秘境に静かに佇む、ドバドバ玉子臭の極上温泉
- 公開日
- 2014/04/25
- 最終更新日
- 2019/09/10
- 投稿者
- しおり
-
管理人総合評価
4.3
-
ユーザーの評価(1件)
2.8
しかし宿泊先の虎杖浜温泉より思ったよりも近い位置にあり、朝一番で向かう事に。
※※※※このレポートは2005年7月に訪れたものです※※※※
大きめの道路をしばらく走り、途中から細いダート道を葉っぱで車をこすりながらガタンゴトンと走る。
ダート道ではやくも今にも熊が飛び出してきそうでビクビク。
やっぱり私は臆病者だ・・。
少し広くなったところへ車を停め、出発準備。
鈴と熊よけスプレーを持って、爆竹を車から降りる前に一発鳴らしておく。
その他笛を肩から下げ、準備は完璧だ。
川又温泉へ来るまでの道では「登山をするには必ず鈴を持ちましょう」と放送を流しながら巡回している車がいる。
川又温泉へは歩いて20分ほどと程よい近さ。
ただ、川を4つ渡って行かないと辿りつけない為、大変、というかめんどくさい。
ビーチサンダルに履き替えて、まだ靴を履いての繰り返し。
道はというとほとんどが細い獣道。
今にも熊がガサガサっと出てきそうなうっそうとした雰囲気だ。
途中、人の手が入ったような石段がある。ここには昔湯治宿があったという話だ。
最後の川が見えてくるとその先に木造の立派な脱衣所も見えてくる。
こんな山の中にこんな立派な脱衣所が!?・・と近づいてみるとその隣に透明の美しい湯が満たされた木造の湯船が現れる。
人知れず湧き続ける硫黄の香る極上湯
湯量は多く、湯船からザーザーと溢れ出ている。見た瞬間嬉しくなるような野湯だ。泉源は湯船の底。足元から時たまプクプクプクっと小さな気泡が多量に上がる。温度はかなりぬるく36度ほどではないかと思われる。夏以外は寒くて辛い温度だ。入浴していると硫黄臭がプンと香り、身体には大量の泡がつく。こんなに心地の良い野湯は全国でも数少ないだろう。
気持ちよく入浴していると湯船の端へマムシ?がニュっと顔を出した。驚いて思わず上がったが温泉が暖かい為、マムシもあまりこちらに気が付いていない様子。
という事でマムシと混浴。
このマムシ、端っこにある湯黙りへチャポンと浸かっては上がり、またチャポンと浸かるを繰り返す。温泉好きのマムシなんて初めてだ。
少し奥にはマムシの抜け殻も発見。きっとこの温泉の守り神なのだろうと敬意を払ってまた来るねと挨拶して帰った。
6月14日に訪問しました。
アプローチの山道はよく整備され森林浴を楽しみながらウォーキング出来ましたがレポートにもあるように湯温が低いため7月の後半から8月にかけての気温の高い時期がオススメです!