明治25年に開業、創業当時の建物が残る歴史ある温泉
- 公開日
- 2018/11/02
- 最終更新日
- 2019/09/09
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管理人総合評価
4
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ユーザーの評価(1件)
3.5
※※※※このレポートは2005年1月に訪れたものです※※※※
レポートを書くまで時間が経ってしまった為このレポートは簡易レポートとします。
少々記憶が曖昧ですがお許しください。
弥次ヶ湯温泉は創業120年を超える歴史の共同湯です。レトロ感は鹿児島でもトップクラスではないかと思います。
創業は明治25年で、現在使用されている木造の建物は創業当時のものだそうです。歴史ある重厚な旅館などとは違った、庶民的な懐かしい郷愁感を漂わせています。
弥次ヶ湯温泉には源泉が2つ(弥次ヶ湯・大黒湯)あり、それぞれ別の浴槽で使用されています。
今回は時間の関係から、古い方で自噴泉の弥次ヶ湯のみの訪問となりました。
レポートを書くまで時間が経ってしまった為このレポートは簡易レポートとします。
少々記憶が曖昧ですがお許しください。
弥次ヶ湯温泉は創業120年を超える歴史の共同湯です。レトロ感は鹿児島でもトップクラスではないかと思います。
創業は明治25年で、現在使用されている木造の建物は創業当時のものだそうです。歴史ある重厚な旅館などとは違った、庶民的な懐かしい郷愁感を漂わせています。
弥次ヶ湯温泉には源泉が2つ(弥次ヶ湯・大黒湯)あり、それぞれ別の浴槽で使用されています。
今回は時間の関係から、古い方で自噴泉の弥次ヶ湯のみの訪問となりました。
大きさはそれほど大きくなく、4人くらい入ればいっぱいでしょうか。源泉掛け流し。
タンクで一旦冷ました源泉がパイプから注がれています。
肌がピリピリするような塩分の濃さでかなり熱かったのを覚えています。
浴槽の縁や床には、温泉成分が付着し、茶色くなっています。
温泉は少し熱めなので好みが分かれるところだと思いますが、泉質は素晴らしいと思います。
何より、このレトロな空間を体験できるということでも価値があるのではないでしょうか。
現代版?湯治宿
2019.11月宿泊。ここの湯治宿は一風変わっている。と言うのも部屋が、2戸一の一棟建て。一見普通の一戸建ての家である。どうしてこういった建物にしたのかは、建主さんと大工さんとの間でのやりとりがあった結果なのだそうである。女将さんが丁寧に利用案内を説明して下さる。
普通の家の玄関口を開ける。誰かの家にお邪魔する感じで玄関を上がると、前に2部屋が並んでいる。
そして普通のお宅の様なキッチン。ここで誰かが生活している様に、一式全て揃っている。まあ、台所に洗濯機と言うのがちょっと違うけど。
トイレもウォシュレットで、綺麗に掃除されたお家のトイレである。
鍵付きの部屋を開けると、6畳(8畳だったかも知れない)一間の普通の部屋。エアコン、テレビが有り、縁側があって物干しざおがあり、ハンガーが掛かっている。
いかにも普通に誰かが住んでいそうである。
テーブルの上には、湯治宿というのに、お茶菓子からお茶セットまで用意されている。
それと石鹸入りの洗面器。これが温泉宿に来ていたんだという事を思い起こさせる。
寝具・バスタオル・タオルが、お家洗濯だが綺麗に用意されていて、清潔感がある。
ドライヤー、歯ブラシも用意されており、無いのはシャンプーと寝間着だけ。これだけは各自自由な物を用意しなければ、レンタルは無い。
実に暮らしやすそうで、引っ越してきたかのような錯覚に陥る。
この宿は大学生の一時の下宿としてもよく利用されるそうだ。安心でき、リピーターが多いらしい。そうだよなあ。湯治宿って感じは全然しないもの。自分の部屋で過ごしている様なゆったり感があった。
しかしこの宿は、昔からの温泉宿である。温泉が良いのだ。熱めでキュウっとなるような、ちょっと刺激的で、温泉津温泉をライトにした様な、浸かれる温泉なのである。
笹濁りの湯の色も、湯船や床が茶色に変色している所も、温泉津に似ている。おそらく泉質が似ているのだろう。
源泉そのままの弥次が湯は、男性に人気なようで、少し加水して入りやすくしている大黒湯は、女性に人気なようであるが、それぞれの好みだ。
仕事で疲れた身体には、キューッと熱い弥次が湯で疲れをとり、朝一番はマイルド感がありツルツルした浴感の大黒湯でさっぱりする、というのはどうだろうか、何て思いながら浸かった。
利用時間が、日帰り客・宿泊客共に同じで、朝8時~21時終了だ。なので、朝は少し早くから、湯を用意したと女将さんが知らせに来てくれ、一番風呂に入れた。
あ”~気持ちいいなあ最高に沁み渡る。
広いながらどっしりとし、簡素乍ら昔を彷彿させる浴室の雰囲気がとても良く、あ~来て良かったなあとしみじみ思う。
この温泉は明治からの物で、建物をリフォームする際は、当時の姿を壊さないよう、昔ながらの瓦を特注で作ったりされたそうで、とても昔のままの建物を大切にされている。当時のままの休憩室が2階にある。
私は管理人様の宿の写真を見た時は、古い建物に騙された。こんな所に泊まるのでは、かなりガタが来ている古臭い部屋だろうと、不安になったくらいだった。
だが、全く想像とは反対の湯治宿であった。これなら、誰でも気持ち良く湯治ができるのではないだろうか。食事作りが不便な方は、近くに和風レストランがあり便利だ。
これで、1人1泊4000円。日帰り入浴は350円である。
11月でも指宿は暖かく心地良い風が吹いている。
御主人の都合が付く時は、駅まで送迎して下さる。ローカルな単線に、黄色い菜の花列車が滑り込んで来た。
アクセス例:JR指宿駅もしくは二月田駅より徒歩20分程