湯治向けの素朴な温泉だけどお湯が極上湯!温泉マニアに人気の温泉
- 所在地
- 宮城県大崎市鳴子温泉新屋敷78-3
- 最安値
- 1泊2食付7,500円~/朝食のみ6,000円~/素泊まり/5,000円~
- クチコミ 鳴子 西多賀旅館
鳴子・東鳴子・川渡・中山平の4温泉地に、
鬼首と山形の瀬見・赤倉を加えた鳴子温泉郷で、
№1の湯力を持つ硫黄泉を、自家源泉として保有する宿だ。
ここのお湯は、青森の三内ヘルスセンターの温泉水に酷似している。
幼いころから塩化水素系硫黄泉に慣れ親しんできたと自負するわしが、
初めてここの湯に浸かったときには、
たいした たまげた おどろいたぁ の、
驚愕のうなり声をあげてしまった。
お湯の色はうぐいす色。宮城では「ずんだ色」とも言う。
湯の香は、軽油型アブラ臭のする硫黄系。
灯油型の高友旅館の黒湯よりは柔らかで、胃も痛くはならない。
温度は41~42℃、絶妙な温度設定だ。
浴感は、 濃いお湯に どっぷりつかる 充足感
を見事に味わうことができる。
いいことづくめのようだが、残念なところが二つほど。
表の国道を走る車の走行音が、浴室内にハウリングして響くこと。
特に、大型トラック、ダンプが通ると、重低音で思考や瞑想が中断する。
シャワー・カランの設備が無いため、
お湯から上がるときに硫黄の温泉臭を洗い落とせないこと。
公共交通機関でこの後に移動すると、「このひと、おべんじょくさい」と、
良い子の小学生に指摘されてしまう恐れがある。
ま、こんなのは子細なことだ。
耳栓持参とか、この後もう一軒上がり湯に寄るとか、対策は立てられる。
鳴子温泉郷最強のお湯を、ぜひ体感していただきたいものなのだ。
了
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