯で巻いてみたりそのまま羽織ってみたり。。
外国人の方もきっとわからなかったのだと思うけど、羽織1枚を着て帯で巻いて着て歩いている姿を見て、そうだよね、そうなるよね、と妙に納得。実際どれが正しいのでしょう。
広い洗面所とウォシュレット付のトイレ有り。
洋室なのでコーヒーも用意してあります。と言ってたけど洋室なのでと言ってたので和室にはないのかもしれない。
なんでも用意されている部屋だけど、意外と大事な水が用意されていないのは残念。
浴衣もこだわっていて、桜をモチーフにした上品な浴衣。 桜がちりばめられていてとてもかわいいんです。 |
旬の味覚と地元の素材 ホッとするようなやさしい味わい
少しゆっくりしたら夕食の時間。先ほどの雰囲気抜群のラウンジへ。夜はこのラウンジと別で畳の部屋などもあり、今回私達が選んだ食事内容ではないものを選んだ人はそちらで食べる事になる。
まずは前菜。全体的に美味しかったけど特に秋刀魚のすしが脂がのっていて香ばしくて美味しい。海老の唐揚げもパリパリ!
その後の遠州の黒豚の鍋もダシと脂がバランスが良く、豚は柔らかくキノコは聞いた事のないキノコの名前で(名前を失念)プリプリとした触感がはじめての感覚だった。餅?のような感じかな?
途中箸休めで出てきたワサビと洋ナシのシャーベットは予想以上にワサビが効いていて驚いた。最後に先ほど出た鍋のダシで作った雑炊がでてくるが、これがまた優しい味でホッとする。
量もほどよく、ありきたりのメニューではなくオリジナリティに溢れる食事は全体的にレベルが高く大満足だった。
夜はカクテルやワイン、焼酎、日本酒が飲めるラウンジに変わる
食事の時間が終わり、夜9時からはお酒が飲めるラウンジに変わる。
一度部屋へ戻ってパソコンを持ってまたラウンジへ。
少しお酒を楽しみながら夜の時間を過ごした。
森のお散歩を楽しみながら朝風呂へ
朝、6時半、貸切風呂へ向かう。昨日降っていた雨はあがり、緑のせいか空気が綺麗に感じる。
昨日は風が強く、落ち葉がまるで雪のようにパラパラと落ちていた。そのおかげで道には落ち葉が敷き詰められ、カサカサと落ち葉の上を歩くのが気持ちがいい。
花吹雪の貸切風呂は7か所もありどれに入ろうか迷いそうになるが、昨日フロントの方が一番のお勧めは黒文字だと言っていたので黒文字へ入ることに。
通常温泉宿に宿泊すると、朝入浴する人はとても多く、6時半、または7時頃になるとお風呂に人が集まるが、花吹雪はゆっくりと時間が流れているのか、朝ごはんが8時からと遅いせいなのか、貸切風呂へ入っている人は1~2組しか見かけなかった。
花吹雪 一番人気の黒文字湯 貸切風呂
黒文字は一番人気らしいので、さすがに誰か入っているのではないかと思いながら向かったがみごとに空いていた。
浴室へ入ってみるとなるほど一番良いと言っていた意味がわかる。
小鳥の声を聞きながら贅沢な貸切風呂で朝を堪能
雰囲気のある内湯と外には広く緑に囲まれた露天風呂がある。
まず内湯に入ろうかと湯を触ってみるとメチャクチャ熱い!温度を測ってみると46度もある。
しかたがないので加水しようと蛇口をひねるとものすごい勢いで水を出すことができる。結局源泉100%のところをドバドバの加水にてかなり薄めて入るはめになってしまった。
源泉の匂いはほぼなく、飲んでみると少ししょっぱい。あまり特徴のある湯ではないがこの浴室の風情を楽しむだけでも十分満足できる。
今回入ってはいませんが他6か所の貸切風呂です。
桧湯殿 貸切風呂
鄙の湯 貸切風呂
貸切風呂の中で唯一露天風呂のみの貸切風呂。
ここは源泉の投入が多めで露天風呂だからか湯の温度も少し低めなのが良さそうだった。
建物の隠れ家のような雰囲気も好み。
織部湯 貸切風呂
織部焼の装飾がされているから織部湯という名前の浴室。
とても変わった取っ手やちょっと怖い湯口は織部焼?
この織部湯と志野乃湯が混雑時でも比較的空いている事が多いらしい。
志野乃湯 貸切風呂
志野焼の装飾をしているから志野乃湯という名前の浴室。脱衣所にあるこの複雑な電気も志野焼かな?
うさぎの湯船 サンパヤテレケ 貸切風呂
森のうさぎという宿泊棟があり、宿泊棟の地下にあるサンパヤテレケ。
何語?と思うこの言葉はアイヌ神謡集でうさぎが歌った歌の名前だそうだ。
うさぎの湯船 ヒュレヒュレイセポ 貸切風呂
野生のリスを見ながら楽しい朝ごはん
お風呂の後は朝ごはん。
食事処前には器が並んでいた。
色んな作家さんに作ってもらった器を使用していてそれを売ってもいるんだって。
食事を待っている間、窓から外を眺めていると、たくさんのリスが木から木へ移動しピョンピョンと飛び回っているのが見えた。
野生のリスを見るのは中学生の時以来で、嬉しくでリスだ、リスだ、と騒ぎながら写真をパチパチ。
周りにいた皆さんは、リスなんて見慣れているのか、大人なだけなのか、誰も騒ぐ事はなく静かに私達を見守っているようだった。
このリスちゃん、タイワンリスというリスらしく最近増えて困っていると花吹雪の方は言っていた。
木の皮?を剥いでしまうので木が立ち枯れしてしまうのだそうだ。
見てるだけならかわいいけど、色々と問題があるんですね。
朝ごはんは一夜干定食と玄米粥、その他にバテレン洋食が選べ、前日の夕食時に聞いてくれる。
私はバテレン洋食、温仙人は一夜干定食を選んだ。
一夜干定食の場合カマスとアジ、またはタイが選べ、見た目で皆さんタイを選ぶけど、カマスとアジの方は自家製干物だそうなのでそちらの方がお勧めだということだ。
お勧め通り温仙人はカマスとアジに。
このカマスとアジ、干物と思えないほどジューシーでおいしかったらしい。また帆立てと海老入りガンモドキは味付けがしっかりしていて気に入った。全体的に薄味だったが丁寧に作られていて美味しかった。
私の方の洋食はオムレツは半熟でやさしい味。厚切りベーコンはまわりの焦がしてある部分は固かったが脂っぽさが少なくて美味しかった。
和食を選べばよかったかな、と必ず後で思うが、決める時はついついいつも何処でも朝食は洋食を選んでしまうクセがある。
何か洋食へのあこがれか、、自分でわからない何かがあるみたい。
朝食後は緑があふれる小道をお散歩
チェックアウト時間は11時だけど、この日は急いでいたので9時半にチャックアウト。
チャックインの時に飲めなかったハーブティー飲みませんか?と勧められたけど、急いでいるので、、、と残念だなと思いつつも断った。
ラウンジで座っている状態でお会計をしてくれるのがまた気遣いを感じる。
至るところにあるうさぎの絵。
沖縄っぽいので沖縄の絵ですか?と聞くと沖縄とは関係なく宇宙にいるうさぎなんだそうな。
宇宙とは気がつかなかった。。
≪花吹雪の良いところ≫
敷地が3000坪もありちょっとした村のようで散策していてとても気持ちよかった。
さらに敷地内にはリスがたくさんいて、これもまた楽しい。
建物も洗練された雰囲気で、どこもかしこも綺麗に管理されている。
スタッフの方の細かい心配りもすばらしいと思う。
貸切風呂はどれも贅沢で7か所もあるので入りたい時に入る事ができ、貸切なのでゆったりできる。
≪花吹雪のの良くなかったところ≫
源泉が熱く、水を入れて入らないあと入れないのは残念。
アメニティでこれだけ色々置いてあってしっかりしているのに、部屋に水の用意がないこと。
あとは悪いところというほどでもないけど、羽織の長さが中途半端でどう着ていいのかわからなかった。
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