四国で珍しい自然湧出源泉かけ流し100%! 昭和レトロからモダンな宿へ変貌
- 公開日
- 2019/09/29
- 最終更新日
- 2020/03/20
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管理人総合評価
3.6
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ユーザーの評価(2件)
3.1
四国には源泉かけ流しはとても少なく下調べをしてから訪問しないとなかなかお目にかかれない。
こちらの湯之谷温泉は四国では珍しく源泉かけ流しにこだわった温泉宿である。
湯之谷温泉の歴史は1400年、西暦600年代の半ばに、斉明天皇が入湯された伝説も残る古湯でもある。
私が訪れた頃は鄙び感いっぱいでまさに昭和レトロな雰囲気が好きだったが、2018年7月頃、外観がリニューアルされ、内装については恐らく2017年頃、昭和レトロからはかけ離れたモダンな装いにリニューアルされたようだった。新しい黒塗りの外観も一般受けしそうで素敵に仕上がっていると思う。
上記は昔の玄関口と休憩所。
この雰囲気を懐かしく感じるのは私だけではないはず。
レトロな靴箱にレトロな牛乳の入った冷蔵庫、赤い絨毯、なんとも好きな感じだ。
脱衣所には100円リターン式のロッカーが並び、バス停に並んでいそうな「湯之谷温泉」と書いてある椅子が置いてあった。
大きな灰皿もあるが、恐らく時代の変化で現在はもうないだろう。
昔の浴室と右側は源泉浴槽、熱い湯とぬるめの湯で仕切られており地元の日帰り客で満タン状態。
特に右側のぬる湯には3名もの人が入っており、左側には2名ほど。かなりきつい状態での入浴だった。
源泉浴槽についても18度ほどの源泉が惜しみなくドバドバと投入されている。
小さな湯船からはザバ~~~と湯があふれ最高に気持ちがいい。
サウナの後に入るとなおさら気持ちよさを感じる。
熱湯の方の浴槽へは鉱泉がドバドバと投入されており、薪で加熱されたという源泉もたんまりと投入されている、かなり贅沢なかけ流しだ。
湯口からは微妙にプーンと硫黄の香りがし、湯は柔らかい印象。
加熱浴槽と源泉浴槽の交互浴を思う存分楽しみ、湯上りはぐったり。
洗い場は豊富にあるわけだが浴槽が少々小さい。
日帰り客が多い分余計にそこが残念なところでゆっくり入浴というわけにはいかなかった。
上写真は新しくなった浴室。私が行った頃よりは広くなったように見えるがそれでも宿泊客、日帰り客が多くなかなかゆっくり浸かれないというレビューも多かったが、その点は改善されたようで土、日、祝のみ10:00~16;00までと制限されたようだ。
お客さんの言葉に耳を傾ける姿勢がかなり期待できる宿だと思う。
食事処の無庵、湯之谷温泉は食事の評判がかなりいい。
日帰り入浴でも利用ができる休憩所も綺麗になって居心地は良さそうだ。
部屋も綺麗になったようで1人客用の部屋が3室あったり、ゲストハウスがあったりと幅広く対応している。
露天風呂付客室などもあるが、残念ながら湯が温泉ではないので高い露天風呂付客室より一般客室に宿泊してみたいと思った。
次回愛媛県へ行く事があったら一度宿泊してみたいと思う宿である。
リニューアルとレトロの融合
3月末、日帰り訪問。宿の前には、お地蔵さんと1本の桜の木があり、黒塗り壁の宿に似合っていた。
宿は少しずつリニューアルされているそうで、残っているレトロな物を上手く融合させ、和モダンな雰囲気の宿となっていた。中庭には昔使っていたと言う、お風呂屋さんの煙突の様な巨大な煙突が残されていた。
リニューアルされた浴室は、快適感がある。しかし、18.4℃の鉱泉を加温しているためか、湯船をぬるめと熱めに分けているせいか、かなり投入量は少なくチョロチョロであった。
39℃~40℃程のぬるめの小さな浴槽では、地元の方が話しに花を咲かせていた。交流の場であるらしいが、湯船が小さめで4~5人で一杯のため、割り込むには入り辛かった。
大きい方の、熱めと言っても40℃~41℃程の浴槽はもう少し大きいが、こちらも溜まり湯になってしまっている。
投入口は茶色となっていたが、細かい湯の花というのも分からず、薪で沸かしている香りと言うのも感じられなかった。
超薄濁りではあるが、何の香りも無くサラリとした湯であった。
石造りの浴槽は綺麗であり、循環無しではあるが、やはり湯船からの溢れだしが無いというのは、気持ちの良いものではなかった。
外にある足湯は土・日・祝のみ用意されるそうで、平日は空だった。
日帰り入浴は毎日、8時半~22時迄有り、入浴料500円。
アクセス例:JR石鎚山駅から徒歩12分程 国道沿いの、入り口には大きな看板が出ている。
田んぼの中にポツン
ポツンとあります。
リニューアル後に行きました。
薪で沸かしてます。
軽いS臭に癒されます。