猿の入浴シーンで世界的に有名になった地獄谷温泉
- 公開日
- 2018/12/31
- 最終更新日
- 2019/09/08
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管理人総合評価
3.4
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ユーザーの評価(3件)
3
昔の話だが、アメリカの雑誌「ライフ」でオサルさんが入浴している写真が表紙をかざり有名となった温泉がここ後楽館である。
実際オサルさんが入浴しているシーンの目撃情報は多く、冬の朝方限定だが運がよければかなりの確率で見ることができるそうだ。
今回私は6月へ訪れた為、付近にサルがうろうろしていたのは見ているが入浴シーンを見ることはできなかった。
近くの野猿公苑にはサル専用の露天風呂も設置されている。
地獄谷温泉の駐車場へ向かう途中、温泉が吹きだしている場所がある。
「荒井川原比良の湯 隋道源区」血の池地獄、紺野屋地獄など全部で5つ地獄がある。でも柵で囲われ人工的な石で囲われた中から湯気しか見えないので、見ていてもおもしろくはない。そういった地獄へするなら温泉をつくったらもっと人がくるのにともったいない気がしてならない。
駐車場は500円、そこから地獄谷温泉まで15分~20分歩く。最初辛そうな坂道にみえるがすぐに平坦な楽な道となり「あれ?こんなもん?」と拍子抜け。でも宿泊の荷物を持っての徒歩は少し大変だった。 |
歩いていると開けた景色、地獄谷温泉一帯を一望できる道へ出る。手前には滝が見え奥の山間には宿が見える。
これだけ山深いからこそ野生の動物に会えるのだ。
宿からす少し歩いたところにある野猿公苑とその道の途中にある休憩所へ観光として訪れる人も多く、団体さんとよくすれ違う。
サルを見るため、動物園感覚で来る家族連れも多いそうだ。
しかし後楽館へ宿泊している人は全体的に若く、全員が夫婦やカップル、一人旅らしき人も家族連れもいなかったのが不思議だ。
開業:1864年
宿は3階建ての木造で和室が13室ある。 建物の窓という窓全てに緑色の網がかかっている。「網をしておかないとサルが入って来てしまうんです。」とご主人。
入ってすぐにある玄関ホールにはサルの入浴写真がずらっと飾ってある。サルと人が一緒に入っている写真もあり私もそんな経験したい、と冬再訪しようかと早くも思った。
入り口にはゴールデンレトリバ-のワンちゃんがお出迎えしてくれる。かわいいのだが臭い・・・(~_~;)
玄関全てが臭くてひどい臭いがした。洗ってあげてほしいものだ。
宿の中は昔ながらの造りで木のぬくもりがいっぱい。 |
部屋はいたってシンプルで簡素、窓は風邪でガタガタいうような造りだが何故か落ち着く。窓際にある椅子へ腰掛けると自然と会話がはずんだ。宿泊したのは一番安い部屋で一泊10000円。
【地獄谷名物 ちまき】 |
到着してまず露天風呂へ。景色は良く、前には横湯川が流れているので川の音も心地いい。
露天風呂は思ったより広くゆったり入れた。
夜には、湯船の横までカモシカが降りてきて感激!そんな近くでカモシカを見たのは初めてだった。私が発見し、小さい声で「カモシカ カモシカ」と言ったところ、ビクビクッと身体を震わして一目散に逃げてしまった。
お湯は無職透明、無味無臭でものたりなく感じた。
女性用露天風呂も柵があるもののその奥へ山々が眺められ開放感がある。私はこの柵へサルが登っているのを目撃!感動だった。「延命の湯」と名づけられている内湯は木の香りがいい匂い。ただ源泉のみだと熱すぎて入浴できない。源泉を薄める事はしたくないが入れなければ意味がない。という事で薄めて入浴となった。
食事は宿の向かいにある建物の中でいただく。食事何処の明るい雰囲気が私はとても気に入った。宿の方はとても元気いっぱいで気さくな方、たまに宿の方とのおしゃべりを楽しみながらいただき大満足な食事でした。
メインは鍋料理、ボリューム満点でおいしい。天ぷらは油っぽくていまいちだったがその他はおいしかった。特にキノコの炒め物が絶品だった。 |
結局黄金のタレかどうかはわからずじまいだがおいしかった事に変わりはない。
下の写真はイナゴの佃煮、焼き魚がのっている皿の端へ黒いものがチョコンっとのっていたので「なんだこりゃ」とよく見たらウェ~~イナゴ!申訳ないがごめんなさいして残させてもらった。これは食べれない、、、。
廊下にある水道には水を出しっぱなしにして流し込んでいる桶へお酒が冷やしてあった。部屋に冷蔵庫がないのでお客さんが冷やしているようだ。
廊下の奥の方へ行くと大きな部屋がありそこには卓球の台があった。この部屋の外でまたまたサルを目撃。
朝食は少しさみしいぐらいだったが、キンピラがおいしかった。 |
朝食後、お腹が満腹になりチェックアウトギリギリまでダラダラしてしまった。
露天風呂から川を挟んだ対岸には天然記念物の噴泉がある。勢いよくプシュ-っと噴出していた。温泉の他にも噴泉に野猿公苑と見所満載だ。
お湯は少しものたりなく何度も入りたいまでは思わなかったが、景色は良く、野生の動物にも出会えて楽しいお風呂だった。宿の雰囲気も鄙び度が高い。あとは入り口の臭いだけなんとかなれば完璧。綺麗な宿ではないが夜は静まりかえり田舎にいる実感ができる。
貴重な体験をした一泊だった。
地獄谷へ入る道へ売店もある。かといって珍しいものが売っているわけではない。
間近で猿が飲泉を・・
2019.11月。日帰り利用。宿泊も考えた宿だったが、電話はなかなか出ないし、やっと通じたかと思ったら、1人1泊2食で17000円と言われ止めた。結果的には正解だった。
まず、モンキーパークの入り口からは地道を30分程歩かなければならない。平坦とは言え、この道をキャリーケースを引っ張っては歩けない。
そして、温泉だ。
混浴露天風呂は、工事中の人や観光客で丸見えの場所にある。
足湯だけでもしようかと覗いたら、何と猿が何匹も湯船の周りにいる。飲泉をしている!
かと思いきや、湯船の淵を思い切りダッシュで駆け抜けて行く猿が何匹も。ノミ採りをし合っている猿も。
イヤア。コンクリートの清潔感に欠ける湯船に、お猿さんと一緒に浸かるかも知れない事になるのかもと思ったら、私は遠慮する。更にみんなから丸見えなのだ。
前回、湯の色が紺鼠色をしていて、とっても気になった内湯はというと、今回は湯を入れたばかりのためか透明だった。しかし、湯の花?だか汚れ?だか判らない様な茶色のボボけた物が浮かんで来る。何だがっかり。あの神秘的な紺色の湯に入りたかったな。
浴室は木造、湯船も朽ちた木造で雰囲気は良いのだが、何故だかガラス窓が2段もあって、外が見える様になっている。と言う事は外からも裸体が見える。
これは落ち着かない。出たり入ったりする時にいちいち確認しなければならない。それでなくとも、前の川は工事している事が多いし、モンキーパークへの人通りも多いのに。
日帰りでは、女性専用の露天風呂がどこにあるのかも解らなかった。
管理人様が書かれているような犬臭さは、今は全く感じられずだったが、とにかく御主人が電話でも日帰りの受付でも、何故かなかなか出て来なくて、この日も外人客が待っていたので、ベルを鳴らし大声で叫んで呼んだ。
以前は外にトイレが在ったが、無くなったのか、看板を外しているだけなのか解らなかったので、結局トイレも使えなかった。日帰り入浴料これで800円。入浴時間12時前頃~。
アクセス例:長野電鉄湯田中駅より、路線バスモンキーパークもしくは志賀高原方面行でモンキーパークバス停下車後徒歩30~40分程。 冬季JR長野駅よりモンキーパーク直行バスあり。
思い出(未湯)
お猿さんの、ほげっとしたアホ面入浴顔になぜだか夢中になり、宿の立ち寄り時間に間に合わず未湯です。
含SなのにMTMMだったんですね。
まぁまぁな坂を歩いての到着となるので、わざわざ再訪するか、ちょいと悩みます。