ガツンとくる強烈な黒湯は温泉マニア大絶賛の名湯
- 公開日
- 2018/11/02
- 最終更新日
- 2019/09/09
- 投稿者
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管理人総合評価
3.6
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温泉マニアに好まれる鳴子。またその中でもさらに好まれるのが東鳴子温泉だ。
私が初めて訪れることとなったのも「秘湯へ入る会」のメンバーの方にすばらしい温泉があると連れて来てもらった経緯がある。
高友旅館のお湯は何処の湯とも違い、独特の魅力がある。
友人数人と入ったが、友人は湯へ入り疲れがどっと出て具合が悪くなってしまった。
というのもこちらの湯は疲れを出し、直すという不思議な力があるからである。
湯の底力を身体で感じたければぜひ一度立ち寄ってほしいと思う。
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外観
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休憩室
東鳴子温泉は湯治向けの宿が多く、町並みは昔ながらの雰囲気が漂っている。
そんな町並みに溶け込む、湯治宿の高友旅館。
レトロ感いっぱいな木造の宿だ。
最近は色んな旅行会社へ加入したようで、若い人も多くみられた。
12月31日 年越し 1泊2食付 11700円 旅館部 トイレなし
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宿泊した部屋
思っていたより部屋は居心地が良くあたたかみがある。
全てが古びた感じではあるがこういった雰囲気は好みだ。
ただ、トイレがかなり遠いため、予約時には近い部屋を指定した方がいいだろう。
ちなみに共同のトイレについては男女共同の和式だった。
広い広間でお膳が並べられ、部屋ごとに用意されている。
暖かいものを暖かいままで運んでくれ、味もおいしい。
特に今回は年末年越しの宿泊という事もあり、お正月料理というおまけもあり、お膳からはみ出すほどだ。
イメージとして「湯治宿」の食事を考えていたため、いい意味で裏切られた。
風呂吹き大根+角煮は絶品でやわらかく、天ぷらも油っぽくなくおいしかった。
明らかな効能を痛感でき、コールタール臭がたまらない極上湯
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高友旅館で一押しのお湯は「黒湯」暗緑の鳴子温泉で唯一の鉄天然ラジウム泉だそうだ。通常こちらの湯船は混浴だが、今回は宿泊という特権により女性タイムに入る事ができた。 |
湯は熱めでタイヤのようなコールタール臭がプンプン匂ってたまらない。前回友人と訪れた時には、湯あたりのような状態となり、湯上りぐったりとしてしまったが、それがこの黒湯の特徴で、疲れを身体からだし直すそうだ。お陰で次の日は体調は最高によく、1週間ほど湯治をしてみたいと思わせられた。
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黒湯 女性用
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ひょうたん風呂 男性用
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貸切風呂もあり (もみじの湯)
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館内
館内はとてもレトロで古びた空間。格式や綺麗などという言葉からはほど遠いがこの湯治場ムードはなかなか好きだ。
宿には宿泊者専用の貸切風呂もあるが、いつ行っても誰かが入っており、残念ながら最後まで入る事ができなかった。
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朝ごはん
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食事処
朝ごはんも大広間で食べる。
内容的には素朴でハムやシャケのような一般的な朝ごはんだが、品数は多い。
【高友旅館の良いところ】
なんといってもお湯は絶品!身体を芯から改善してくれるような不思議なお湯だ。このお湯に惚れ、今回は宿泊してみた。その他、宿泊料金が安いのに食事が豪華。思っていた食事とまったく違い、嬉しい驚きだった。
【高友旅館の良くなかったところ】
ほぼ宿泊のイメージができあがった上で宿泊したこともありあまりない。
あえて言えばトイレが遠くて大変だった事。次回宿泊する時は必ずトイレの近くの部屋をしていしようと思う。
不思議な油臭さ
平日だったせいか、宿泊客は私一人でしたのでどの湯でも好きに入って良いよと言うことで全浴槽を制覇させて頂きました。
皆さんが井っておられる油臭さは確かに感じましたが不思議なことにお湯に鼻を近接させたら匂わないのです。浴室の空気からは匂うのですが・・・お湯そのものからは感じない???
不思議でした。
ラムネの湯は、泡が付くかなと湯口近辺で粘っていましたら少し付いたかな?という程度でした。
全体に源泉温度が高いせいかお湯を絞り気味なのが一寸残念
2019.3月宿泊。数年前日帰り入浴し、今回は宿泊でゆっくり高友の湯を味わってみたいと思い泊まってみたが、参った。臭過ぎた。
特に女性の黒湯に続き、ラムネ風呂へ入ったのがいけなかった。
館内の風呂の中でも、最強に匂いが強いのがこのラムネの湯で、何年か前はまだフツーの高友旅館の湯であったが、今回はドロドロ。まるで池か沼にでも足を踏み入れる感覚で、恐る恐る浸かったが、気持ち悪いの一言ですぐ出た。
しかも強烈なコールタール臭。臭いがついてとれない。これでやられてしまい印象が悪くなってしまった。手入れがされてないのかなあ?
そしてこの宿メインの混浴風呂にも女性専用時間帯に入ってみたが、広い浴室。何だか全然落ち着かない。ただ広いからというだけではなく、黒いパイプが走っていたり、雑多な景観が印象悪く、それを上回る程に気持ちの良い湯という訳でもないからだろう。湯に集中できない。
あちこち眺めたり、析出物を見て感心したりしていた。
特に高友旅館に於いては壁の腐蝕と言うか、温泉成分による蛍光色の緑色が芸術的で、これには感心させられる。中でも女性用の黒湯の壁が素晴らしい。
こんなのはいつまで見られるんだろうと思いながら入っている。
貸し切り風呂も2つあるという事だが、1つは激熱、更に電球が切れたまま放置で、夜間は入れない。私が比較的気に入って入っていたのが、もう1つのやや温めの貸し切り湯だった。
しかし、夜は特に館内が怖い。広くて暗く、浴室があちこちにある為、1人で廊下を行き来するのは気持ち悪かった・・日帰りで十分と思った。
御主人は、作業服姿で旅館の御主人と言う感じではなく、もしかしたら御殿湯駅のホームから見える○○タカトモと書かれた、工場か何かのような所も経営されているのかな?という感じだった。フロントの女性も事務員さんといった感じで、冷水は頂けたが、布団はそのままでとお願いしておいたが、忘れたのか上げられてしまっていた。
まあこんな事よりも、何といっても匂いと、あのドロドロの湯と、夜の館内、それらが怖い。
でも、一度高友温泉に入っておけば、東鳴子の他の宿の温泉や、月岡温泉などの匂いは、大して気にならなくなる。
アクセス例:JR御殿湯駅より左方向へ徒歩7分程