川沿いにひっそり、マニアに人気の新鮮ヌルヌル温泉
- 公開日
- 2018/12/29
- 最終更新日
- 2019/09/08
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管理人総合評価
3
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ユーザーの評価(3件)
3.5
千古温泉は、千曲川の支流、洗馬川沿いに建つ温泉旅館。
霧隠才蔵が忍法の修行をしたという千古の滝が近くにあるらしい。
雪が降っているせいか、少し奥まったところにあるせいかヒッソリとした雰囲気。
一見見過ごしてしまいそうな素朴な温泉宿ではあるが、湯は温泉好きに定評があり、ここのお湯を好んで入りにくる人も多い。
受付の方に湧出量や掛け流しかどうか、幾つか質問をするも、そっけない回答。
そこで、質問は早々に切り上げて、早速風呂場に入った。先客は1名だったが、丁度お風呂から出たところで、浴室内には誰もいなかったのでチャンスとばかりに急いで入浴。
ゆったりとお湯の新鮮さを肌で味わえる温泉
4人くらい入れそうな浴槽には、キラキラしたお湯がなみなみ入っており、地下水を思わせる青みがかった色をしている。お湯の新鮮さが感じられた。
入ってみると、ヌルヌル感が結構すごい。味はやわらかい味でほんの少しタマゴのような味がする。
お湯の投入量も、8-10L/分くらいはありそうだ。単純計算で1.5時間くらいで回転するのでかなり新鮮。
冷鉱泉の為、加熱し掛け流してある。
男性用の方はおそらく目の前の川が見えるのだろうが、女性用の方はめかくしがあって見えないのも残念。
女性用の浴槽は男性用より少し小さく2人も入ったらいっぱいの大きさ。
洗い場にはシャンプーリンスがありシャワーも備え付けてある。
湯あがり、足のいたるところがまっ黒。硫化鉄?とも思ったが、脱衣所のところに「黒い湯の花がありますマンガンという成分です。軽石でこすればとれます」と表示があった。どっちだろう、、。
落ち着いた泉質の良い温泉
上田市・真田、砥石城からさほど遠くない温泉。
硫黄の香り、青みかかった透明な水、やさしい肌触り、黒いマンガンの沈殿物など泉質に特徴がある。
登山後の疲れを癒してくれた。
最近は宿泊客を受けていないが、清潔に管理されている。
4名以上なら事前予約でコース料理も食べられる。
真田一族の隠し湯。
脱衣場に入ると硫黄と何か混ざったいい香り、さっと着替えて浴室に入る。
お湯は41℃くらいで透明で細かい湯の華がちらちらしているが黒い湯の華は無かった。
ヌルッとしてじわじわと体に馴染んでくる気持ちいい名湯です。
思い出
浴室に入る前に飲泉場があります。パッと見、それとわかりずらいけど。
軽くS臭味。
あと宿の外には、川の中の浮島へつながる赤い橋があって、渡ると祠があります。年季入った橋なので、ちょいとドキドキものですが、浮島?側から見る川の合流する様は、何か厳かです。