独特のコールタール臭がする極上炭酸泉
- 公開日
- 2019/02/04
- 最終更新日
- 2019/09/07
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管理人総合評価
3.6
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ユーザーの評価(1件)
3.1
水神之森は、まだ13年と比較的新しい温泉宿です。
ご主人が高齢者が集まれて、終の棲家にできる所を探したいという事で長湯で温泉のボーリングを行い自分達で家を建て、少しずつ現在の形となった手作りのお宿だそうです。
集落から少し奥に入った高台に水神々森はあります。
中までは見ていませんが、沢山のコテージ風な建物が並んでいます。
これを自分達で建てたなんてすごいなぁ。
入口から入ったところのエントランスも雑多な感じの山小屋風です。
奥にはかわいらしい大きなワンちゃんが寝ていました。
独特なコールタール臭がする極上炭酸泉
浴室の床は析出物で茶色く染まり、湯船は湯が冷めないように青い板で覆われています。
この板、とーっても重くて全部はずすのは厳しい・・・。
写真のために必死ではずしました。
入る時は端っこだけ板をよけて入るのが少し残念な気がしますが、源泉温度が低いのでしかたがありません。
源泉は空気にふれないように投入されていてゴボッ、ゴボッとすごい勢い!湯使いがいいですね!
浴感はやわらかく、温度は女性の方は適温でしたが男性用(男女浴室は不定期で入替制)はぬるめだったようです。
味は炭酸+鉄味、わずかに塩分、炭酸はかなり強く感じました。
見た目からはあまりわかりませんが、独特のコールタール臭と土類がまざったような匂いがしていました。
湯の表面には成分が浮いていて、日にあたってキラキラしています。
右写真は床です。
このウネウネゴツゴツとした析出物はたまらないですね~。つい写真をバチバチと撮ってしまいます。
源泉は500Mほど掘ってポンプアップしています。現在の温泉は2代目で初代が20度代に下がってしまった為2度目のボーリングをしたそうです。
男性浴槽(不定期で男女入替制)の方が源泉に近く鮮度がよくガスも多いとのことでした。
女性用の方のみ内湯の外へ露天風呂がありました。
露天風呂はぬるめで景色も少し見え気持ちがいいです。
女将さんが新鮮な源泉をペットボトルへ入れて、目に見えない炭酸ガスを見る実験を見せてくれました。
源泉に酸性のレモン水やクエン酸を入れると泡が発生、この泡が溶け込んだ炭酸が抜けていく瞬間だそうです。
テラスからの景色は最高です。
夏、このテラスでビールが飲みたい!!
成分により配管がすぐに詰まってしまうらしく、排水管は2.3カ月で詰まって交換、飲泉用の管は1日3回は流さないとすぐに詰まってしまって大変だと言っていました。
長湯温泉は好きでよく来る方ですが、こちらのお宿は手作りである事もあるのでしょうが、あまりないような独特の雰囲気をもつお宿でした。
源泉も同じ長湯温泉でもこちらは少し変わった匂いがし、これまた独特です。
炭酸泉独り占め
受付で女将さんが炭酸の説明をしてくれます。蓋がついているので、蓋をどけてから入るようです。内湯2、露天1でしたが、土砂降りの雨で露天はあきらめました。混雑するラムネ温泉館の後に行ったのですが、貸し切り状態です。炭酸の吹き出ている口を独り占めしました。出たり出なかったりして面白いです。温泉内の壁画?も独特でちょっと怖かったです。