道を走っていて、このレトロと言えばいいのか、迫力のある文字の看板「夢の家族風呂」に惹かれ吸い込まれるように気が付くと長寿温泉旅館前に。
外観
青森らしい昭和の雰囲気
旅館へ入るとこれぞ青森!と思えるような昭和の雰囲気。
青森県はこういった昭和の雰囲気が普通に存在し、何軒も巡っているとこれが普通なような気になってくる。
この時は看板にある「夢の家族風呂」には結局入る事なく、男女別の内湯へ入る事にした。
そのため残念ながら夢の家族風呂を確認する事はなかった。
ドッバドバ!ヌッルヌル!腕や足を何度も何度もさすってしまうヌルヌル湯
内湯 男女各1
シンプルな円形の浴槽が1つ。4人以上入るとちょっと窮屈に感じるぐらいの大きさ。
湯の特徴としてはヌルヌルとする浴感。
ついつい気持ちよくて何度も何度も腕をナデナデしてしまう。
ドッバドバの源泉
源泉投入量はかなり多くドッバドバ!
もちろん浴槽からのあふれ出しもトド寝可能なほど多く、誰もいなければ即トド寝。
やっぱり青森県、ふらっと入った公衆浴場でこの素晴らしさ、違うなーと感心してしまった。
湯量が豊富な為、カラン、シャワーももちろん温泉。
ほんのり緑がかった湯
浴槽の色だったかも?しれないが、湯の色はほんのり緑がかった色だったような気がする。
とても温まる湯で湯上りかなり長い間、身体のほてりを感じた。
脱衣所
休憩室
宿泊ができる施設だという事だが、とにかくネット上にも情報が少なく実際のところよくわからない。
湯の質はよかった、というのはたしかなのでもし宿泊された方がいたらぜひクチコミで情報をいただきたい。
平均: 2 レビュー
Mar 14, 2023
メタケイ酸豊富なヌルヌル湯
青森・黒石にある温泉の一つで、板留温泉や温湯温泉から近いのだが、一軒宿でもありマイナー温泉でもあるのだろう。日帰りで訪れても、1人入れ替わって出て行っただけで、貸切で入浴できた。
誰も訪れない湯船に陽が差し込む。こののんびり感が青森なのだろう。
44.2℃源泉は湯船で42℃適温となり、熱すぎないため非常に気持ち良く浸かっていられるが、どうも寒い地方の方々は熱い湯を好む傾向があるようで、この温泉へ来る人はぬるめ好きの部類の方となり、そのためもあってか人も少ないようだ。
勿体ないなと思う。この辺りの温泉を比べると一番メタケイ酸が豊富で181㎎もあり、しかもph8.48とは思えない程ヌルヌルした上質な温泉である。
湯の色は深緑に見え硫酸塩泉の様な色を呈しており、幾分タイルの薄緑の色が反映されてもいるが、温泉成分で浴槽の縁や湯舟の側面のタイルは、焦げ茶色に変色してしまっている。
これで単純泉とはとても思えない。総成分が0.902gなので僅かに1000㎎に満たず単純泉となってしまっているけれど、温泉の質や量は極上である。
投入口からはザバザバと源泉が多量に掛け流され、円形の浴槽から溢れて行く。
天井は高いが窓は締め切られており、湯気で低温サウナ状態となった誰も居ない浴室で、思わずトド寝をしてみたが寒くはなかった。
ソープ類は無いがこれで300円。勿体ないくらいの温泉である。
あがったら、ご近所さんと井戸端会議をしていた女将さんが気さくに話しかけて来てくれた。のんびり感がとても心地良く、また泊まってみたいなと思った。
確かお安い料金でご馳走を出してくれた記憶があり、宿泊料を訪ねてみたら7000円程との事だった。
隣の家屋ではエネオスのガソリンスタンドも経営しており、温泉宿としての風情も何も無いが、安価な料金でご馳走が食べられ、上質な温泉に何度でも入れるのなら、泊まるために訪れる価値はあるなと感じる。
青森はそこらかしこにマイナーだが良い温泉が散らばっている。
アクセス例:弘南鉄道黒石駅より、路線バス虹の湖行きで毛内入口下車(中村との中間だが毛内の方が幾分近い)徒歩3~4分。
Dec 4, 2019
凄く歓迎してくれた
2019.12月宿泊。到着するとすぐ、御主人と女将さんがニコニコと笑顔で優しく出迎えてくれた。
思わず宿泊客は珍しいのじゃないだろうか・・と思ってしまう様な、嬉しさを感じる笑顔だった。
この宿は2代目のご夫婦で経営し、表通りにあるガソリンスタンドは息子さんがされている。息子さんも親切に、道を教えてくれた。
案内された部屋は広く、コタツとヒーター2台が付けられており暖かかった。おそらく地元の団体客の利用が主では無いのだろうかと思えた。
部屋は3つ4つ並んでいたが、泊まり客は勿論私しかいなかった。
宿としてもずっと前から営業されているそうだが、メインは日帰り入浴となっている。
なので宿泊でも同じ利用時間しか入浴できない。6時~22時である。(ソープ類は置いていないので、貸し出してくれる)
と言っても、土日であっても弘前の温泉ではとにかく客が少ない。というか人自体が少なく、その割にはローカルでマイナーな温泉があちこちにある様で、それぞれが行きつけの温泉へ行き、観光客など全く来ない田舎の温泉では、今日が休日である事さえ解らなくなってしまう程の人の入りだ。
と言う事で、土曜日でも貸し切りで入る事の方が多かった。
温泉は、溶存物質が1000㎎に若干満たないため単純アルカリ泉となっているが、泉質は弘前に多いナトリウム・炭酸水素塩泉で、メタケイ酸も180㎎以上あると言う優れもの。
ヌルヌル感があり、濃すぎず、良く温まるが後味サッパリとした、とても気持ちの良い温泉だった。
今まで、濃厚温泉を特に気に入っていたが、案外この程度のアッサリ感の温泉が、疲れず何度でも入りたくなり、いいなあと新鮮さを感じた。
新鮮だったのは色と湯船でもあり、やはり見た目というのは大事だ。入る前から五感をくすぐられる。湯の色は渓谷の淵の様な綺麗なグリーン。そして湯船は珍しい円形だ。
中央部が一部ジャグジーとなりボコボコしている。高さのある投入口からは幅広くザバザバと源泉が投入されていた。溢れだしてはいるが、トド寝ができるまでには至らず。
この46℃の源泉は、一旦タンクに貯めたものを引湯、加温・加水無しでかけ流しているそうだが、もしかしてタンクに貯めずそのまま流せば、泡が付くのでは無いだろうかと言う気がする。
12月、熱すぎずゆったりと浸かれ、十分満足な温泉であったが、冬季は地元の客に「ぬるい」と言われるそうだ。青森しばれっからなあ~
温泉も良かったが、それより驚いたのが食事。
夕食は10品もの品数があり、地元の海産物が豊富に出て、味付けも良い。こんなにもてなして頂いていいのだろうかと思う位に、御馳走だった。
食後にはデザートとして、部屋に蜜入りリンゴが丸ごと2個も届けられた。「良かったら一つ持って帰って」と、ナイフと共に。
朝食にも、海産物やデザートまで付いていた。
驚いた事にこれで!管理人様がレポートされた頃と宿泊価格が変わっておらず(全く値上げされていない)休前日の1人泊で税込み7850円。暖房費も請求せずという、超良心価格にびっくり!
泊まってくれて有難う、と言った様な感じで、笑顔でもてなして頂き、申し訳ないくらいの心地良い温泉宿であった。
アクセス例:弘南鉄道黒石駅より、路線バス湯川線または大川原線で、中村下車。徒歩4分程 ガソリンスタンド裏。
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メタケイ酸豊富なヌルヌル湯
青森・黒石にある温泉の一つで、板留温泉や温湯温泉から近いのだが、一軒宿でもありマイナー温泉でもあるのだろう。日帰りで訪れても、1人入れ替わって出て行っただけで、貸切で入浴できた。
誰も訪れない湯船に陽が差し込む。こののんびり感が青森なのだろう。
44.2℃源泉は湯船で42℃適温となり、熱すぎないため非常に気持ち良く浸かっていられるが、どうも寒い地方の方々は熱い湯を好む傾向があるようで、この温泉へ来る人はぬるめ好きの部類の方となり、そのためもあってか人も少ないようだ。
勿体ないなと思う。この辺りの温泉を比べると一番メタケイ酸が豊富で181㎎もあり、しかもph8.48とは思えない程ヌルヌルした上質な温泉である。
湯の色は深緑に見え硫酸塩泉の様な色を呈しており、幾分タイルの薄緑の色が反映されてもいるが、温泉成分で浴槽の縁や湯舟の側面のタイルは、焦げ茶色に変色してしまっている。
これで単純泉とはとても思えない。総成分が0.902gなので僅かに1000㎎に満たず単純泉となってしまっているけれど、温泉の質や量は極上である。
投入口からはザバザバと源泉が多量に掛け流され、円形の浴槽から溢れて行く。
天井は高いが窓は締め切られており、湯気で低温サウナ状態となった誰も居ない浴室で、思わずトド寝をしてみたが寒くはなかった。
ソープ類は無いがこれで300円。勿体ないくらいの温泉である。
あがったら、ご近所さんと井戸端会議をしていた女将さんが気さくに話しかけて来てくれた。のんびり感がとても心地良く、また泊まってみたいなと思った。
確かお安い料金でご馳走を出してくれた記憶があり、宿泊料を訪ねてみたら7000円程との事だった。
隣の家屋ではエネオスのガソリンスタンドも経営しており、温泉宿としての風情も何も無いが、安価な料金でご馳走が食べられ、上質な温泉に何度でも入れるのなら、泊まるために訪れる価値はあるなと感じる。
青森はそこらかしこにマイナーだが良い温泉が散らばっている。
アクセス例:弘南鉄道黒石駅より、路線バス虹の湖行きで毛内入口下車(中村との中間だが毛内の方が幾分近い)徒歩3~4分。
凄く歓迎してくれた
2019.12月宿泊。到着するとすぐ、御主人と女将さんがニコニコと笑顔で優しく出迎えてくれた。
思わず宿泊客は珍しいのじゃないだろうか・・と思ってしまう様な、嬉しさを感じる笑顔だった。
この宿は2代目のご夫婦で経営し、表通りにあるガソリンスタンドは息子さんがされている。息子さんも親切に、道を教えてくれた。
案内された部屋は広く、コタツとヒーター2台が付けられており暖かかった。おそらく地元の団体客の利用が主では無いのだろうかと思えた。
部屋は3つ4つ並んでいたが、泊まり客は勿論私しかいなかった。
宿としてもずっと前から営業されているそうだが、メインは日帰り入浴となっている。
なので宿泊でも同じ利用時間しか入浴できない。6時~22時である。(ソープ類は置いていないので、貸し出してくれる)
と言っても、土日であっても弘前の温泉ではとにかく客が少ない。というか人自体が少なく、その割にはローカルでマイナーな温泉があちこちにある様で、それぞれが行きつけの温泉へ行き、観光客など全く来ない田舎の温泉では、今日が休日である事さえ解らなくなってしまう程の人の入りだ。
と言う事で、土曜日でも貸し切りで入る事の方が多かった。
温泉は、溶存物質が1000㎎に若干満たないため単純アルカリ泉となっているが、泉質は弘前に多いナトリウム・炭酸水素塩泉で、メタケイ酸も180㎎以上あると言う優れもの。
ヌルヌル感があり、濃すぎず、良く温まるが後味サッパリとした、とても気持ちの良い温泉だった。
今まで、濃厚温泉を特に気に入っていたが、案外この程度のアッサリ感の温泉が、疲れず何度でも入りたくなり、いいなあと新鮮さを感じた。
新鮮だったのは色と湯船でもあり、やはり見た目というのは大事だ。入る前から五感をくすぐられる。湯の色は渓谷の淵の様な綺麗なグリーン。そして湯船は珍しい円形だ。
中央部が一部ジャグジーとなりボコボコしている。高さのある投入口からは幅広くザバザバと源泉が投入されていた。溢れだしてはいるが、トド寝ができるまでには至らず。
この46℃の源泉は、一旦タンクに貯めたものを引湯、加温・加水無しでかけ流しているそうだが、もしかしてタンクに貯めずそのまま流せば、泡が付くのでは無いだろうかと言う気がする。
12月、熱すぎずゆったりと浸かれ、十分満足な温泉であったが、冬季は地元の客に「ぬるい」と言われるそうだ。青森しばれっからなあ~
温泉も良かったが、それより驚いたのが食事。
夕食は10品もの品数があり、地元の海産物が豊富に出て、味付けも良い。こんなにもてなして頂いていいのだろうかと思う位に、御馳走だった。
食後にはデザートとして、部屋に蜜入りリンゴが丸ごと2個も届けられた。「良かったら一つ持って帰って」と、ナイフと共に。
朝食にも、海産物やデザートまで付いていた。
驚いた事にこれで!管理人様がレポートされた頃と宿泊価格が変わっておらず(全く値上げされていない)休前日の1人泊で税込み7850円。暖房費も請求せずという、超良心価格にびっくり!
泊まってくれて有難う、と言った様な感じで、笑顔でもてなして頂き、申し訳ないくらいの心地良い温泉宿であった。
アクセス例:弘南鉄道黒石駅より、路線バス湯川線または大川原線で、中村下車。徒歩4分程 ガソリンスタンド裏。