つぼ湯へ入ると無料で入れる! 「くすり湯」名前の通り源泉100%の濃い温泉
- 公開日
- 2019/09/04
- 最終更新日
- 2019/09/30
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管理人総合評価
3.3
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ユーザーの評価(2件)
3.6
湯の峰温泉と言えば、つぼ湯、そしてそのつぼ湯へ入浴すると公衆浴場の一般湯かくすり湯のどちらかへ1回入浴ができるという事でもちろん入る事に。
公衆浴場へは一般湯、くすり湯、貸切湯(くすり湯)という3種類が存在する。
「くすり湯」と聞くとなんだか薬草でも入っていそうなイメージを抱くが、受付の方へ聞いてみると、一般湯は加水をして適温にしている、くすり湯は加水をせず冷まして適温にしている、という事らしい。
その湯使いを聞いてやはりくすり湯を選ぶ事に。
香ばしいタマゴの香りが心地いい、89.6℃の源泉を冷まし、100%の濃い源泉を味わえるくすり湯
さて、入ってみるとなんと貸切状態。
下調べをした中には白濁しているという情報もあったが、私が訪れた時はほぼ透明、恐らく白濁する前の新鮮な状態という事ではないかと思う。
湯からはプーンと焦げたような香りとタマゴ臭が漂い浴室全体がいい香りだ。
湯船に身を沈めると「ムハーーーー」と声が出る。
浴槽の底へたまっていた黒っぽい湯の花が舞上がり、さすが源泉100%、濃いように感じる。
肌ざわりは若干のツルツル感。
カランはあるが、カランからは源泉が出てくる。(私は湯船からかけ湯をした為使ってはいないのでカランからの源泉を確認はしていない)
石鹸の使用は不可なのでかけ湯のみをし入浴するといった事になる為あまりこちらの洗い場を使う人はいないかもしれない。
一般湯の方では石鹸なども使用ができるらしいので、洗髪などしたい人は一般湯を選ぶといいだろう。
湯上りは結構身体に染み入った感がありぐったりときた。
この時はすぐ目の前にある「旅館あづまや」へ宿泊していた為、つぼ湯、あづまや、くすり湯と濃い温泉へ入り続け身体にグッときた感が強かった。
しかし関西については硫黄泉が少ないためとても貴重な湯かと思う。
肌については湯上りはツルツルとする美肌の湯である。
ちなみにこちらのくすり湯は一度閉館した旅館を温泉好きの現在のご主人が買取り、湯治宿としてオープンした「湯の峰温泉 伊せや」でも味わう事ができる。
次回この地へ訪れる時にはぜひとも伊せやに宿泊してみたいと思っている。
バスの時刻表案内
本宮へお越しの際、または本宮内での交通にご参照ください。
龍神バス (JR紀伊田辺駅~熊野本宮方面)
明光バス (南紀白浜空港・紀伊田辺駅~熊野本宮方面)
熊野交通 (本宮~小口~新宮~那智勝浦方面)
奈良交通 (奈良方面~本宮~新宮方面)
十津川村村営バス (十津川温泉~熊野本宮大社間)
詳しいお問い合わせは十津川村役場 総務課
高速バス(明光バス)
JR大阪駅・なんば(OCAT)~みなべ・JR紀伊田辺・白浜間
京都駅~みなべ・JR紀伊田辺・白浜間
高速バス(三重交通)
東京・埼玉・横浜~新宮・勝浦
つぼ湯のついでに
つぼ湯が熱すぎて、ちょっとしか入らなかったけど、
時間制限ないから落ち着いて入れます!
つぼ湯とセットで
2019.8月利用。有名なつぼ湯以外に共同湯がある。券売機の反対側に鄙びた建物が並ぶ。
つぼ湯とセットで入れるという事で、私も薬湯という名前に惹かれ、こちらを選んだ。
源泉100%だからのネーミングだった。普通一般の方であれば身体も洗えるが、薬湯の方は浸かるだけだが良いか?との確認を受けてから薬湯へ。
そりゃそうでしょと思いきや人気は分散。洗髪を済ませ出て来る方達が多く、カップルは貸し切り風呂へ、薬湯は高年齢の私達がポツポツとって感じだった。
入ると長細い湯船が壁にピッタリ。横に一応洗い場とカランがあった。
湯の峰の温泉の源泉であり、冷ましてとはいえ熱い。が、ジワーッと浸かる。
かけ流しではあるがやはり投入量が少ないので、溢れだしまではなかった。でも源泉100%だと思うと有り難く感じる。
ふと天井を見上げたら物凄く高い。外観から出は全く想像できかった高さだ。トンネルの様に上へ上へと、途中明り取りの小窓がありさらに上へ。凄いなあ、さすが歴史ある共同湯。
世界遺産になり観光客が凄く増え、つぼ湯は目玉商品であるが、おまけのようにこういう共同湯も提供してくれるのは嬉しい。セットで770円である。貸し切り風呂はいくらなのかな?
地元の方はつぼ湯は入らず、こちらの共同湯にだけ入りに来られる方が多いようであった。
やはり良い湯なのである。それに鄙び感が残ったままであるのがいい。
アクセス例:近鉄大和八木駅より新宮行き路線バスで、湯の峰温泉下車。