噴気の上がるガレ場が背後に聳える共同浴場
- 公開日
- 2019/01/09
- 最終更新日
- 2019/09/08
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※※※※このレポートは2004年10月に訪れた時のものです※※※※
新湯温泉は3つの共同湯があります。その中で混浴は寺の湯のみ。
混浴とはいっても実質女性は入る事がないであろう作りなので男性用といった方がいいのだろう。
背後には噴気がモウモウと上がったガレ場が聳え、硫黄臭がプンプンと香る。
この時は誰もいなかった事もあり勇気を出して入浴したが、誰か来るのではないかというハラハラした気持ちと湯の熱さであっという間にあがってしまった。
新湯温泉は3つの共同湯があります。その中で混浴は寺の湯のみ。
混浴とはいっても実質女性は入る事がないであろう作りなので男性用といった方がいいのだろう。
背後には噴気がモウモウと上がったガレ場が聳え、硫黄臭がプンプンと香る。
この時は誰もいなかった事もあり勇気を出して入浴したが、誰か来るのではないかというハラハラした気持ちと湯の熱さであっという間にあがってしまった。
脱衣所はシンプル。男女別に仕切りがあるわけではないのでこれまた女性に厳しいつくり。
2つ浴槽があるのみの共同湯らしい雰囲気。向かって右側が、熱い浴槽で左側がぬるめ。
灰色がかった乳白色に濁った湯は臭いと濁りの濃さから湯自体が濃い事がわかる。
ものすごく熱くて残念ながら加水せざるを得ないほど。
とはいっても落ち着かなさもありあっという間にあがってしまった。
皮膚病に効くと言われている、強酸性のお湯。ピリピリ感はなく、良く温まる。常連の方たちなどもいて、地元で愛されている温泉。
このお湯を求めて、遠方から来る人もいるようです。
混浴の共同湯、熱いがしっとり湯
塩原新湯(あらゆ)には3つの共同湯があるが、寺の湯1つだけは混浴である。
更衣室は右手・左手に別れてはいるものの、カーテンや扉等は無くどちらが男なのか女なのかも判らない。特に決まってはいないのだろう。着替えていても丸見えなので、余り分かれている意味も無いようである。
地元の方達が、通常の食事時間に来ることは無いだろうと考え、その様な時間帯に覗いて見る。ヨッシャァー誰も居ない。
浴室は白樺荘や、他の共同湯と同じ総木造りで鄙びている。湯船の真ん中が仕切られており、若干の熱さの違いはあるようだ。那須湯本温泉の雲海閣と似た造りで、源泉投入口も別々に在り、ここと白樺荘が湯面上からの投入であった。
源泉は熱くて触れないが、先に入っていた方達がいたのだろう。既に加水されていたからか、かけ湯を繰り返した後、浸かる事ができた。
蔵王の湯に似た僅かな透明感のある白濁湯は、皮膚の湯と言われしっとり感が強い。
3つの共同湯共に熱いが極上の湯と感じるのは、やはり地獄に近いため湯にパワーがある。
以前は観光客は宿で鍵を借り入ったと思うが、現在は3つの共同湯いずれもが7時~21時の間は鍵が開けられており入る事ができる。一般客は箱に料金300円を入れて入るが宿泊者は無料で入れる。
中の湯は6時頃から湯の入れ替えがあり、8時でもまだ十分には貯まっていなかった。入れたての源泉は透明感があり如何にも熱そうだ。
裏山が源泉地獄であるが、湧出箇所により3つの共同湯の成分は違いがあるそうで、効能も違っていると聞いて浸かってみると、何だかその様な感じがするのは気のせいかな。
アクセス例:新湯温泉の4軒の宿のいずれかに宿泊し入るか、塩原温泉バスターミナルから予約制のデマンドタクシーがある。