じわじわと岩の間から湧く濃厚なにごり湯 ファンの多い共同湯
- 公開日
- 2019/07/15
- 最終更新日
- 2019/09/06
- 投稿者
- しおり
-
管理人総合評価
4
-
ユーザーの評価(2件)
4.1
★★★2019年2月頃から温度が低くて閉鎖されていましたが、2019年6月に復活したそうです!★★★
温泉好きの皆様には言わずとしれた共同湯。
新湯温泉には3件のの共同湯があり、それぞれ全て源泉が違いむじなの湯は岩の割れ目から湧き出す自然湧出。
私の好みでは3件の中で一番気に入った湯である。泉質的にも一番ファンが多いのではないだろうか。
ちなみにこの時は近くの渓雲閣へ宿泊した為、無料で3件をはしごした。(新湯温泉の宿へ宿泊すると無料で共同湯へ入る事ができる)
むじなの湯へと向かう道ものどか。
存在を主張せずひっそりとある湯小屋。そんな湯小屋が魅力的に思える。
無人の回収箱が入口前に設置され清掃協力金として300円を投入。
昔は混浴だったそうだが、現在は男女別となったらしい。混浴だと誰か入って来ないかドキドキしながら入浴しなければならないので男女別はありがたい。
強い硫黄臭とほのかな油臭 独特な個性湯
湯小屋は定期的に男女別になるらしく、源泉の鮮度で言えば右側浴室の奥にある岩の間から源泉がしみだしている為、右側の方が良さそうだ。
左側の浴槽へは右側で湧出した源泉が流れ込んでいるような作りとなっている。
写真はないが右側には小さな祠のようなものがありそこには温泉卵用の源泉が湧いている。
湯の温度はかなり熱く約45度ほどだろうか、何度もかけ湯をしてなんとか加水をせずに入浴。
最初は熱さをグッと我慢している状態だったが浴感はやわらかく気持ちがいい
飲んでみるとマイルドな酸味を感じた。
湯船からはオーバーフローされず湯船にあく穴から湯が出ていく構造になっている。
ただ湯量はかなり少なそうであり、人が多ければあっという間に湯がみだれてしまいそうだ。
この時は近くの宿渓雲閣へ宿泊していて朝一で入った為鮮度もよく綺麗な湯だった。
透明度は30㎝ほどで灰色系のにごり。
カランやシャワー、アメニティはもちろん何もなく加水用の蛇口があるのみ。
しかし、加水するのはもったいない、この濃厚な湯を加水せずしっかりと味わってほしい。
2019年2月頃より源泉温度が下がり閉鎖となっていたむじなの湯。
6月に復活したそうで現在は入力可能となっている。
温度低下の原因は気になるところだがこのままいつまでもあり続けてほしい共同湯である。
新湯の中で一番濃く効能高い?
中の湯源泉と寺の湯源泉が合わさり投入され、一番成分が強いと聞き入ってみるとそんな気がしてくる。
男女別の浴室で、湯船の底から源泉が投入されており、熱いが他の共同湯程では無く、身を沈めると非常に濃厚な感じがする。この湯で湯治すれば痛みも、病いも良くなる様な気がしてくる様な源泉だ。香りも何か独特だった。
浴室全てが板張りの素朴で和かい雰囲気に、白い濁り湯がベストマッチしている。
浴後はスッキリするような、ホカホカするような極上湯であった。
むじなの湯へは階段を降りて行く。少なくなったつゆ草が咲いており、地蔵様もあり、昭和を彷彿させる雰囲気に和まされた。
一般客は300円を箱へ入れて入るが、新湯温泉の4軒の宿いずれかに宿泊すると、無料で3軒の共同湯を湯巡りできる。入浴時間は午前7時から午後6時との張り紙がしてあった。
アクセス例:新湯温泉4軒のいずれかの宿に宿泊して入るか、塩原温泉バスターミナルより予約制のデマンドバスがある。
このお湯に入ると脚のむくみがとれました。
芯まで温かくなり、良く眠れます。