豪雪ニュースの常連?総檜造りの巨大浴槽が超有名な酸ケ湯温泉
- 所在地
- 青森県青森市荒川南荒川山国有林酸湯沢50番地
- 最安値
- 1泊2食付7,500円~
- クチコミ やはり気持ちの良い温泉は良い、という事だと改めて思わせられた。
総ヒバ造りの大浴場で入る、豊富な湯量の白濁した掛け流し温泉。悪い訳が無い。
泉質もアルミニウムを含有し、痛みに良く効き、酸性・含鉄・含硫黄・アルミニウム・硫酸塩・塩化物泉という文句のつけようがない温泉であり、更にメタケイ酸も豊富で、玉の湯は370㎎、四分六分の湯に至っては522mgと驚異の数値だ。
ph1.5~2.0の酸性泉で、うっかり顔を洗ってしまうと目が痛くて開けられない。
蔵王、玉川、微温湯二階堂、いずれも大変泉質が良く気持ちが良い温泉であるが、酸ヶ湯も酸性泉であったのだったな。
昔訪れた時は真冬だったからか人が少なく、そのせいで千人風呂も広く感じたのかも知れなかったが、今回は新緑シーズンであり入浴客も多く、随分狭くなった様に感じた。
男性客が多く、冬季とは違い湯煙もほとんど立っていない為、やはり女性は入りにくかったが、混浴にも果敢にチャレンジする人が多い。
「折角来たのだから」という気持ちが大きい様であるし、暗めの浴室の濁り湯は、比較的入りやすくもある。
多くの女性が、四分六分の湯から熱の湯へも移動する。熱の湯の方が名に合わずぬるく、冷えの湯はぬるいかけ湯専用の湯だった。打たせ湯もあるが、これは女性専用時間帯に利用する事にする。
浴槽の中には男女の仕切り札があり、皆それを守って浸かる位置を考えて入られていた。
女性専用時間も夜と朝に1時間ずつ設けられており(20~21時と8時~9時)男女ともに楽しめる温泉であるという事も人気の1つだろう。
また、混浴大浴場とは別に、玉の湯という男女別の内湯が有り、こちらもヒバ造りの新しい浴場で明るく綺麗であり、洗髪・洗体ができる。
泉質は混合源泉であり、千人風呂とは微妙に湯の色合いが違い、こちらは青みがかっており綺麗だった。
湯縁には広い木材が使われており、柔らかい感じが更に増す。私が入った時が偶然人が少なかったのか、1人で浸かっていたりで、玉の湯の気持ち良さを十分感じられた。
此処に露天風呂が併設されておれば最高だろうなあ。
温泉には午前1時~4時は入れないが、玉の湯はそれ以外にも、7時~8時半に従業員の方が清掃で入って来られるのでゆっくり入れなかった。
昔と比べ館内は美しくリニューアルされて来ており、新しくできたサロンは無料の広い休憩室となっており、座り心地の良い椅子や、窓辺席や、ロッキングチェアや、暖炉等があり、思い思いの場所で寛ぐことができるのが良い。
館内には棟方志功の写真や絵の他、青森らしいオブジェも飾られ、客室には洋室ができたり、新しさとの融合が感じられる。流石国民保養温泉第1号の由縁である。
温泉で欲しい物の1つが冷水なのだが、館内には「ブナの水」という引き水が用意されており、美味しい水であった。
湯治棟にはレトロな部分も残されているが、部屋には冷蔵庫もあり、共同トイレはウオシュレットで快適。これで1人泊2食付き10160円。
更に嬉しいのは青森駅から無料送迎バスが出ている事であり、時間帯も2便あるので、毛無岱へのハイキングや八甲田ロープ-ウェイなども楽しめる。
新緑は美しかったが、この辺りの紅葉は素晴らしい所でもあり、もう少し静かに温泉を楽しみたいなら、除雪もされているので車でもOKだし、雪ずっぽりの酸ヶ湯も良いだろう。
酸ヶ湯をあとにしても、タオルや髪の毛に付いた硫黄の香りがいつまでも離れず、温泉を思い起こさせた。
アクセス例:JR青森駅より送迎バス2便有り。乗車場所が解りにくいので要確認。
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