湯宿温泉 湯けむりの塔
温泉街をお散歩
湯宿温泉街の地図
温泉街全体図はこんな感じ。
こじんまりとした温泉街だが共同湯は4か所もありカランコロンと石畳の風情ある通りを共同湯巡りをするのも良さそうだ。
エントランス
館内 廊下の窓から源泉湧出場所がみえる
館内へ入ると赤いじゅうたんが敷き詰められ、ひと昔前の趣だ。
案内をしてくれた方は、愛想がいい方ではなく、温泉について色々と聞いてもほとんど言葉が返ってこなかった。
共同源泉の配給元である湯本館!一番新鮮な湯に入りたければ湯本館を選ぶべし
大浴場 混浴 (7:00~8:30は女性用)
浴室は大浴場と女性用浴場、貸切風呂の3つがある。
訪れたのがお昼頃だったためか、女性用の方はまだ湯がたまっておらず、混浴の大浴場のみ入る事ができた。
しかし、この大浴場、混浴は相当に厳しい。この時は終始誰も来なかった為ドキドキしながらも入る事ができたが、もう一度トライするかと言われると、遠慮したいものだ。
私は残念ながら熱い湯が苦手ではあるが、湯の質は間違いなくよく、こういったタイプが好きな方であれば大好物な部類だろう。
湯船の温度は激熱、10分間ホースから水を勢いよく投入して49℃から46℃ぐらいまで落とす事ができやっとは入れた。
見事な硫酸塩の析出物
湯船へ流れてくる源泉の周辺にある石にはかなり見事な白く綺麗な析出物がこびりついている。
あふれだし
あふれだしもザーザーと気持ちがいい。
湯船の中をよくみると細かい白っぽい湯の花が舞っていた。
飲泉してみると、石膏のような味がし美味しいミネラルウォーターを飲んでいるようだった。
洗い場 シャワー リンスインシャンプーとボディソープ
激熱でホースで大量に加水して入った
アメニティなどは最低限。
遠くからみると雪が積もってるみたい
脱衣所は開放的で女性には厳しい、、、
帰りに女性用の方へも寄ってみた。
湯は3分の1ほどがやっとたまっている状態だった。
こちらで入ったらもっとゆったりできたのに、、、と少々残念に思う。
女性用浴室 (7:00~8:30は男性用)
女性用の方へは析出物が少しだけついていた
シャワー、リンスインシャンプー、ボディソープ
女性用脱衣所 化粧水やメイク落としも置いてあった
私はどちらかというと柔らかい湯が好きなわけだが、こちらの湯は激熱ではあるがピリピリ感は少なく湯上りはすっきりとするような湯だった。
宿泊料金も良心的だし、一人泊もOKなので幅広い方が利用できるお宿だと思う。
またいつかゆっくりと湯めぐりをしてみたい温泉街だと思った。
平均: 1 レビュー
Sep 14, 2020
GOTOトラベル「そういったのは解りません」
つげ義春の温泉本に出ていた湯宿温泉。前から気になっており、本の様な温泉街の石畳と温泉街の雰囲気を楽しみに行った。午後の明るい内だったもので、本の暗い雰囲気は味わえなかったが、寂れて閉めてしまっている店も何軒か在ったりで、裏寂しさも幾分か覗いていた。大きな蕎麦屋がバス道路に1軒在り。
路地裏の石畳はそこそこ感じも良く、夏には前の川で蛍が飛ぶのだろうか、竹筒に穴を開けた灯篭も立っていた。大きく見応えのある蔵も残っていたり、薬師如来が奉られたりしていた。
湯本館はこの観音様と、2軒の共同湯の上側に建つ、古めのビルの様な宿だった。
他に2軒の共同湯が有るが、お宿の女将さんだか従業員の方だかに「残念ですがコロナのため入れません」と言われたので、散策だけにした。
群馬の川古・法師と並ぶこの辺りのお湯は、カルシウム・ナトリウム・硫酸塩泉が多いのだが、湯本館はナトリウムがトップに来るため凄く温まる。そもそもの源泉が高温泉であり、庭に源泉湧出場所が在るため、熱く新鮮な温泉が湯船に注がれる事になる。
特に混浴の丸い湯船の大浴場は、源泉口に一番近く、その為岩や石等を通して少しでもと冷却を図っているがとても追いつくには至らない。石の上には析出物が真白く雪の様に積もっているのが面白い風景だ。ホースで加水可能だが浸かれるまでいかなかった。女性時間は翌朝の7時~8時半までで、女性用浴室と交代となる。
女性用の湯船は長方形で、湯の透明度は高く、湯底に敷き詰められた白い石?に温泉成分の緑が筋の様に入り、なかなかモダンになっている。湯船の水色のタイルが反映しているのだろうが、湯が硬質クリアブルーで綺麗だった。源泉投入口の周りには塩の様な結晶が固着していた。
こちらの湯船は少しずつ既に加水し続けてくれてあったので、足だけ入れて何度もかけ湯を繰り返して浸かった。浸かると熱いがとても気持ち良い湯だ。
やはり源泉が近いためか、温泉が生きている。熱いがまた入りたいと思える温泉だった。
しかし、上がるとすぐに汗が出て、部屋へ帰るも暑くて仕方がない。それ位良く温まるので冬は勿論、高温泉好みの方には気持ち良い湯だろうと思った。
貸し切り風呂は小さいが加水し続けても熱く、温泉と言うよりもほぼ水の様な湯に浸かったが、気持ち良さは味わえずすぐ上がった。入り口の扉の隙間に蛾かと思ったら別の大嫌いな物がいたので、2度とこの風呂には行かなかった。やはり湿度と暖かさがある為アヤツは好むようである。
部屋は広めで洗面台は有ったが、トイレは共同で全面タイル張りの清潔そうなトイレだった。部屋や寝具に嫌な匂いは無く、食事は部屋食で、宿泊価格からすれば良い方ではないかと思った。土曜日の1人泊で1泊2食8950円。
朝の会計になると初めて顔を出す御主人と言う宿が時々あって、ここもそうだった。
宿泊証明を書いて貰えるか問うたら「そう言った事は解りません」と無表情で言われたので「共同湯もコロナで入れませんでした」と言ったら「入れますよ」と言われ「でも女の方が入れないって言われたので入らなかった」「いいえ入れます。それは外来者だけで宿に泊まったら鍵を渡しますから」と言われたが後の祭りだった。
共同湯のある温泉街というのを楽しみに来る客もいるのだから、ある程度宿を任せているのであったら(予約時の受付も常にこの女性が対応されていた)コミュニケーションをしっかり取って置いて貰いたいものだ。
バス待ちをしていたら、浴衣姿で共同湯から出て来られた方達を見かけた。他のお宿の宿泊客だったので、やはり入っても良かったのかも知れない。
画像3、宿の裏手側・円筒部分は浴場
アクセス例:JR後閑駅より路線バス猿ヶ京方面行きで湯宿温泉下車。路地裏側へ徒歩2~3分
画像の投稿(追加)
※最大5枚までアップロードができます。形式はjpg、またはpng形式のみです。※1画像につき最大500kBまでの画像ファイルをアップロードできます(500kBを超えた画像は自動的に圧縮されます)※無断で他人の撮影した画像をアップロードすることは著作権侵害にあたります。※人物が映っている写真は必ず本人に掲載許可を取ってください。
GOTOトラベル「そういったのは解りません」
つげ義春の温泉本に出ていた湯宿温泉。前から気になっており、本の様な温泉街の石畳と温泉街の雰囲気を楽しみに行った。午後の明るい内だったもので、本の暗い雰囲気は味わえなかったが、寂れて閉めてしまっている店も何軒か在ったりで、裏寂しさも幾分か覗いていた。大きな蕎麦屋がバス道路に1軒在り。
路地裏の石畳はそこそこ感じも良く、夏には前の川で蛍が飛ぶのだろうか、竹筒に穴を開けた灯篭も立っていた。大きく見応えのある蔵も残っていたり、薬師如来が奉られたりしていた。
湯本館はこの観音様と、2軒の共同湯の上側に建つ、古めのビルの様な宿だった。
他に2軒の共同湯が有るが、お宿の女将さんだか従業員の方だかに「残念ですがコロナのため入れません」と言われたので、散策だけにした。
群馬の川古・法師と並ぶこの辺りのお湯は、カルシウム・ナトリウム・硫酸塩泉が多いのだが、湯本館はナトリウムがトップに来るため凄く温まる。そもそもの源泉が高温泉であり、庭に源泉湧出場所が在るため、熱く新鮮な温泉が湯船に注がれる事になる。
特に混浴の丸い湯船の大浴場は、源泉口に一番近く、その為岩や石等を通して少しでもと冷却を図っているがとても追いつくには至らない。石の上には析出物が真白く雪の様に積もっているのが面白い風景だ。ホースで加水可能だが浸かれるまでいかなかった。女性時間は翌朝の7時~8時半までで、女性用浴室と交代となる。
女性用の湯船は長方形で、湯の透明度は高く、湯底に敷き詰められた白い石?に温泉成分の緑が筋の様に入り、なかなかモダンになっている。湯船の水色のタイルが反映しているのだろうが、湯が硬質クリアブルーで綺麗だった。源泉投入口の周りには塩の様な結晶が固着していた。
こちらの湯船は少しずつ既に加水し続けてくれてあったので、足だけ入れて何度もかけ湯を繰り返して浸かった。浸かると熱いがとても気持ち良い湯だ。
やはり源泉が近いためか、温泉が生きている。熱いがまた入りたいと思える温泉だった。
しかし、上がるとすぐに汗が出て、部屋へ帰るも暑くて仕方がない。それ位良く温まるので冬は勿論、高温泉好みの方には気持ち良い湯だろうと思った。
貸し切り風呂は小さいが加水し続けても熱く、温泉と言うよりもほぼ水の様な湯に浸かったが、気持ち良さは味わえずすぐ上がった。入り口の扉の隙間に蛾かと思ったら別の大嫌いな物がいたので、2度とこの風呂には行かなかった。やはり湿度と暖かさがある為アヤツは好むようである。
部屋は広めで洗面台は有ったが、トイレは共同で全面タイル張りの清潔そうなトイレだった。部屋や寝具に嫌な匂いは無く、食事は部屋食で、宿泊価格からすれば良い方ではないかと思った。土曜日の1人泊で1泊2食8950円。
朝の会計になると初めて顔を出す御主人と言う宿が時々あって、ここもそうだった。
宿泊証明を書いて貰えるか問うたら「そう言った事は解りません」と無表情で言われたので「共同湯もコロナで入れませんでした」と言ったら「入れますよ」と言われ「でも女の方が入れないって言われたので入らなかった」「いいえ入れます。それは外来者だけで宿に泊まったら鍵を渡しますから」と言われたが後の祭りだった。
共同湯のある温泉街というのを楽しみに来る客もいるのだから、ある程度宿を任せているのであったら(予約時の受付も常にこの女性が対応されていた)コミュニケーションをしっかり取って置いて貰いたいものだ。
バス待ちをしていたら、浴衣姿で共同湯から出て来られた方達を見かけた。他のお宿の宿泊客だったので、やはり入っても良かったのかも知れない。
画像3、宿の裏手側・円筒部分は浴場
アクセス例:JR後閑駅より路線バス猿ヶ京方面行きで湯宿温泉下車。路地裏側へ徒歩2~3分