B級感いっぱい、素朴すぎる濃厚湯
- 公開日
- 2018/12/26
- 最終更新日
- 2019/09/08
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管理人総合評価
2.6
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★★★残念ながらこの施設は閉館となりました★★★
ここ毒沢鉱泉は3軒だけの小さな温泉。鉄(Ⅱ)の含有量は日本一とされ、効果が認められたその水を求めて全国から注文がかなりあるとか。
3軒とも源泉は同じで、湧出量が7.5L/分と少ないためどこも循環方式となっています。
その中で、ここ毒沢温泉 沢乃湯は日帰り専用の施設で、B級温泉好みの雰囲気。
思いっきり赤茶色の温泉が何ともたまりません。循環式といっても、pH2.6のため、レジオネラ菌の問題とも無縁だと思われます。
この毒沢という名前ですが、武田信玄が隠し湯にするために、「毒」と名付けたとか、そうでないとか諸説あるようです。
地元の方でこの温泉が良いという方も多いと思いますが、鉄の含有量が日本一ということと、アルミニウムも含まれた珍しい泉質のためか、マニアの方が結構きているようです。
至って昭和の雰囲気を普通に醸し出しています。
飾らない、いや飾る気がないのかなという感じです。泉質勝負という感じが良いですね。
浴室は廊下の奥にあります。
浴室男女別 内湯1
わずかに床から立ち上がる浴槽の縁を除けばのっぺりした景色、壁、床に付着した成分を見るとお湯に入るのが楽しみになります。浴槽は3-4人は入れる大きさ。
こういった古い、鄙びた雰囲気に慣れていない人だと、壁についた茶色い成分などが少しオドロオドロしいと感じるかもしれません。
加熱源泉で酸化して、濃厚な赤茶色のお湯になっています。濃厚な温泉の重たい感じと、酸性が強くいためか独特の浴感がありました。
タオルはお湯がつくとすぐに茶色くなるので、ご注意を。
源泉投入口
湯量は少なく1L/分なさそうな感じでした。浴槽は42度くらいの適温。
浴槽の反対側には、源泉を呑んだり、浴びたりできる湯口があります。
コップが3つほど置いてあり、飲むと酸っぱく独特の苦みのような味がしました。
湯量はチョロチョロ。
コップに溜めるのにも少し時間がかかります。
源泉浴槽に入りたいと思ってしまいますが、これではいつになったら溜まるのかわからないので、無理なんでしょうね。
温泉の雰囲気や景色、秘湯感などは期待すべきところではありませんが、この界隈で濃厚なお湯を求めてということなら、一度は入るべしという感じの温泉でした。
どうも循環と聞くと気持ちがなえてしまいますが、個性的な泉質に入れたのは良かったです。
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