郷愁感たっぷり!足元湧出極上にごり湯で人気のお宿
- 公開日
- 2018/10/12
- 最終更新日
- 2019/11/19
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管理人総合評価
4
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ユーザーの評価(2件)
3.4
※※※※このレポートは2005年1月に訪れたものです※※※※
島山の麓にある国民宿舎の新燃荘はアトピーや水虫などに効果があるとされ、湯治客がたえない温泉
明治の頃から多くの人が訪れ、今では年間4万人が訪れるという日本中でも屈指の人気宿だ。
鄙びた外観は湯治の宿そのもので温泉と宿の歴史を肌で感じる事ができる。
私達は去年、日帰りで訪れあまりに気に入った為、もう一度日帰りで訪れ、さらに今年の年越しは新燃荘でしっとりのんびりする事にした。
が、残念な事に夢に描いていた露天風呂に浸かってのカウントダウンは露天風呂入浴時間が23時までだった為実現できず残念な思いでいっぱいとなってしまった。
山深い中、新燃荘はポツンと佇む静かな湯治宿。
鄙びた湯治宿が好きな方なら心を捕まれたような感覚になるのではないだろうか。
右側が本館、左側には自炊棟と湯小屋があり、全体をみると思ったより案外大きい。
国民宿舎といっても家族連れが多い子供がバタバタと走り回るような事はなく、静かに湯治をする方達がほとんどだった。
入り口の写真の右側へは降りる階段があり、その先に露天風呂がある。
宿の中へ入ると外観のような鄙びた雰囲気はあまりなく、どちらかというと古びた宿。
年越し宿泊 本館4畳半+1畳 14000円(特別料理付)
部屋はとてもせまく味も素っ気もない部屋。
ただ、暖房の設備は九州の暖房はエアコンが多く喉をやられていたが、新燃荘は風邪の出ないガスのタイプで一番良かった。
部屋の中も暖かく気持ちよく寝れた。
部屋へは簡単な洗面台、トイレが付いていた。最近部屋にトイレなどが付いている所へ宿泊していなかった為、やっぱり部屋にあるといいな~とシミジミ思った。
備え付けられていたものは、その他にテレビ・電話・暖房・浴衣・ハブラシ・ミニタオルがある。
年越しの特別料理と聞いていたが、最初並んでいる料理に、これが特別なのか?と思っているとその後出てくる出てくる・・。
味付けも良くおいしい豪華な料理が並んだ。
一般的な旅館から比べるとお正月の料理としての品数は多いとはいかないものの、大きなエビやカニの爪が出てきたりと豪華!
全体的に暖かい料理が多く、出来立てを運んでくれる。
料理は特別料理といえども全然期待していなかっただけにおいしさに大満足した。
食事何処はとても広い畳の部屋。 |
湯小屋からこぼれた光りで浮き上がる乳白色の湯
露天風呂の雰囲気はまるで庭のよう、裸電球と木造、そして見上げると星がいっぱいの空が印象的。
源泉は源泉場所として近づけないように囲ってあり、湯の下から出ているようだった。足元からもプクプクと湧いている箇所もある。透明度は約10cm、青みを帯びた白濁した綺麗な湯。湯は硫黄臭がし、味はほとんど無味
この日は雪、鹿児島で雪と出会うとは思わなかった私達は2駆のノーマルタイヤ。次の日大雪で動けなくなったらどうしよう・・などと心配もありつつ、雪見風呂を堪能。露天風呂へ入った後はそんな事まったく忘れてしまっていました。通常入浴時間が22:00までのところをこの日は23時、どうせならあと1時間延ばしてくれたらカウントダウン雪見風呂なのに・・残念でなりません。
元旦、初湯はもちろん露天風呂!今年も新湯温泉のようないい湯と出会えますように・・・。
露天風呂の他に治療室男女各1、内湯男女各1、本館奥には女性用露天風呂、宿泊者専用の家族風呂、とお風呂も豊富。
内湯、治療室は露天風呂よりも濁りが少なくぬるい。
内湯へはカラン・石鹸が3つある。
女性は内湯からメインの露天風呂へ出れる。出口へは巻く用の貸しバスタオルが沢山置いてある。
朝ごはんも元旦とあって湯治宿としては品数が多め。
おめでたい感じでお雑煮も出してくれた。
≪新燃荘について≫
新燃荘は部屋はまぁまぁ、接客はあまりいい感じはしないが、料金はお正月など特別な時を抜かせば安め。ただ、特別な時も他の国民宿舎と同じようにそんな急激な値上げをしないといいな・・とは思うがやはり湯がすばらしいのと露天風呂の雰囲気、特に夜の雰囲気がたまらないので私は新燃荘が大好き。またぜひ宿泊したいと思う。冬でなければ今度は自炊棟にも泊まってみたいなぁ。
リニューアルされています
宿泊棟・温泉棟共にリニューアルされてはいたが、外観はまだ以前と変わらない部分も残されており、依然工事現場の様な雰囲気が見られる。
日帰り入浴の料金設定も、30分間という時間制限の露天風呂などの温泉に入る立ち寄り入浴と、それ以上の時間になるのなら休憩付き、貸し切り内湯付きの2時間、3時間、3時間以上コースが有り、まずどれにするか選ばなければならない。
私の場合バス停から徒歩で来ているが、そのバスの本数がかなり少ないので、当然休憩付きコースになる。
新燃荘はしばらく休業した後、2019年にリニューアルオープンしたそうで、新しく建て替えられた宿泊棟の中に、広い座敷2部屋を休憩室として設けてあり、座布団やテーブルを自身で用意して使う。
同じ1階に内湯の貸切風呂が4室あり、2つずつがほとんど同じ造りの木風呂になっていた。いかにも新しい感じがする風呂で、木をくり抜いた方は1人が入れば一杯、無理してくっついて2人といった様子で壺湯の様な感じだった。
ちなみに館内には内湯の大浴場は無く、この貸切風呂のみである。隣には一応露天風呂といった容の風呂もあったが。
別棟の温泉棟にある新燃荘メインの混浴露天風呂もリニューアルされており、湯は以前より青みがかっている様に思った。
源泉投入口は幅広く階段状になっており、露天風呂はぬるめ。
女性は使いまわしのバスタオルが女性浴室に掛けられているので、それを利用して入浴できるようになっている。勿論持参しても良い。濁りが濃いので浸かってしまえば見えないが、廊下が丸裸状態になるので、やはり湯あみ着かバスタオル巻きは必要。
男女別浴室も、治療用浴室も全てリニューアルされており、男女別浴室は広く新しかったが、「入浴は30分以内で」という貼り紙がやたら目に付く。それだけ硫化水素ガスが強いと言う事なのだろうけれど、30分って‥あわただし過ぎるし。
また、一般浴場の温泉と治療専門浴室というのを分けて在るのも此処だけのように思うが、泉質がどの様に違うのか解らなかったし、記載も無かったし、この治療専門浴室はどの様にして利用すれば良いのだろうか?自己申請でサッと浸かってみたが、何も解らなかった。
温泉全体としての雰囲気も新しさが表に出ており、どんなものか試しに入ってみるのには良いのかも知れないが・・だって30分以内だし。これじゃあゆっくり入っていられないし、実際本当に30分以内でないと問題が起こるのか、30分以内なら繰り返し何度でも入って良いのかどうかも判らないし・・露天風呂と内湯を合わせて30分以内なのか、どちらか1つだけで30分なのかそれも解らないまま、とにかくどんな風呂か見に入った様なものだったので、浴感とかの印象がほとんど無く、湯の色しかコメントできなかった。
新燃荘へ徒歩で向かう者は誰もおらず、松林と噴火中の新燃岳を眺めながら歩いて行くと、途中に硫化水素ガスが噴き出ている岩場が何か所か在ったので、近づいてその岩場と新燃岳を写真に収めようとしたら、急にクラクラっとした。慌ててその場を離れたが、これが硫化水素ガスの影響だったのだろうか?と思った。
新燃荘では昔、硫化水素ガスに寄る死亡事故が起こっている。この道を歩く人はほぼ居ないのだろうけれど、注意された方が良い様に思う。
アクセス例:鹿児島空港からいわさきホテル行バスで丸尾バス停下車し、乗り換え霧島周遊バス(1日3便)で新湯温泉下車し、徒歩15分程。
初めての混浴
日帰り温泉で利用させてもらいました。
確か、、500円くらいだったと思います(あやふやですみません)
混浴の浴槽を中心(階段を降りて右側が露天混浴)に男女に分かれた内風呂へ繋ぐドアがあります
なので混浴が苦手な方はスルーして内風呂へ行けます
私達夫婦二人だけだったので思い切って混浴露天に入りました。
お湯は白濁してサラサラした感じです。
硫黄臭もたっぷりで、ザ・温泉といった感じでしょうか。
私が混浴が初めてということもあり、浴槽も広々、空を見ながらテンションが上がり泳いでしまったほどです。立って入る感じの深いお風呂だったと思います
次回は宿泊してみたいです