草津でも少ないまろやか硫黄泉をたっぷり堪能できるお宿
- 公開日
- 2019/01/12
- 最終更新日
- 2019/09/07
- 投稿者
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管理人総合評価
4
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ユーザーの評価(1件)
3.8
★★★現在泉水館はリニューアルしました。このレポートはリニューアル前のものです★★★
泉水館は草津十二湯の君子の湯という自家源泉を持つ湯宿。
草津というと強烈な熱くて酸の強い湯という印象が強いが、ここ泉水館は草津ではめずらしくまろやかな湯が特徴。
宿の周辺は人で賑わい、食事何処がズラリと並ぶ。
そのところどころから温泉まんじゅうの湯気があがり、温泉街ならではの味わいがある。
草津温泉は何度となく訪れているが宿泊は2回目。今回はちょっと大人なお宿へ宿泊だ。
概観はすっきりとした白壁でいたって普通。駐車場が建物をくぐったところにあるため、背の高い車は入れない。
今回は私の会社の車で来たからよかったが家の車で車できたらアウトだったな、と思った。(別の場所にあるかも)
6畳+2畳ぐらいの広縁 トイレ・洗面付 15000円(たしか)土泊
部屋は素朴だが造りが良い。窓のそばへは椅子と小さな机が置かれ、テレビに向いている。
窓を開けると共同湯帰りの人々が歩き、温泉街にいるんだという実感がわく。
ただ、値段をいうとこの部屋では高めに感じる。
宿へ到着して、貸切風呂の時間が夜9時までとの事で食事の後の時間にするとあまり時間がないなと考えた私はそのまま貸切風呂へ直行した。宿の外に小さな湯小屋があり、木造の風情ある浴室だ。
3人が入ったらいっぱいだろうという大きさの湯船に薄白濁した湯が注がれている。
湯は草津の温泉では珍しい肌触りマイルドな感じで湯の温度も熱くない。飲んでみるとレモンのようなすっぱさ。私の肌にあうのもあり、相当に気に入った湯だ。 源泉は内湯の湯と同じ「君子の湯」だが何故か断然こちらの湯の方が良かった。
湯から上がると食事の時間を過ぎており、せかされながら食堂へと向かう。
畳敷きの食事何処で私たちの他に4組ほどのお客さんが既に食事をはじめていた。
出される食事はどれもおいしく、刺身、鴨のたたきはとても新鮮。
食事は宿泊料金納得の品々だ。
最後に出された蕎麦のデザートも甘み控えめで甘いのが苦手な私でも夢中で食べてしまうほどおいしかった。
敷地内に「自家源泉」 まろやかな君子の湯を思う存分堪能
貸切湯の他に男女別に内湯があるが、こちらも木の質感いっぱいで素敵な趣ある浴室。
特に男性用は2つの湯船が熱めとぬるめに分かれており、い心地抜群だそうだ。
女性用はというとなかなかよいが湯量が少し少ないせいか貸切湯の湯よりも少々劣って感じた。
宿泊4室に貸し切り湯3室。湯華舞う温泉
リニューアルされ、宿泊はたった4室。貸し切り風呂と言っても普通の浴室の様に大きい湯船が有る風呂が3室で、宿泊ではどの風呂が空いているか解る様な仕組みになっているらしく、ほとんど待つことなくいずれかの温泉に入れるそうだ。
と言っても私は日帰り入浴で訪問した訳だが、痛く気に入ってしまった。
何にかと言うと、草津は共同湯の日帰り入浴も楽しめるが、とにかく共同湯は熱い。かけ湯だけで終わる場合がある位熱い。これは折角温泉に来ても浸かれない温泉と言うのはつまらない。だが、この泉水館の君子の湯と言う源泉は思った程熱くもなかったのだ。御蔭で日帰りでもゆっくり浸かれた。それもとても滑らかな湯に。
更に、3つある貸し切り風呂の中で選んだ、このサイトのトップ写真になっている君子の湯浴室は、2つの湯船に分かれており、小さい方の木造りの湯船は、小さいから浸かった途端ザバーッと湯が溢れ、おおっ!細かな湯の花が一杯!
草津温泉ではなかなか見られない湯華が舞う温泉というものに浸かる幸せ。これが貸し切りで味わえる嬉しさ。湯に浸かれるという事の喜びを噛みしめた君子の湯であった。
大き目の石造りの正方形の湯舟の方は少しぬるめで、小さいが熱めの湯舟と行ったり来たりし、30分1000円という時間制限の中、温泉を楽しんだ。
1時間では2000円だが、いずれも入れる浴室は1つだけだそうで、他に檜風呂とかがあった。
敷地は広いがリニューアルした際に4室に減らしたそうだ。う~ん宿泊してみたい。
アクセス例:JR長野原草津口から路線バスで草津温泉迄。湯畑から西の川原方向へ街通りの中。