古いお寺とモダン建築を融合させた不思議な温泉施設
- 公開日
- 2019/01/15
- 最終更新日
- 2019/09/07
- 投稿者
- しおり
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管理人総合評価
3.6
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ユーザーの評価(1件)
3.5
2005年に慈眼院というお寺の住職の奥さんがオープンした天城温泉 禅の湯。息子さんがデザイナーとのことで担当されたようです。
お寺と温泉という組み合わせは全国にいくつもありますが、ここは和と洋、そして過去と未来が混在したような不思議な空間が特徴の温泉です。
入り口そばには、古びたお寺の建築物があり、その奥に白と直線を基調としたモダンな建物が見えてきます。こんな組み合わせは初めて見たかもしれません。
河津町から車で15分程度、山の中腹に位置し、お風呂からは少し浮いた場所にいるような景色が楽しめます。
料金1000円とお高めですが、岩盤浴、バスタオル、フェイスタオル、パレオが付いて、いろいろと楽しむにはお得な温泉施設です。(入浴だけでいいという場合はちょっと高いです)
モダンな室内に木の風合いの強いロッカーと琉球畳という組み合わせで、独特の雰囲気の脱衣所。
ロッカーは鍵付なので荷物も安心。
遠くの山々がまるで秘湯を思わせる露天風呂
露天風呂は3名くらい入れる檜風呂です。向かいの山々が見える景色はまるで秘湯に入っているような気分。
訪問時はお湯が44度近くあって、気温も低かったですが、それでもかなり熱かったです。
お湯は透明度の高いお湯で、綺麗な感じがします。浴感は特段のものはありませんが、良く温まりました。
願わくば、せっかく169L/分も湯量があるので、もう少し源泉を入れてほしいなぁ~
ガラガラッと扉を開けると、これまたモダンな内湯。独特の緊張感がありますね。清潔に保たれた浴室はとても気持ちのいい内湯でした。
内湯は7,8人くらいは入れそうな大きさです。浴室内はモクモク感もなく、換気は良かったです。
浴槽の縁は檜造り。段差が低く、モダンさを印象づけている。
お湯はほぼ無臭で、飲んでみてもミネラル感が感じられる程度でそれほど特徴はありませんでした。
訪問時はたまたま平日の午後の雨で一瞬人がいなくなる時間がありましたが、わりといつも人がいるくらいの感じだそうです。
「石の湯」という岩盤浴もあります。
室内は暗く蒸気で覆われていた為、撮影できず。
トルマリンやゲルマニウムなどの砂利が敷かれているところに、タオルを置いて、じっくり温まるというスタイル。岩盤浴好きには良さそうですね~。
湯上りに通路沿いにあった水を飲むと、美味い!とちょっと驚きました。そりゃわさびも育ちますなこの水なら、と妙に納得。
天城経由で下田に行くルート上にあり、立ち寄りしやすいのも魅力です。また、ゆっくり入りに行きたい温泉でした。
白を基調としたモダンな施設
2019年3月日帰り利用。慈眼院というお寺のイメージとはかけ離れた、ドンとあった白いモダンな施設に、驚きと違和感を持ちながら入った。
小綺麗なスポーツジムに来たような、これがお寺の敷地内に?と言った感じだけれど、受付の方もとても愛想が良く、明るく綺麗な雰囲気に興味津々。
岩盤浴はしてもしなくても料金は同じ1000円、ということで岩盤浴もする。貸出しタオル以外にも、岩盤浴をする方にはパレオとバスタオルが用意される。
岩盤浴の石の湯と座禅とは共通点があると書かれているのを見て、成程それでお寺で岩盤浴かと理解する。
差ほど暗くない広い部屋で、小石が敷かれた床に寝転ぶと、壁の桧の香りがする。柔らかい暖かさで、気持ちが和らぐように造られているのが解る。
湯船は2つ。内湯と露天風呂があり、浴室は白を基調としたリゾート風の造りで、浴槽には檜が使われている。どちらも明るく開放的で気持ち良い造りになっている。
内湯は、ガラス窓が大きくとられ明るく、白と木でモダンな印象。
露天風呂は、湯船と床が共に木造りで、白いデッキチェアも置かれリゾート風。木の塀で囲われているが低めで、立ち上がると向こうに山の緑が見える。
ただ、湯の方は源泉かけ流しで、ph8.9となっているがヌルヌル感無く、それ程のphがあるとは思えなかった。投入量も少ないのが淋しい。
温泉とは別に、宿泊するとヨガ等の別メニューもあるようで、ちょっと興味深い。
天城では珍しい、和と洋をミックスさせたモダンな温泉施設でもあり、なかなか雰囲気も良かったので、宿泊への興味も持った施設であった。
アクセス例:河津駅から路線バス修善寺行で、慈眼院前下車