まったり硫黄泉の露天風呂に人が押し寄せる人気のお宿
- 公開日
- 2018/12/20
- 最終更新日
- 2019/11/06
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管理人総合評価
3.3
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ユーザーの評価(2件)
4
温泉の質がよく有名である高湯温泉、高湯温泉は
蔵王温泉、白布温泉、高湯温泉で奥州三高湯と呼ばれる歴史ある温泉だ。
休日ともなると、駐車場は満杯、療養目的というよりも観光客が主で、家族連れや団体なども多い。
創業は百三十年余前、茅葺屋根の湯小屋は当時のまま変わらぬ姿で使用されているというのが人気の元でもある。
駐車場はほぼ満杯で少し待っての駐車となった。 タオルでパシッと払いダッシュ!!! しばらく走ったところでゼーゼー言いながら「たすかった、、」と一言。怖かった、、、。 |
玉子湯の建物は大きく、ホテルと言っていいだろう。
大きな建物だが、入り口からは威圧感が少ない造りになっており、そんなに無機質に感じないのがうまいところ。
裏側からみると敬遠したくなるような建物で驚く。
ロビーもとても広く、沢山の家族連れや団体さんで賑わっている。貴重品を入れるロッカーなどもあり、設備は完璧なようだ。 |
私は露天風呂を写真で見て、木造の建物を想像していた。福島という場所とこの露天風呂に茅葺屋根の湯小屋、そこから連想するとやはり木造の建物に辿り着く。その点では到着してみて少々残念に思った。
ガレ場をイメージした岩が背景 大人気の露天風呂
露天風呂はほぼ常に満杯。人の入れ替わりも激しい。湯の味は酸味があり、ここ高湯温泉は全体的に、どちらかというと薄めの硫黄泉なようで、濃さを感じられなかった。この時は家族連れが多かった為子供が多く落ちつかない入浴だったのと女性用の方は展望もそんなになく、人の多さであまり良い印象をもてなかった。
旅館より外へ出て、まず目につくのは茅葺屋根の湯小屋。旅館の名前となっている玉子湯だが、有名な露天風呂ではなく、外湯の名前だという事に初めて気がついた。
観光客は露天風呂へ直行するのかこちらの湯小屋は貸切状態。覗きに来る人は数人いたが、入ってくる事はなかった。
湯小屋の隣には小さな丘があり、綺麗に整備された庭園風植物の間に道が作られ、散歩できるようになっている。
あまり散歩をしている人は見なかったが、丘の前にあるイスへ腰をすえ、眺めている人は多い。
湯小屋が並ぶ奥へと進むと展望の良い場所へ足湯が設置されている。
贅沢な濁り湯の掛け流し足湯。
山の風景を眺めながら足をそっと浸けて落ち着く。
敷地内にある川も濁り、白っぽい色をしている。
旅館玉子湯は、観光にはいいが、ゆっくりしっとり入りたい人は時期を選んで訪れた方がいいだろう。
湯小屋の風情は見ごたえがあるので人さえ少なければ泉質も良いし満足の温泉だと思う。
お湯が綺麗
お湯が湧いてる所が見えるけど、ちょー綺麗!
露天風呂は空が綺麗でした!
たまご湯の小屋も雰囲気あります!
高湯温泉のこと 玉子湯のこと
ここ数年ほど、毎年2回ぐらいは玉子湯を訪問している。
フロント階にある内湯大浴場が気に入っている。
夏場は加水しているのか、濃度が薄く感じられる。
冬場は、外湯の湯小屋や露天なども雪見の風情が好ましい。
奥州三高湯の信夫高湯と呼ばれていた頃から、
スキー場以外の遊興施設が全くない温泉地だった。
東吾妻の山並みに、スキー場が4つ縦に並んで営業していた。
一番上から最下部の温泉スキー場まで、
約10kmを直滑降で滑り降りることができたのだそうだ。
高湯温泉は、旅館が料金でAランクとBランクに分かれている。
基準料金12,000円以上がAランクで、
玉子湯・安達屋・吾妻屋・花月ハイランド・高湯のんびり館・ひげの家がそのラインアップだ。
そして、基準料金8,500円以下がBランクで、
高原荘・静心山荘・白樺荘の3軒だ。その他として、
ユースホステルや企業・団体の保養施設がある。
今年(令和元年)の9月末日で、高原荘が閉館する。
鮮度の良い硫化水素硫黄泉は白濁しないということを、 始めて知ったのが、高原荘だった。40年も前の話だ。
磐梯吾妻スカイラインが開通する前、
高湯温泉の宿泊は自炊湯治が主流だった頃、
玉子湯は玉屋という屋号だったそうだ。 お湯の匂いから、宿泊客が玉子湯と呼び始めて、 それが定着して施設名になったという。
そのころのお湯は玉子湯の自家源泉で、硫化水素が強すぎるとして 保健所から使用禁止通達を受けた名泉だった。
今でも玉子湯旅館の敷地内に自然湧出しており、
お土産用の湯花採取を行なっている。
了