大正ロマンを感じる歴史ある湯宿
- 公開日
- 2015/10/11
- 最終更新日
- 2019/10/11
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管理人総合評価
3.3
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横手館は伊香保温泉で最も格式ある旅館といっていいのではないでしょうか。
3つの建物が合体した木造の風情ある建物が連なっていました。
大正9年に建てられた建物が現役で使われており質素なところも残しつつとても形が凝っていて見応えがあります。
雰囲気抜群なので建物前で写真だけ撮っていく観光客も多いです。
夜になるとライトと相まってさらに美しい建物となるそうです。千と千尋の神隠しのモデルになったと言われています。
入口から入るとスタッフの方々が廊下に並んでいました。
と言うか並んでお客様をお待ちしているというよりはなんとなくその場にいただけかもしれません(^^;)
なぜそう思うかというと後ろでおもてなしをしてくれているはずの方々が、、、
並んでいながらにして世間話を楽しそうにしているんです、、、。
格式ある旅館に来たと思っていたのに少々がっかり、、、。
案内してくれた方はとても丁寧でした。
日帰り入浴だというのにお風呂まで付き添ってくださり
「赤ちゃん連れなのでどこか赤ちゃんを連れて待っていれる場所はありませんか?」という質問に通常宿泊者専用の場所を案内していただけました。
気を使っていただけて感謝感謝です。
大正時代から変わらぬ黄金の源泉
とても歴史ある横手館の温泉へは入れて感動です。
しかしながら源泉投入量は少なく内湯の湯気はもうもう。温泉については素晴らしい!というほどではありませんでした。
鮮度はそこそこという感じです。
浴室はとても綺麗でした。
毎日掃除をしているので日帰り入浴がどうしても15時からになってしまうという事です。
湯船には析出物がついていて伊香保ならではの泉質を感じられましたが、残念ながら湯量は少なく周辺の源泉自慢の小さいお宿に入った後だとだいぶ源泉が薄いように感じました。
湯の味は鉄味、細やかな茶色の湯の花が舞いほのかな鉄っぽい香りがする湯でした。
湯上り後はよく温まりましたがガツンとくるほどではないかな。湯疲れするほどではありません。
透明度は約50㎝ぐらいです。
格式ある旅館のお風呂に入れるというのはとても嬉しい事だけど、、、
入れるのは内湯だけだというのに1,130円は高いなぁという印象。
入口には手ぬぐいがたくさん並んでいました。
たしか学生さんたちが作ったと言っていたと思います。
かわいらしいデザインでどれも素敵でした(^-^)
夕方灯るライトです。
これが風情あっていいなぁ~と思い何枚も写真を撮ってしまいました。
伊香保温泉は江戸時代に作られた配湯管システムが今現在も使われており、当時お金を多く支払ったお宿には太いパイプになっており、少なかったお宿は細いパイプとなっているらしく、横手館は残念ながら当時少なかったそうで今も細いままだそうです。
とてもすばらしい建物で眺めているだけで満足してしまいそうなほどのお宿です。
お湯については最高とまではいかないものの一度宿泊してみたいなと思いました。
これは余談ですが、先日横手館のホームページがウイルスに侵されており、表示すると英語のページへ強制的にとんでしまう状態になっていました。
その事を親切心でメールで送ったつもりだったのですが返答は何もなくなんとなく残念、、、。
ちなみに今はホームページは修復されていました。
こんな事もありもてなしはあまり期待できないのかもなぁなんて勝手に思ってしまいました。
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