析出物ゴテゴテが濃さの証!炭酸鉄フルーティー上質湯
- 公開日
- 2018/10/30
- 最終更新日
- 2019/09/10
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※写真は一部公式ページよりお借りしています※
赤城山へ向かってひたすら登っていくと突き当たりに赤城温泉郷がある。
訪れたのは2月、道は圧雪のクネクネの山道。
こわいこわいと山道をひたすら運転する。
対向車は意外と多いが道は狭く、雪のせいで長く感じる道のりだった。
赤城温泉郷の駐車場より下っていくと肩を寄せ合うように建ち並ぶ温泉街が見えてくる。
宿は細い道を通り、突き当たった場所にひっそりと佇む。
お洒落な入り口、隠れ家のような場所にあることも加えて期待が膨らむ。
外観を見て何処かを思い出した。そうだ、九州に共通する温泉宿の雰囲気に似ているのだ。
館内へ入ると不思議な空間に目が釘付け。ご主人が造られた木造の家具とアジア民具の数々が所狭しとならんでいる。。受付には銅像、壁にはアジアのお面が沢山並び、見ているだけで楽しくなるような雑貨がいっぱい。
階段には門があり、昔馬小屋で使われていたものをご主人が改造したそうだ。
宿の廊下はやさしい白熱等のランプが灯りお洒落に飾られている。
イメージはジャングルの中にある析出物コテコテの半洞窟風呂
内湯は男女各1箇所あり、男性用4~5人、女性用は2~3人ほど入れる大きさ。
浴室にある大きな窓からは外の雪景色が綺麗に見える。
いたる所へ観葉植物が植えられ、片側の壁は岩がゴツゴツ、の半洞窟風呂がジャングルにあるようなイメージ。この独特の雰囲気を持つ浴室は雰囲気だけではなくもちろん湯も最高だ。
見ごたえのある析出物に炭酸いっぱいの湯。飲むと炭酸が強い薄い鉄味、フルーティな鉄の香りがする。
湯にはカルシウムが多く含まれているらしく、少しほっておくとすぐにカルシウムが湯面にマクをはりロウのようにコンコンたたけるほどになるという。
以前は湯口がありそこから源泉が注がれていたそうだが、炭酸がぬけてしまう為、湯の底から入れるように変えたそうだ。そんな事からもご主人の温泉を大事に思う気持ちが感じ取れる。
源泉は入れてすぐは緑色その後黄色へと変化する。
3階へ上がり廊下を奥まで行くと庭の端へ小さなかわいい露天風呂がある。冬はぬるすぎて入浴ができなかったので暖かい時期に再訪してぜひ入浴したいと思う。露天風呂は内湯とは別源泉。
総本家のご主人にはとてもお世話になり、夕方訪れ、お湯を味わった後
コーヒーにおかしを出してくださり話が盛り上がった。
とても楽しい方で気がつくとなんと5時間も話続けていた事にビックリ・・・。
温泉の話や旅行の話など話題は尽きず、まだ話足りなかったぐらいだ。
帰りには析出物の大きな塊をいただき、感謝、感謝である。今、家にはこの大きな析出物の塊が神を祭るように飾られている。家へ訪れた友達は何処か山でとってきた石?変わった石だね、などとと不思議そうに眺めていた。
すっかり遅くまでお邪魔させていただき、後ろ髪を引かれながら帰る事に。
帰りは夜10時に出発したので到着は深夜2時。帰りは大変だったけどその分満足感の高い一日だった。
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