山口県の名湯「俵山温泉」を3か所巡って楽しめるお宿
- 公開日
- 2019/01/31
- 最終更新日
- 2019/09/07
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3
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★★★共同湯「川の湯」は2008年1月20日で閉鎖されたそうです。(2014/4/1現在)★★★
旅行読売出版社の「日本温泉遺産100」に選ばれたという俵山温泉。
温泉街には浴衣を着た湯治客の歩く姿が数多く見られる。
源泉100%と掛け流しを守る為、宿には温泉がなく全て外湯というスタイルを守っている俵山温泉を一度見てみたいと思い訪れてみた。
しかしそこには残念な現実が。
湯量が減り、俵山温泉へ3つある外湯も掛け流しは一部のみとなっていた。
このままでは危ない温泉として上げざるおえない温泉だ。
各宿には駐車場がほとんどなく、日帰りで訪れる観光客と同じ駐車場へと停めなければならない。
松屋旅館にも数台駐車場はあるようだったが、既にいっぱいだった為、遠くの駐車場へ。
松屋旅館の目の前には町の湯が有り、徒歩3分以内の場所へその他の外湯もある。
湯巡りにはベストな位置。
俵山温泉へは外湯がメインの為宿にはほとんど温泉が付いていない。
1泊2食付8400円 GW 5月4日水曜日泊 6畳+1.5畳
布団はたたまれたものが置いてあり半セルフサービス。 |
窓際にある椅子とテーブルのくつろぐスペースも良い。
掃除も行き届いており、綺麗。
松屋旅館は障害者や高齢者にやさしいバリアフリー設計がされている。
窓からは浴衣で歩く人の姿などが見えなかなか気持ちがいい。
テレビ、エアコンはコイン式。
コイン式にするなら宿泊料金に含んでほしいと思ってしまうが、この時期必要がなかった為さほど気にならなかった。
その他、写真を撮るのを忘れてしまったが、歯ブラシと小タオルもついていた。
食事は海が比較的近い事から魚が抜群においしい。 |
食事何処はごく普通の食堂、ではあるが、食事している真横へキッチンがあるためおばちゃん逹は大騒ぎをしながらガチャガチャ片付けに洗い物。まったくお客さんの事を考えていない。
こんなに落ち着かない食堂ははじめてだ。
食堂は禁煙、食事が終わると早々に退散し、部屋で一杯する事にした。
・・・・・・朝ごはん・・・・・・ |
夜は時間的に遅い食事だった為宿泊客と顔をあわせる事がなかったが、朝ご飯の時に他のお客さんをはじめて見た。
客層は女性が多く、おばさん達同士で来ているグループもあった。
女将さんに、温泉の事について聞いてみた。「一部循環なんですよね?」と聞くと女将さんは血相を変えて「俵山温泉は100%掛け流しにする為に外湯にしているのよ、あの松田教授も認める泉質の良さなんだから」との事。この女将さん、お客さんに対してえらいかみつく。これ以上聞くと爆発しそうだったのでこのぐらいにし、温泉へ向かう事にした。
【外湯 町の湯】
営業時間 6:00~22:30 |
3つの外湯の中で地元の方が多く使用している温泉。料金も安めで掛け流し浴槽があるという事もあり町の湯へ通っているようだ。
湯船は2つあり、1つは掛け流し、もう一つは半循環式。1つ目の浴槽から流れ出た源泉が注ぎ込まれ、それを循環していた。
湯量は少なめではあるがやわらかく多少ぬるめのお湯は気持ちがいいものだった。
入浴客は何処よりも多く、湯はかなり乱れていたのが残念。町の湯へは入り口へ飲泉所がある。飲んでみると川の湯飲泉所(白猿の湯前にある)よりも甘みが強く、硫黄臭がほのかに香りおいしい。
【外湯 川の湯】
営業時間 14:00~22:00 |
3つの外湯の中で一番ひどい湯。昔は掛け流しを片方していたそうだが今では湯が張っておらずカラの浴槽が虚しく残る。
だからといって、来るお客さんが少ないわけでもないというのが不思議な点だが・・・。
営業時間が14時からというのも訳がある。22時に営業してから湯を溜めるのにそれだけ時間がかかるわけだ。
ヌルヌル感はあるものの、やはり他の2つの外湯とは比べ物にならず早々にあがってしまった。
川の湯前には自販機が並んでいるが補充をあまりしていないのかほとんどが売り切れ。
観光地としてやっていくならこれぐらいは補充してほしいものだ。
【外湯 白猿の湯】
営業時間 7:00~21:00 |
俵山温泉の中で最も新しい施設がこちらの「白猿の湯」。新しいだけに設備は綺麗。
観光客向けに作られた白猿の湯は値段設定も少し高く、露天風呂も付いている。
ただ、露天風呂は塩素入りの循環。内湯で使用した源泉を露天風呂へまわして使っているようだ。内湯のオーバーフローは最低限に調節され、浴槽一番奥へ吸い込み口がある。そこから露天風呂へと源泉が送られている。その為、露天風呂の分析表は混合泉と表示されている。
露天風呂はかなりカルキ臭が強い為、温泉好きには一発でわかるだろう。
源泉「川の湯」も外湯の川の湯では使用されておらず白猿の湯で使用されている。1号泉として注がれているのが「川の湯」ぬるめでやわらかくフワフワと身体が包まれる感じ、ヌルヌル感もあり私が一番気に入った源泉。その隣の浴槽はたしか「森の湯」、多少加熱して掛け流しているようだった。この日、女性用の源泉「川の湯」の方はかなりぬるめだった為、加熱せずそのままかな・・・と思っていたが、男性用の方は結構温度が高かったとの事。両方加熱しているのかもしれないが、私は「源泉川の湯」が気に入った。
≪松屋旅館の良いところ≫
料金がお手ごろ。食事で魚がおいしい。外湯から近い。
≪松屋旅館の良くなかったところ≫
お客さんをもてなすという気持ちをあまり感じられない。俵山温泉は宿に温泉がないと言うのに共同湯に入るのが有料というのもなんとなく気分が良くない。宿泊はメリットが少なすぎる為、日帰りで十分ではないかな・・・。
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