大正ロマンを感じる温泉街の一角に佇むモダンで小さな共同湯
- 公開日
- 2018/12/14
- 最終更新日
- 2019/09/08
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銀山温泉といえば、その古い建物の街並みが素晴らしいことで有名ですが、そんな歴史ある銀山温泉に建築家の隈研吾さんがデザインして、2001年7月にリニューアルした共同浴場が「しろがね湯」です。
古い、鄙びているイメージの共同浴場ですが、しろがね湯は中に入るとモダンな空間が向かえてくれる、他にはあまりない雰囲気をもつ温泉施設になっています。
入浴料は共同湯としてはやや高めの500円です。
2F内湯1(男女入替制)
すぐ横に道があることや周囲に民家があるため、景色の見え方は最低限となっています。
といっても、光は差し込んでくるため、それほど息苦しい感じはしません。肝心のお湯ですが、ちょっと熱めの源泉が掛け流しで注がれています。
浴槽のサイズは4-5人程度入れるくらいのおおきさです。浴槽のお湯はややにごった感じです。温度は43度ちょっとあるかなというくらいでした。
源泉はそこそこ投入されていますが、浴槽の鮮度はまあまあという感じでした。
お湯はほのかに硫黄の香りがします。また味はやや塩分を感じるタマゴ味でした。
脱衣所もちょっと普通の共同湯とは雰囲気が違う。 |
カランは3つ設置されていますが、シャワーもなく、スペースもせまいので、簡易的なものと考えた方がよさそうです。
浴槽の横にある目隠し兼光の取り込みの部分がとてもモダンな印象を与えてくれます。暗くならないように配慮されていますね。
やや熱めの印象でしたが、温泉らしい香りやツルッとした浴感などなかなかいい温泉でした。湯上りはとても良く温まる感じです。どちらかといえば寒い時期に向いているのかなという感じでした。
1F 内湯1
浴室は薄暗く、昼でも夜でもそれほど変わらないとまでは言いませんが、結構洞窟感があります。薄暗さは否めないです。
浴槽の上には開口がありますが、多少光が入ってくる程度。また、換気もあまり良くなかった。
洗い場は3か所。シャワーなし。
脱衣所もなんとも不思議な感じです。
なんだか2Fの浴室の雰囲気とはだいぶ違います。行った時に1Fか2Fかでかなり印象が違うでしょう。
銀山温泉の温泉街の入り口にある共同浴場。銀山温泉のお湯と日本を代表する建築家のデザインした建築を楽しめるという意味で行く価値はあると思います。
残念なのは、お湯の鮮度があまり良く感じられなかった点、1Fはあまりのんびりできる感じではなかったところなどでしょうか。
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