トンネルを抜けると、昭和の世界だった!?絶品ヌルヌル湯
- 公開日
- 2018/12/28
- 最終更新日
- 2019/09/08
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管理人総合評価
3.3
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ユーザーの評価(1件)
3
昔は個別に独自源泉があった大和温泉。
湯が枯れ始め、湯小路(温泉組合)と大和温泉で今使用している源泉を掘ったという。
大和温泉は50年以上前よりの創業で今の女将さんが来て40年前に浴室の床を近代化しようと石からタイルへ変更した。
普通の一軒家の脇から入る形になっており、その入口から通路からレトロでたまらないものがある。
細い通路を抜けると昭和の世界が広がっている。
入口から入るとテレビと見ていたお婆ちゃんが奥から出てきて、230円を支払う。
皆230円は安いからもっと値段上げた方がいいんじゃないかって言うんだけどゆったりやってるからこれでいいんだよ、なんて言って微笑んでいてこののんびりした感じが好き。
脱衣所は結構広く、カルタのようなかわいらしい厚紙に入浴のルールが書かれている。
とにかく髪染めをしてほしくないようで髪染めについてたくさん張り紙がしてあった。
ヌルヌルトロン やさしいお湯に包みこまれる
浴室はとても綺麗でよく管理されている。脱衣所の奥へタイル張りの床とステンレスでできた浴槽がある。
かけ湯が水と源泉の2種類あり、かけ湯前を陣取るな!と張り紙がされていた。きっと陣取る人がいたのでしょう。
湯は一瞬緑色に見えるけど、タイルの色が緑色なだけで湯は少し黄色がかった透明。源泉は止められてあり、入ったら蛇口をひねって源泉を出すシステム。あがる時は止めてからあがる。
湯に入るとヌルヌルっとし、トロミのある湯が最高に気持ちがいい。好きなだけ源泉を出せるのは嬉しいけど源泉温度がかなり高い(61度)のであまり入れると熱くなってしまうのが残念なところ。
浴室は天井は高く意外と開放感があるが、街中なので窓があけられないのもちょっと残念。
味はうすい卵のような硫黄のような味がし、うすいこげた硫黄味の香りがプンとした。しかしいい温泉だった。
グリーンの湯のレトロモダンな共同浴場
2019.9月2回目の訪問。大和温泉の看板を見、ワクワクする様な気持ちで、細い路地を抜け玄関口へ。大和温泉ワールドが広がる小さな庭に、何気なく置かれている小物たち。
見回すと、番台含め前来た時とはまた少し違っている様に思う。それが楽しい。
温泉は綺麗なグリーン。細長いステンレス風呂だ。それも珍しい。
細長い浴室には、手作り木製品の椅子や石鹸入れが並び、男女の仕切りがガラスブロックでもあり、全体の雰囲気がモダンだ。
シャワーなど無いので湯船から直接湯を汲み上げかけ湯をしたり、身体を洗ったりしなければならない。
どうするんだったっけ?隣の小さな枠に溜まっている2つの、湯だが水だかの扱いを忘れてしまった。あれを使って洗髪とかをするんだったっけ?
まあいいや、とにかく浸かる。溢れだしが無く気持ち悪い。
普通は熱いので加水をしたりし、みんなでセルフ調節で入るというちょっと入りにくい温泉なのだ。人の顔色を伺ったり、尋ねてみたりしなければならないところがどうも、面倒臭いと言うか、コミュニケーションが要る温泉というか・・。
浸かったら、適温というか熱くは無かったので、湯も少ないし源泉蛇口をひねった。
何んとなく私の顔を見られたが、だって溜り湯に入るなんて気持ちが悪いじゃない。これで身体を洗ったらもっとお湯は減るんだし。
でも溢れ出さすなんて事はできないので、止めてサッサと上がった。
そつかー 前回は朝一に来たんだった。それで特に気持ち良く感じたんだった。やはり共同湯という類いの温泉は朝一に限るなあ。
大和温泉は、浴場全体が御主人の世界で演出されているのが解るような、ちょっと個性的な共同浴場である。早朝より開いている。
上諏訪駅の近くには日本酒の蔵元が5軒か6軒あり、温泉に入った後は効き酒を楽しんだり、地酒を土産に求めたりするのが楽しみでもある。
アクセス例:JR上諏訪駅より徒歩20~25分程