国見温泉には3件の温泉施設があり、一番有名なのは石塚旅館、次に森山荘、そして国見山荘がありどれも魅力的な温泉だ。
国見温泉 森山荘入口
国見温泉と言えば私の一番好きな温泉であり、温泉マニアの方は必ず通る登竜門のような温泉ではないだろうか。
私同様、国見温泉で温泉に目覚めた、という人が多くいるような気がする。
あまりの美しさ、濃さ、強烈な臭いに味で虜になってしまうわけだ。
石塚旅館へは2度ほど宿泊しているが、森山荘への立ち寄りは今回初めてだ。
森山荘
飲み物が冷やしてあります
森山荘はまさに山小屋風というかウッディな山荘風の建物。
訪れた日は平日だったにも関わらず多くの人が訪れていた。
入口には湧き水でキンキンに冷やされたビールやジュースが並び、お風呂上りに一杯楽しんでいる方もいる。
湧き水も
入口から入るとこんな感じ
ライムゼリーのような澄んだ美しい緑色
露天風呂 混浴(女性タイムあり)
混浴露天風呂へ入ると最初は数人入っていたがすぐに上がり、ラッキーな事に貸切状態で入る事ができた。
露天風呂というより片方の壁を取っ払い屋根がある半露天風呂のような作りで時期によっては紅葉などを楽しむ事もできそうだ。
石塚旅館と源泉名が同じなのでほぼ同じなのかとは思うが、森山荘の方が透明度が高いような気がした。
味、香りは石塚温泉同様強烈なもので苦み、エグミ、濃い硫黄が混ざった複雑で口に含むだけで本当に胃に効くのだろうか、胃がどうにかなりそうだ、と思える味とコールタール臭に嬉しくなってしまう。
露天風呂の外は析出物だらけ
日帰り入浴で男女別の内湯へ入る事もできる。
内湯は4~5人ほどは入れそうな長方形の湯船で露天風呂と同じく澄んだライムグリーンの湯が満たされている。
男女別 内湯
景色最高!なワンちゃん用の露天風呂
この時は入浴客が多かったのだろう、湯の表面へ成分の膜を確認することはできなかったが、宿泊した方のレポートなどを見ると朝、パリパリと割れるほど湯の表面に膜ができるそうだ。
気持ちよさそーに入っているワンちゃん
こちらは小さなワンちゃん用
森山荘の特徴的なところは、ペット専用の露天風呂が用意されているところだ。
私が訪れた時にもウェルシュコーギーを温泉へ入れている方がいたが、コーギーは最高に気持ちよさげに湯船の中をウロウロしていた。
大型犬や中型犬用の露天風呂と小型犬の小さな露天風呂がある。
またその露天風呂からの景色も最高に良い。
こちらのオーナーの方が犬好きなのかな? とても珍しい光景だった。
平均: 2 レビュー
Sep 3, 2019
国見温泉 森山荘(もりさんそう)
2016年から毎年2回、
乳頭・八幡平を車で巡る温泉ツアーを続けている。
盛岡ICから鶯宿・網張・つなぎ・玄武のうち、
どれか一つに寄り道して、
国見温泉森山荘の露天に入浴してから田沢湖に抜ける。
ツアーのオープニングは、毎年ほぼ同じだ。
まっとうな温泉本4冊の無料手形を使い終わった後も、
引き続き500円払って森山荘で日帰り入浴をしている。
あの濃厚なみどりの硫黄泉のお湯は、
何回リピートしても飽きるということがない。
5月の連休明けの残雪の時期も、7月の新緑の時期も、
9月の長雨の時期も、11月の紅葉後の寒々とした時期も、
春・夏・秋、どんな季節でも
その季節なりに満足のいく愉しみがあるという
貴重な温泉宿、それが森山荘なのだ。
11月中旬から5月中旬まで、毎年冬季休業になる。
帳場横に流れている湧水は、
秋田駒ヶ岳の伏流水なのだそうだ。
これがまた実においしい。
この水をさらに美味しくいただくために、
露天風呂で長湯をする。内湯が男女別にあるのだが、
かなりの熱いお湯なので、最近は毎回スルーしている。
午後からの、乳頭温泉郷めぐりに支障が出るくらい熱い。
暑い時期に森山荘を訪問すると、
秋田駒ヶ岳山麓のすがすがしさと、
みどりの硫黄泉を同時に楽しむことができる。
しかし、その代償として、
まるでスズメバチのように巨大なアブの来襲を、
露天風呂では受けることになる。
そのための防御の心得としては、
長めのスポーツタオルで顔面をぐるぐる巻きにして、
備え付けのハエ叩きを身近なところに立てかけて、
アブの襲来に備えながら露天風呂に入る。
そのうちに、だんだんと顔が熱くなってくる。
体温の冷却に顔面からの放熱がどれほど貢献しているかを、
それこそ肌身をもって実感することができる。
アブが襲ってこないからと油断してはならない。
タオルを取ったその瞬間を狙って、
それまでどこかに身を潜めていたアブが顔面を襲ってくる。
夏場にここで顔面をアブに刺された人を、
わたしは何人も見ている。
刺されたらどうなるのか。
顔の片側だけが10センチほどの半円に膨れ上がり、
刺された位置によって感情リアクション表情が固定されてしまうのだ。
にやけた顔、泣きそうな顔、間の抜けた顔、
にらみつける顔、物欲しそうな顔、いろんな表情があった。
左右どちらか片側だけがそういう表情で固定されている。
感情豊かなひょっとこ面のようなものだ。あれを見ると、
腫れが収まるまでは人間界に復帰できないだろうと思ってしまう。
そういう目に遭わないために、各自準備を怠りなく訪問されたし。
後半は、「清水義範 秘湯中の秘湯」風に書いてみた。
夏のアブに要注意なのは、間違いない。
了
Jun 7, 2019
リーピート間違いなし!
ペットと一緒にロッジの方に宿泊しました
少し早く到着してしまったのですが快く迎えてくれて、早速露天へ。
透き通ったグリーンです!匂いも最高。少し飲泉したのですが硫黄臭と油臭でなんとも言えない体に効きそうな味でした。そんなに苦くはないです。
私はコップ一杯ごくごく飲んでしまいました。
内湯は早朝に行くと白い湯花でいっぱいでした
内湯も気持ちいい!温度もちょうどよく40度あるかないかくらいです。
入っては涼んでを繰り返し1時間くらい入れそうです。
(露天はぬる湯ですね)
とにかく気持ちいいです。
国見温泉はこれで2軒目ですが1番好きな温泉になりました。
ご飯は季節の山菜中心です。わらびが美味しかった!!!
食堂で食べるのですが、ワンコも連れて来ていいよ〜と言われ、部屋で留守番させることなく一緒にいれました。
1日目の夕食より2日目の夕食がグレードアップしている気がしました
鳥モツが美味しかったです
食堂ではラーメンやカレーライス、山菜三種盛りなどもあり追加できます
日帰りのお客さんも食堂で休んだり食べたりできます。
ご主人の人柄が良く、そのお母さん(女将さん)もとても品のある方で食事の際は足が悪いのにお話しに来てくれたり、とても居心地がよかったです
営業中は月に1回いけたらいいなぁ
そのくらい好きな温泉になりました
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国見温泉 森山荘(もりさんそう)
2016年から毎年2回、
乳頭・八幡平を車で巡る温泉ツアーを続けている。
盛岡ICから鶯宿・網張・つなぎ・玄武のうち、
どれか一つに寄り道して、
国見温泉森山荘の露天に入浴してから田沢湖に抜ける。
ツアーのオープニングは、毎年ほぼ同じだ。
まっとうな温泉本4冊の無料手形を使い終わった後も、
引き続き500円払って森山荘で日帰り入浴をしている。
あの濃厚なみどりの硫黄泉のお湯は、
何回リピートしても飽きるということがない。
5月の連休明けの残雪の時期も、7月の新緑の時期も、
9月の長雨の時期も、11月の紅葉後の寒々とした時期も、
春・夏・秋、どんな季節でも
その季節なりに満足のいく愉しみがあるという
貴重な温泉宿、それが森山荘なのだ。
11月中旬から5月中旬まで、毎年冬季休業になる。
帳場横に流れている湧水は、
秋田駒ヶ岳の伏流水なのだそうだ。
これがまた実においしい。
この水をさらに美味しくいただくために、
露天風呂で長湯をする。内湯が男女別にあるのだが、
かなりの熱いお湯なので、最近は毎回スルーしている。
午後からの、乳頭温泉郷めぐりに支障が出るくらい熱い。
暑い時期に森山荘を訪問すると、
秋田駒ヶ岳山麓のすがすがしさと、
みどりの硫黄泉を同時に楽しむことができる。
しかし、その代償として、
まるでスズメバチのように巨大なアブの来襲を、
露天風呂では受けることになる。
そのための防御の心得としては、
長めのスポーツタオルで顔面をぐるぐる巻きにして、
備え付けのハエ叩きを身近なところに立てかけて、
アブの襲来に備えながら露天風呂に入る。
そのうちに、だんだんと顔が熱くなってくる。
体温の冷却に顔面からの放熱がどれほど貢献しているかを、
それこそ肌身をもって実感することができる。
アブが襲ってこないからと油断してはならない。
タオルを取ったその瞬間を狙って、
それまでどこかに身を潜めていたアブが顔面を襲ってくる。
夏場にここで顔面をアブに刺された人を、
わたしは何人も見ている。
刺されたらどうなるのか。
顔の片側だけが10センチほどの半円に膨れ上がり、
刺された位置によって感情リアクション表情が固定されてしまうのだ。
にやけた顔、泣きそうな顔、間の抜けた顔、
にらみつける顔、物欲しそうな顔、いろんな表情があった。
左右どちらか片側だけがそういう表情で固定されている。
感情豊かなひょっとこ面のようなものだ。あれを見ると、
腫れが収まるまでは人間界に復帰できないだろうと思ってしまう。
そういう目に遭わないために、各自準備を怠りなく訪問されたし。
後半は、「清水義範 秘湯中の秘湯」風に書いてみた。
夏のアブに要注意なのは、間違いない。
了
リーピート間違いなし!
ペットと一緒にロッジの方に宿泊しました
少し早く到着してしまったのですが快く迎えてくれて、早速露天へ。
透き通ったグリーンです!匂いも最高。少し飲泉したのですが硫黄臭と油臭でなんとも言えない体に効きそうな味でした。そんなに苦くはないです。
私はコップ一杯ごくごく飲んでしまいました。
内湯は早朝に行くと白い湯花でいっぱいでした
内湯も気持ちいい!温度もちょうどよく40度あるかないかくらいです。
入っては涼んでを繰り返し1時間くらい入れそうです。
(露天はぬる湯ですね)
とにかく気持ちいいです。
国見温泉はこれで2軒目ですが1番好きな温泉になりました。
ご飯は季節の山菜中心です。わらびが美味しかった!!!
食堂で食べるのですが、ワンコも連れて来ていいよ〜と言われ、部屋で留守番させることなく一緒にいれました。
1日目の夕食より2日目の夕食がグレードアップしている気がしました
鳥モツが美味しかったです
食堂ではラーメンやカレーライス、山菜三種盛りなどもあり追加できます
日帰りのお客さんも食堂で休んだり食べたりできます。
ご主人の人柄が良く、そのお母さん(女将さん)もとても品のある方で食事の際は足が悪いのにお話しに来てくれたり、とても居心地がよかったです
営業中は月に1回いけたらいいなぁ
そのくらい好きな温泉になりました