4つの雄大な景色の露天風呂を持つ豪商の旧家の旅館
- 公開日
- 2019/01/20
- 最終更新日
- 2019/09/07
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管理人総合評価
3.3
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ユーザーの評価(3件)
3.7
(本記事で使用している画像は、清掃中に撮影したためお湯が貯まりきっていないものがあります。)
蒲田川沿いに位置する重厚な趣の槍見館。
八十年前、初代神主が河原で湧いている湯を発見したらしいです。
2000年にリニューアルした建物は旧豪家の屋敷を移築して建造したという和を主体とした重厚感溢れる雰囲気。
北アルプスの登山者達にも人気の御宿でいつ行っても賑わっています。
槍見館の日帰り入浴は混みあっている時にはお断りされてしまうのでご注意を。
蒲田トンネルを抜けて左折して蒲田川を渡り、新穂高の湯のを過ぎた一本道の先にあります。
入り口には重厚な旅館の案内表示があり、それを見るだけで旅館への期待が高まってしまいます。
飛騨高山を存分に感じられる重厚感のある土間の雰囲気。(移築なので、違う地域の建物かもしれません)
飛騨高山といえば、豪雪に耐えるための合掌造りなどの建物。一見すると鉄筋コンクリートの建物のようにしっかりした造りですが、木造とのことです。
槍見館のお風呂 9か所のお風呂と足湯
男性用内湯(ごての湯) 浴槽2つ
男性用内湯のごての湯は開放感あふれる大きな窓が特徴の内湯。
訪問時はお湯が貯まっていない状態だったため、湯気のこもり具合などはわかりませんが、キレイな浴室は入ってみたいと思うのに十分な感じでした。
浴槽は2つあり、熱湯とぬる湯でしょうか?大きい浴槽の源泉投入量はとても多くザバザバと投入されていました。
源泉を飲んでみると特徴はあまりなくサッパリとしたおいしい水という感じでした。
女性用内湯(かかの湯) 浴槽2つ
男性用と全く同じ造りでした。
女性用の内湯でここまで開放感があるところは、なかなかないので好印象です。
ここはまだ掃除中だったところを撮らせていただきました^^;
露天風呂・貸切風呂
入り口ももちろんの事、散歩もできる広い庭園に4つの貸切風呂、露天風呂の各種があり、入っては涼みを繰り返し、湯巡りをする事ができる。
貸切風呂は4つ、1つだけ入れなかったが他の3つはそれぞれに雰囲気が違い、はしごしていても楽しい。
「森の湯」は各1人サイズの湯船が3つあり、入るとザバーっと湯が溢れるのも爽快。
槍見の湯(混浴露天風呂)
槍ヶ岳を望む蒲田川沿いの露天風呂。
槍見館の中でも一番開放感があるお風呂。朝7時から9時までは女性専用となり、その他の時間帯は混浴となります。
岩見の湯(女性専用露天風呂)
こちらは女性専用の露天風呂。開放感はなく、他とは全然違う穴蔵的な感じがまたいいのかも?
7-8人は入れそうな大きさです。
まんてんの湯(混浴露天風呂)
こちらは大きな岩と木造の建物に囲まれた少し趣の違うお風呂。
混浴の露天風呂が2つあるっていうのが凄い。。。
浴槽はL字になっていて、こちらは川側の景色。開放感はあまりないですが、落ち着いた造り。笹があるのがいいですね。
ほたるの湯(貸切風呂)
ほたるの湯は川側から道を挟んだ建物寄りのお風呂。
そのため、露天ではなく、内湯になっています。石の重厚な浴槽が印象的で、日本的な直線美が美しい浴室です。
昔は本当にこんな景色があったんじゃないか(石の立派な浴槽は別として)と思わせるような、懐かしい気持ちになりました。
なごみの湯(足湯)
渓流の湯(貸切露天風呂)
八角形の浴槽が印象的な渓流の湯。4人くらいは入れるサイズで、こじんまりしていながら開放感があって、落ち着きそうなお風呂でした。
森の湯(貸切風呂)
森の湯の貸切風呂はちょっと変わっています。入り口には、いたずらっぽく、子供向けの絵が貼ってあったり、浴室にブランコがあったり、打たせ湯、湯船も。
今まであまりこのような遊び心がある貸切風呂というのは見たことがないくらい、個性的です。お子さんを連れて行ったら楽しめそうですね。
滑り台からお風呂に入れるって、他にあるかな?っていうくらいです。
播隆の湯(貸切風呂)
こちらは播隆の湯と似た造りのお風呂です。
違いは浴槽が石でできていて、少し大きいことくらいかな。
重厚感のある建物と開放的な露天風呂という組み合わせが素晴らしい槍見館。
温泉こそ特徴があまりないですが、それを補っても有り余るくらいの良さを持っているお宿かと思いました。
とにかく一言で言えば「和」の世界にどっぷり浸かれる感じです。
敷地内は緑が生い茂り、自然を生かした造りとなっています。
冬場より緑が綺麗な時期の方がより雰囲気を楽しめるかもしれません。
日帰り入浴では入りきれないくらいお風呂があって、やはりここは宿泊でいくのがいいのかなと思っています。
冬の訪問では日帰り入浴をやっていない日であったにも関わらず、写真の撮影で入れてくださり、嬉しい対応を頂けた旅館でした。
入浴だけは以前から入っていたので新しい写真が撮れてよかったです。
残念!
槍見の湯、清掃中!!
そこに入るために行ったのに!
なのでまんてん湯へ! お風呂の底がちょっとどろどろしてたかな?
まんてん湯は川が見えない!あっ、星を見ろってことか!
出来れば宿泊を
日帰りで入れる温泉は少なく9つある湯船の内、混浴露天風呂2つと女性用の露天風呂1つだけであり、貸し切り風呂には勿論だが内湯にも入れない。混浴へは、バスタオル巻きも湯浴み着もNGである。入浴料500円。
女性用の露天風呂は川音が心地良く、熱めでヌル付きがある温泉は、良泉である事が解る本物の湯。全ての湯船とも源泉かけ流しだ。
もう少し浸かっていたかったが、ケムシがダイブしてクネクネし出したので慌てて退散した。
混浴のこの宿自慢の槍見の湯からは、右方向に小さな三角形の山が見え、それが槍ヶ岳だった。ここからではとても低く見えてしまう。信じられないので宿の方に確認したら、窓辺まで行ってきちんと説明してくれたのには、接客が良いなあと感じた。
宿名に負け、緑の夏山の向こうにチョコット顔を出しているのが槍ヶ岳である。
槍見の湯も宿泊すると女性専用時間帯あり。
もう1つの混浴露天風呂・満天の湯は、槍見の湯より大きく男性更衣室と女性更衣室が離れ、湯船が繋がっている感じの造りに見えた。なのに・・
入ろうとしたら、女性更衣室の垣根の下に寝転び譲らない男性が見えた。もしやしてこれが俗に言うワニ俗!?というヤツなのか??何故に女性入り口に?男性側で寝転べば良いものを、気持ち悪くて入られなかった。見つけて良かった~女性の皆様ご注意を。
いずれの露天風呂も渓流沿いで、川風が心地良かった。
館内は2020年にリニューアルされたとの事で、和モダンで落ち着きがあり、照明のほの暗さがとても素敵な雰囲気に仕立てられている。熱めの湯なので、冬の方が良いかも知れないが、やはりこの宿は貸し切り風呂もあるので、できれば宿泊してゆっくりと湯巡りや、館内の雰囲気を楽しみたい宿であると思った。
アクセス例:JR高山―新穂高ロープウェイ間を結ぶ路線バスで、中尾高原口バス停下車。徒歩7分程。
私の奥飛騨の常宿的存在の施設です。
お湯に特段の特徴は無いけれど多くの内湯・貸切・露天風呂があり
お風呂が混雑するようなこともなく好きな時に何度でも利用できます。
勿論料理にも手抜かりは無く、古民家の建物も素晴らしいです。