知る人ぞ知る、ひっそりと湧いている繊細な鉱泉
- 公開日
- 2019/01/04
- 最終更新日
- 2019/09/08
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那須ハイランドパーク近くの別荘地の中にある柳沢鉱泉 清水屋。何となく発見するということはまずなさそうな奥地に位置しています。一応案内の看板はありますが、カーナビなどでいった方が良いと思います。
明治25年創業の清水屋は100年の歴史を誇り、現在は5代目が温泉を守っています。
源泉は鉱泉で6.3度とかなり低い温度であるため、加温をしていますが、加温の方法はボイラーを使わず、浴槽にチューブのようなものを入れて、その熱源で温めるというちょっと変わった方法を採用しています。
この方法は、泉質に影響がないため鉱泉のほぼそのままの状態を堪能することができるのが特徴です!
そのためか、少し人が入っていないタイミングで入ると浴槽の表面に多くのカルシウムの膜が張っていて、成分を実感できるみたいです。
私たちが訪問した時は、残念ながらわずかな膜しか見ることができませんでした。
また浴槽は2つありますが、1つのみの使用で、細々と営業されている印象でした。
建物外観。昔の民宿のような鄙びた佇まい。この外観、なんか少しワクワクしてしまいます。
浴室へ向かう通路。薄暗さがいかにもって感じがします。
浴室に掲示してあった分析表。泉質は「マグネシウム・カルシウム・ナトリウム-炭酸水素塩・塩化物冷鉱泉」で成分総計1.85g/kgとなかなかのお湯です。期待できそうです。
内湯
浴室は1つのみを使用しており、貸切だったと思います。古い温泉宿などによくある、侘しさを感じるような雰囲気です。浴槽はこじんまりしており2、3人でいっぱいでしょうか。4人だとかなりきつそうです。源泉掛け流し(加温)
カランは2つでお湯と水を混ぜるタイプ。石鹸、シャンプーなどは設置してありました。
肉眼ではわずかに白い幕が見えたのですが、写真だとうまく映らない^^;
お湯は赤茶色で縁には析出物に色がしっかりのっています。透明度は50cmくらいでしょうか。
源泉を投入できる蛇口があり、好きなだけ源泉を入れることができます。でもこの源泉は温度が6.3度と低いので、入れすぎるとすぐにお風呂が冷めてしまいます。
浴槽内にはチューブ状の暖かい熱源が入れられていて、それがお風呂を温めますが、ゆっくりしか浴槽はあったまりませんので、源泉の投入量は注意が必要です。
訪問時は浴槽の温度が43度くらいはあったと思います。湯上りはかなり温まりました。
マニアには人気のこの温泉。ぜひこれからも末永く続いてほしいと思います。
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