トリウム含有量日本一を誇る析出物こってり個性的な温泉
- 公開日
- 2018/10/23
- 最終更新日
- 2019/09/10
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管理人総合評価
3.8
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楓の木が生い茂るひっそりとした温泉街。
木々には苔が美しく生え、訪れるお客さんを異国へと誘います。
湯抱温泉へは6軒ほどの旅館があり何処も鄙びた旅館、温泉街は趣のある木造の建物が連なっている。
私たちが訪れた時は土曜日だというのに人影もなく、まるで廃墟が佇んでいる温泉街へ迷い込んだかのような錯覚に陥った。
ここ、湯抱温泉は湯抱温泉 中村旅館さんに宿泊しないと入れないよ、と教えていただき宿泊する事に。
貴重な情報に感謝します。
中村旅館は温泉街の中でも立派な建物。
敷地も広くどっしりとしている。
こんなに大きな旅館ではあるが家族経営。1階の1部分はご家族が生活をしている家のようだった。
近くには小さな川があり、人口の川ではあるが放置されすぎたせいかまるで自然のもののよう。
新緑の季節という事もあるが、楓の木が多く透けるような緑がとても綺麗に見えた。
1泊2食付 土曜日泊 13000円 12畳~15畳ほどの広い部屋
私たちが宿泊したのは中村旅館で最も広い部屋。
豪華で窓も二方向に有り明るい。
到着するとおばぁちゃんが入り口で正座をし挨拶をしていただいた。
初めての対応に戸惑う私・・・。
部屋では抹茶と茶菓子のwelcomeドリンクが出され、しばらくボーっと過ごす。
部屋へはテレビ、浴衣にタオル、鏡が備え付けられている。部屋はとても綺麗に見えるがそんなに綺麗なわけではない。ピンク色の絨毯はシミが目立ち、少しほこりっぽい。
トイレは結構歩いて行かなければならない。
おばあちゃんが作ったとは思えない豪華な食事
食事は全ておばあちゃんが作っていると言うが、これがおばあちゃんの作ったもの??というほど豪華。
天ぷらは油っぽいものの他は全てがおいしい。
とてもめずらしい香茸という保存食も食べさせていただいた。
三瓶蕎麦もおばあちゃんの手作り。そば粉の香りが強いなかなかのお味の蕎麦だった。
お肉もやわらかくて美味。これが特別においしい、という物はないが全体的においしいものが多かった。豪華な食事に驚いた。
食事何処はものすごく広い。広すぎてどうも落ち着かないし寒い。
食事はおいしいのだがどうも二人とも落ち着かなく会話が弾まずに食事を終了した。
食事の後、部屋へビールを運んでいただいた。 |
見事な千枚田の析出物 カルシウムいっぱいの個性湯
湯は土類系の温泉。カルシウムがものすごく多く、析出物は宮崎県にある城山温泉のようだ。湯船の端の方へは沸かした熱い温泉が出てきて危ない為に作られた蓋がある。この蓋はなんと析出物を削ったもので作られている。そんな事が出来るのも析出物がどんどん溜まる湯抱温泉ならでは。
鉱泉は好きなだけ出す事ができる。ただ冷たい鉱泉が出てくる為あまり入れるとぬるくなってしまう。
味は塩気のある土類系独特の味がする。
朝ごはんも保存食が多い。朝ごはんはパッとしないが満足のいく量ではあった。
毎回の事ながらこちらでもコーヒーをお願いした。朝、窓辺で飲むコーヒーはおいしく感じた。
≪中村旅館の良かったところ≫
温泉が珍品である事、食事はとてもおいしかった。
宿の雰囲気、部屋の雰囲気はかなり良い。
≪中村旅館のよくなかったところ≫
他の人が汚したトイレのそうじをしなければならなかった事が少々嫌だった。
(宿の方に汚れていることをつたえたところ、トイレについているホースで掃除をしてほしいと言われたため)
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