泉質の違うお風呂を5つも楽しめるコスパ抜群のお宿
- 公開日
- 2018/12/29
- 最終更新日
- 2019/09/08
- 投稿者
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管理人総合評価
3.6
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ユーザーの評価(1件)
3
明治時代に開業という歴史ある旅館。
男女別の浴室の他に5つもの貸切風呂があり、コスパがいいという事で宿泊してみる事にした。
外湯巡りの拠点にもいいと思ったが、旅館内だけでも5つ貸切風呂があるので9つの外湯と4つの貸切風呂、全て入る事は時間的に厳しかった。
駐車場は少なく、宿の前へ数台停めれる広さ。 |
1泊朝食付 6975円 7畳+2畳 トイレ、洗面付 1月4日泊
案内された部屋は暖かく、広め。茶菓子には和風のシュークリームが置いてあったり、暖房も2種類置いてあったりと素泊まりする部屋としてはとても贅沢。6畳一間をイメージしていただけに立派さに圧倒された。ほぼ下調べなしで訪れたせいもあるが嬉しい驚きだ。
旅館内ではしご湯 それぞれ泉質の違う貸切湯が人気
かめや旅館へは5つのお風呂がありその内3つは貸切風呂。温泉街内にあるという事もあり景色が良いという事はないがそれぞれ思考を凝らした趣のある凝った作りとなっている。
何処が一番人気ですか?とご主人へ聞くとすかさず「新しい座敷露天風呂です」という答え。早速座敷露天風呂へと向かう。
まず入り口より入るとめずらしい脱衣所が目に入る。4畳半ほどの畳敷きで白熱灯のオブジェがお洒落。
その奥へ窓を開けると座敷露天風呂がある。
湯はかなり熱めで水をしばらく足さないと入れないほど。寒いなか裸で熱い熱いと騒ぎつつぬるくなるのを待つのはかなり辛かった。
湯の特徴はあまりなくさらっとしたお湯。外の寒い空気との相性は良いだろう
庭園露天風呂はかめや旅館のお風呂の中で私が最も気に入った露天風呂。
少々鉄分を感じる湯は他よりもぬるめ。(といっても41度ぐらい?)一番温泉臭さを感じれる湯だと思う。水を足さないで入れるところも気に入った。
亀甲風呂と家族風呂へは残念ながら時間がなく入ることはできなかった。
ボードで宿泊となると身体が疲れ、湯巡りの元気などはなく本当に身体を癒す為の入浴となる。という事で夜2箇所、朝1箇所のみが限界だった。
ご主人オススメの泉質は自家源泉である男女別の内湯だそうだ。内湯へはめずらしい寝湯が設置されており、寝ながら温泉へまったりと浸かる事ができる。ただ女性用の方は激熱でとても寝れるような状況ではない。熱めの湯とぬるめの湯に分かれた浴槽となっているが「ぬるめの湯」もこれがぬるいのか?と思いつつ「くっ~~っ」と歯を食いしばりながら入浴するほど熱かった。男性用の方は湯船の大きさのせいかぬるかったそうで寝湯が心地よく最高だったらしい。う~んなんとなく損した気分・・・。
朝ごはんはお宿の方の心遣いでわざわざ個室を用意いただいた。通常から朝食のみの宿泊で個室を用意してくれるわけではないのだろうと思うが私が電話した時、お宿の方がなんとか個室を用意できます。と言ってくれた。(といっても別に知らなかったので頼んだわけでもないです)
食事内容はとてもシンプルでハムや卵など手のかかったものはあまりないが、なんせ料金が安い為、個室へ通されただけで満足だ。
安い料金で広い部屋に泊まれるは布団は敷いてくれるは個室でご飯だはいたせりつくせりなもてなしに感動ばかりだ。 |
部屋にはお宿の方からのメッセージと一緒に外湯のカギが置かれていた。
宿の温泉だけでも十分に温泉巡りができるが、渋温泉は外湯巡りも泉質豊富で楽しい温泉街だ。温泉巡りやボードでこれからも通いたいお宿だなと思った。
≪かめや旅館の良いところ≫
料金は普通の温泉のない素泊まり宿と変わらないのに5箇所も温泉があり、泉質もそれぞれ。部屋の広さもお洒落さもすばらしく、ご主人の人柄もとても良い。
朝食は個室へ通していただき、格安で贅沢な時間を過ごす事ができた。
宿の目の前には共同湯もあり温泉巡りで訪れても便利な場所にある。
≪かめや旅館の良くなかったところ≫
今回の料金から考えて何もなし。
源泉3種、お風呂は幾つかあるけれど・・
冬は渋・湯田中こちら辺りの温泉が恋しくなる。何年か前に一度宿泊しているが、今回は日帰り入浴で訪れた。
貸切風呂が幾つもあるのが売りのかめや旅館。日帰り入浴でも空いていればどの風呂にも入れるし、男女別内湯もある。
しかし、どの風呂へも一旦着替えて出入りしなくてはならないのが、非常に面倒でもあった。
内湯は浴室全体がタイル造りで、湯船もレトロタイル風呂だった。
この風呂は自家源泉を使用しているそうで、比較的ぬるめ。更に仕切りがありぬるめと源泉が投入されている熱めの湯船に分かれていたが、一体何処から排水されているのかがよく解らず、しかも汚れの泡まで浮いていて、余り気持ちの良いものでは無かった。
家族風呂もレトロタイル風呂で、こちらも内湯の様に寝湯型の浴槽であった。温泉の投入口が、牛?ロバ?余り見ない動物であるのが珍しかった。
露天風呂は更衣室の電気が付かず、入らず覗いただけでパスした。
露天風呂の温泉と家族風呂の温泉が、渋温泉の源泉であるようだった。
もう一つお座敷風呂という浴室がある。名前からして浴槽の周りがお座敷になっているのかと思うが、そうではなく客室を更衣室にして使い、縁側の部分に浴槽が造られている。
更衣するには広くて良い。温泉は地獄谷より引湯しているそうで、茶色っぽく湯華が沢山有るかなり熱い源泉で、加水しても湯底から熱く、ドバドバ加水でどうにか浸かれた。
という事でかめや旅館の源泉は、3種類の源泉を使用している事になる。
お宿自体はレトロ感+寂れ感が漂って来ている感じがした。
日帰り入浴は10時~20時頃まで、500円だった。
アクセス例:長野電鉄湯田中駅より路線バス、もしくは徒歩なら渋温泉へ30分程。