歴史と趣きのある、コスパがいい木造旅館。温泉も抜群
- 公開日
- 2014/09/19
- 最終更新日
- 2019/09/10
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管理人総合評価
4.4
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広い敷地に大正2年創業の木造建築で、ザ、日本といった趣のある老舗旅館。
現在の社長で4代目と歴史がある。
草津ホテルというより大型ではあるけど旅館と言った方が相応しい。
建物は木造にモルタルで上塗りして作られているそうだ。
夕暮れに見る建物のシルエットがより一層和を感じさせる。
到着前にホテルから到着時間確認の電話が入る。
到着するとホテルの方が2人も3人も出てきて沢山ある荷物を全部持ってくれた。
しかも車から部屋まで持って行ってくれるあたりが嬉しいもてなし。
フロントで記帳を終わらせると3人のスタッフの方とともに部屋へ案内してもらう。
とても親切で丁寧な接客で気持ちがいい。
私たちの部屋に付いてくれた仲居さんは結構ご年配の方できっと仲居さんの中で力を持った方なんだろうなという風格。
この方の接客は丁寧ではなかったけど、草津ホテルを愛しているのだろう、ホテルの歴史やなんかもよくしっていて色々と教えてくれてありがたかった。
いつも宿泊する時にお宿の歴史を聞くけれども、仲居さんがよく知っているというのはめずらしい。
よく勉強されているなーと感心してしまう。
12畳+広縁約3畳 トイレ 洗面付 1泊2食付 1人13,650円
草津ホテルには部屋が44部屋あるらしく、私たちが宿泊した部屋は12畳と3畳ぐらいのスペースがある部屋でどちらかというと広めの部屋だということ。
それにしても、平日月曜日だというのに部屋の明かりはほとんどついていて満室に近いよう。すごい人気ぶりに驚いた。
部屋の大きな窓からはそんなに景色がいいわけではないけど、緑が見えてなかなか。
窓辺でお酒をチョボチョボいただきながら本を読むには最高の場所だった。
広縁に置いてある椅子も座り心地は悪くなく、部屋に設置されている暖房も2か所ある事から暖かくて心地がいい。
食事の時間が19時から部屋出しだということなので、それまでにお風呂へ行こうということになった。
レモン汁をストレートで飲んだような酸味のあるピリッと湯
こちらの源泉は西の河原露天風呂の源泉を使用していて、透明のピリッとした湯。
内湯も露天風呂も適温で41度ぐらいだった。
飲んでみるとレモン汁をストレートで飲んだような酸っぱさで、皮膚が溶けているようなヌルッと感があって、よく見ると白い綿毛のような小さな湯の花が無数に舞っていた。
入っていてとても気持ちがいいもんだからついつい長く入っていたい気持ちになる、、、が、明日から草津の強い湯を1日6湯ほど入る事を考え、泣く泣くホドホドなぐらいであがる事に。
お腹がいっぱいなのに食べてしまう 和洋折衷の楽しい食事
品数も多く、食事内容はとても充実している。
お刺身はとても新鮮で驚いた。まぐろは中トロに近いし本マグロのような味わい。(本マグロかどうかわからないケド、、)
カンパチと昆布でしめてあるタイも新鮮でプリップリ。
口に入れる度に、これは美味しいと声を出してしまうほど気に入った。
ただ数点残念な部分で言うと、メインのようなローストビーフが旨みがまったくなくパサパサしていることと、天ぷらを塩で食べるということ。
ローストビーフについては、私が作った方がおいしいんじゃないか。。^^; なんて思ったりして、、
鍋はつくねが竹筒に盛ってあり演出がにくい!
味付けもやさしく、鳥のうまみが凝縮されていて美味。
その他煮物やおこわなども絶品でかなりのレベルの高さに嬉しくなった。
天ぷらはよっぽどの天ぷらじゃないと塩で美味しいと言う事はないし、ツユで食べたいというところ。大根おろしなんかが付いていたら言うことなし!
なんにしてもレベルの高い食事で大満足な食事でした。
夜は寒い。草津はやはりこの時期寒いんだなと思った。
食事の後、部屋でゆっくりしていたら外国人の団体が結構騒いでいてうるさかった。
ただ、うるさいのは長く続かず1時間程度だったのでほっと一安心。
食事の時にサービスでつけてくれた草津ホテルで作っているという日本酒をチビチビ飲みながら夜をゆったりと過ごす。味は甘めで飲みやすい日本酒。
日本酒は苦手なんだけどこれなら飲めなくもない。この日本酒はお客さんに評判がいいんですよと仲居さんが言っていた。
こじんまりとした1人でじっくり浸かりたい露天風呂
朝一、朝食前に朝風呂。
男女の浴室が入れ替わっていて、昨日と違う露天風呂。
昨日の露天風呂もよかったけど、今日の露天風呂も小さいけど風情があってとても気持ちいい。
大型の旅館にしてはちょっと露天風呂小さくない?とも思うけど、この時は私の他の人達は皆内湯に入っていたので露天風呂を1人占め♪
ありがたくゆっくり入らせてもらえました。
賽泉の湯の内湯は悪くはないけど、源泉投入量は少なめ。
賽泉の湯のぬるめの湯の方は、ジャグジーのようにボコボコと空気が出ている。
なんとなくジャグジーがあまり好きではないこともあり、熱めの湯の方が私には向いているかも。
もっと言うと、琥白の湯の内湯の方が断然好みかな。
朝もこだわった料理の数々 特においしかったのはだし巻卵!
朝食も驚くほど豪華。
朝からおいしそうな食材が並び、どれから食べようか迷ってしまう。
特においしかったのは筋子とマグロの山芋がかかったものとダシまき卵!
休憩できるパブリックスペースの多さが魅力
窓から見える干し柿がこの雰囲気をよりいっそう素敵にしている。
朝、チェックアウトの前に少しエントランスで休憩していたところすかさずお茶を出してくれて驚いた。
宿泊料金はそんなに高くないのに、もてなしはまるでもう1段、いや2段上の値段で味わうような感じに思える。
帰りに和風村湯めぐり手形を忘れずに購入して共同湯の地図をゲット。
この日からの草津温泉湯めぐりを開始した。
≪草津ホテルの良いところ≫
コストパフォーマンスがすばらしい。
この値段で部屋は広くて綺麗だしトイレ付、その上窓が大きくて椅子も座り心地はよく居心地がいい。
食事もどれを食べてもおいしくて大満足!
接客についても申し分なく気持ちよくすごせた。
いつも私的に決めてとなるのが荷物を運んでくれるかどうかというところが何気に大きいのだけど、
草津ホテルの方々は数人で車から部屋までバッチリ運んでくださりとても丁寧だった。
温泉も露天風呂の作りも落ちつくし気持ちよかった~!
朝のコーヒー飲み放題も大好きなポイント
≪草津ホテルの良くないところ≫
木造なので部屋の音が聞こえやすさもあり、団体客が来るので、へたな団体客にあたるとうるさくてたまりません。
この時は布団が羽毛1枚のみだったのでちょっと体温調節が難しくて寝苦しかったかな。
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