人里離れた山形の秘境に湧く、超ワイルドなにごり湯
- 公開日
- 2014/06/12
- 最終更新日
- 2021/07/23
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管理人総合評価
4.6
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ユーザーの評価(2件)
3.8
姥湯温泉は室町時代の後期、天文2年(1533)に発見されたといわれ、以後470年もの歴史をもつ温泉。
枡形屋の裏側には地獄の源泉地帯があり、噴出しているのは6箇所。そのうちの1つを枡形屋へ引き、後の残りは川へ流しているそうだ。
ゴツゴツと切り立った山の景色とその岩間から生えている木々がなんとも言えない美しい景色でこんなにめぐまれた環境にある露天風呂はほぼないに等しいのではないかと思う。
桝形屋の旅館は2005年にリニューアルされたようで今回訪れた時の今風の建物に正直驚いた。
2012年10月、峠駅から姥湯温泉までの道でがけ崩れがあり車が通行止めに。
自分の車では入ることができない為、峠駅に車を止め姥湯温泉の迎えの車へ乗り込む。
がけ崩れとなった道の手前でいったん降り、先に待っているまた別の車へ乗って向かう。
お年寄りの方もいたので荷物を持っての移動は大変。
お宿の方が日帰り入浴の人が来れなくなって痛手だと言っていた。
ちなみにバイクだと通れるのでバイクの人や歩いてくる人は日帰り入浴で訪れている人はいた。
紅葉は例年より10日遅いという。例年10~15日にピークを迎えるという紅葉は、見た感じ7割程度のように見えた。惜しい、もう少しと言いたい感じだ。
1泊2食付 土曜日宿泊 トイレ、洗面付 一人あたり13,800円
部屋はそこそこの広さで快適。
ただ和室のみなのでくつろぎには限界があるとは感じた。
テレビは衛星が入っており携帯電話はドコモのみバッチリ入る。電気については自家発電だそうだ。
一番残念に思ったのは景色があまり見えない事。窓はそこそこ大きいのだが見えにくい事となんとなく外と遮断された感じがある。
せっかくの絶景が目の前にあるのだからベランダでもあれば最高なのに、、などと贅沢なことを思ってしまった。
食事は部屋食。
17時半になると運ばれてくる。
全体的に地のもの中心で温かみのある食事内容。
味についてはまぁまぁかな。
鯉の煮付けは骨だらけでほとんど食べれなかったが芋煮はほっこりするし鉄板焼きの肉の質はなかなか良い。
刺身は鯉の洗いとマスだと思うがこれはおいしかった。
ただ鉄板焼きの鉄板に肉がこびりつき食べるのに一苦労。肉を持ち上げると鉄板も持ち上がるほどでいくら油をひいてもダメ、結構大変な思いをした。
鉄板が落ちたりしたら危ないのでこれは新しいものに取り換えてほしいと思う。
最後に運ばれてきたゴマプリンはプリンというよりゴマ豆腐みたいであまり甘くなくてゴマの濃い味が私好み。
三方岩山に囲まれたワイルドな温泉
露天風呂からの朝の景色は格別、紅葉が美しく特別な時期にここに訪れたことを実感する。
ピークは3日程前であったようで、私たちからするとまだピークが来ていないように見えるが実際はピーク時には赤い葉がもっとあったとのこと。少し残念。
山間だけあって朝の出発前までに朝日が差し込んでくることはなかった。
お湯は10年前に来た時より色が薄くなっている気がする。以前の写真を見ると真っ白で透明度は10cm程度だったように思うが、今回混浴のメインの露天風呂は30cmほどだった。
源泉は混浴露天ふろ2つがもっとも濃い源泉で、毎分250L、他は温度が低めの源泉で毎分400Lとのこと。
2011年の東日本大震災で若干湯量が増えたのではという話だった。
湯の味は飲みやすいレモン味で苦味はない。
内湯は小さく、洗い場も2つ、内シャワーは1つのため夜混み合う時間には並んで待つほど。
宿泊客が以外と女性が多いのでこれはなんとかしてほしいと思う。
朝ごはん 部屋食
朝ごはんはへたすると夜食よりおいしかった。
シャケの味付けが程良く温泉たまごもおいしい。
サラダ風のものがお洒落に盛ってあったのが印象的だった。
≪姥湯温泉の良いところ≫
なんといっても露天風呂!日本有数のめぐまれた環境ではないかと思う
岩肌のワイルドさと白濁湯、いつ行っても感動する。
食事はまぁまぁ、旅館も綺麗なのでいい環境とお湯を持っているのにがんばっている旅館だなと思う。
あとはもう少し外とのつながりのある空間が宿内にあるとなおいいなと、、、。
山道が凄いけど 価値あり
2022/6/22
やっとここに来れました。
後半の道が狭いし暗いし、崖だけれども頑張った甲斐があります。
雰囲気 湯 最高の一言です。
日帰りでしたが 次は泊りで来てみたいです。
秘湯ですが、綺麗な施設ですよね。
泉質はバッチリです、また自然に溢れた環境で、秘湯が好きな方にはたまらない温泉だと思います。
設備も温泉も本当に綺麗に掃除がしてあって、文句なしだと思います。リニューアルを十数年前にしたそうですが、昭和時代を感じさせる良き雰囲気を持っている宿です。食事も美味しいです。部屋食は落ち着いて食べる事が出来、本当にゆったりと寛げます。
唯一残念だったのが、女性専用時間が多くて、一番眺めが良いお風呂に男性が入れる時間帯が実は少ない事。夜10時から朝6時までは入れないのですが、例えば、夕飯後や朝イチのお風呂に混浴風呂が女性専用になるので9時近くまで入れず。電車時間に合わせるとチェックアウトまで男性は入れない。一番端のこじんまりした露天風呂一つに男性皆んなで入る形に(苦笑)。3つあるのだからせめて景観の良い二箇所を両方女性専用にするのではなくて、1つの湯は男性用にとか、混浴、女性、男性専用にするとか、再考して欲しい。朝風呂はやはり気持ち良いので!
女性に敷居が低いというのは嬉しいかもしれないですが、秘湯の宿、あまり神経質にならず、よき自然な雰囲気は遺していって欲しいものです。その分、マナー違反やルール違反に対しては、皆んなでしっかり処罰していけば良いかと?。