濃厚ミルクのようでスベスベお肌になれる極上にごり湯
- 公開日
- 2014/09/19
- 最終更新日
- 2019/09/10
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管理人総合評価
4
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ユーザーの評価(1件)
3.1
標高970mに位置する新湯温泉 湯荘白樺。
宿よりすぐ近くには硫黄山があり、噴気の上がる景色は迫力だ。
私は立ち寄りで訪れたが、宿泊すると「寺の湯」「むじなの湯」「中の湯」へ無料で入浴する事ができる。
この日は塩原温泉郷である塩原元湯の2件へ立ち寄った後にここ湯荘白樺へ訪れた。
濃く個性的な湯ばかりであったが最後の〆として相応しく負けず劣らずの個性湯を貸切状態で長湯した。
大満足の1日だった。
宿はと言うと古びたシンプルな御宿。昔ながらの熊の剥製が置いてあったり、小さな売店があったりと素朴すぎるほど。
館内は全体的に少し暗めの照明。
訪れたのが日曜日の夕方だった事もあるだろうが人の気配を感じないシーンと静まり返る館内。
手を加えないありのままの濃い温泉
露天風呂は中庭のような造りとなっており、景色などは望めない。外の風を感じる事ができる為、時期によっては露天風呂の方が気持ちいいといった程度。
湯としては内湯が抜群に良い。檜で作られた浴槽へ濃い湯が注がれ絶品である。この時写真を撮ったはずなのに何故か見当たらない為、今回は不掲載。
湯荘白樺の湯は近隣にある「中の湯」と同じ源泉を使用している。「寺の湯」よりはまろやかな優しい刺激でじっくり1泊して入ってみたいお湯だ。
「七福の湯」という名に由来はあるのか・・・と思い調べてみたところ、何も情報なし。
由来は結局わからなかったが七福神が露天風呂の端から見守っている。
源泉から湧き出した泥が桶に入って置いてある。
身体の悪いところへ塗って3分以上そのままにしてから洗い流してください。と書いてある。
早速腕に塗って試してみると悪いところが良くなったかはわからなかったがスベスベのお肌になった。
この湯泥は売店で湯ノ花として売っている。
B級感にほど近い温泉宿
土日祝日は平日の3000円アップで、1人泊素泊まり9100円という高価格の割に、部屋は古い6畳間にトイレ、洗面、エアコン無しで扇風機があり、せんべい布団が敷かれており、ネット環境も悪くスマホ圏外という宿だった。
当日は雨となり、混浴露天風呂へ行く通路は雨でダダ漏れ、傘もスゲ笠の用意も無い。
18時~21時は女性専用となっているが、湯船の前にある部屋からは丸見えではないかと思う(女性専用の客室としているのなら別だが、どうだか判らなくカーテンが半分かかっていたら落ち着かない)
露天風呂の更衣室や特に入り口はB級感満載だが、それだけでなく内湯も木造りの浴室ながら、マットやバケツ等置かれ、何だか庶民的。館内全体に古さとB級感が押し寄せて来ている感じがした。ただ、温泉が良く、平日の宿泊価格は断然安いので利用しやすいとは思うが。
那須塩原でも新湯は共同湯が3軒あり、裏の地獄からは硫黄の香りも漂い、しっとりした浴感と白濁した湯が特徴的な、濃厚な温泉である。
白樺荘の源泉は共同湯の中の湯と同源泉で、地獄より宿へ数10m引湯し、一旦タンクに貯めてから湯船へ運ばれて来る。
それでも源泉が高温泉のため、投入口はチョロチョロの割に客が多かったせいだろう、溢れ出しがなかったのがちょっと気持ち良くなかった。
名物のバケツの泥(目に入らぬよう注意。前回はもっときめ細かな泥だった)を塗り3~4分置き、シャワーで流してから湯に浸かるとしっとり感が更に高まる。アトピーの方等には良いのではないだろうか。女将さんの肌はもち肌だった。宿泊すると朝食には名物の殻が黒くなり、黄身の濃ゆい本物の温泉玉子が出る。勿論3軒の共同湯には無料で入れる。
アクセス例:JR那須塩原もしくは西那須野駅からバスで塩原バスターミナルまで。送迎あり