伊豆の踊子の舞台の郷愁感たっぷり!歴史と静寂のお宿
- 所在地
- 静岡県賀茂郡河津町湯ヶ野236
- 最安値
- 1泊2食付14,000円~
- クチコミ 2019.3月宿泊。レトロな温泉に惹かれているなか、あの可愛いタイル貼りの浴室には一度行ってみたかった。
浴室を開けると、以外にも湯舟は階段の下だった。上から見下ろす感じで浴室を眺めることになる。萱風呂の湯船は木造りで小さく升の様。
コンクリートの壁には四角い柄タイルが張られていた。特に順序は決められた訳ではないようで、作者がおもむろに貼っていったのだろうか?大きな柄タイルはなかなか斬新で可愛い。四角い湯舟に四角いタイルがマッチしているのだろうか。女性らしい浴室だった。
明治からの温泉宿で、浴室は当時から変わっていないとの事。
湯船からは透明な湯が溢れ出ており、良く温まり気持ちの良い湯だった。飲泉もできる。
天井が高く、籠り感のあるこの内湯が気に入り何度も入った。
もう1つの岩風呂とは、男女交代制となっており、さらに19時~6時までは自由貸し切り制となっるため、時間をよく確認して入る必要がある。
内湯の岩風呂から露天風呂へ繋がり、湯底が伊豆石で緑蒼が美しく、浸かる前からその綺麗な色に期待が高まる。しかし、露天風呂は非常にぬるく湯口に身を沈めていることになった。
夕食には伊豆らしく金目鯛の煮つけが出て、美味しかった。
館内には伊豆の踊子に関する作品が置かれており、初代からの映画ポスターがあり、楽しめた。
部屋にも川端康成の文庫本があり、伊豆の踊子が読めるようになっている。
川端さんが使われていた部屋は、当時のまま現存しており(玄関左上)見せて貰う事も出来るが、泊まり客がいらっしゃったので叶わなかった。
バス停から徒歩で福田屋さんへ向かっていくと、宿が近づいてきた辺りからのアプローチは石畳となり、緑が多くとても雰囲気が良く造られている事にワクワクする。木造の橋。木造の宿。緑の多い庭には伊豆の踊子の銅像・・
あちこち写真を撮っていて、ふと気づくと御主人が玄関口に立っておられ待たせてしまっていたようである(バス客が重なり対応を急がれていた)
宿のイメージとちょっと違うかな?といった感じの御主人はとても気さくな方で「○○さん、はいこちらへ」と名前を言われて、部屋へ案内された。宿の外観とは変わり、館内は新しい。
館内の説明から、食事を運んでくれるのも、布団を敷いてくれるのも全部御主人。
全く気取りが無くちょっと○○○風の御主人は、宿に抱いていたイメージとはかけ離れていたが、何かいい。そうだ、敢えて言えば「萱風呂」の感じだ。
チェックアウト時は着物を着た女将さんが登場されていた。
アクセス例:河津駅から修善寺行バスで、湯ケ野温泉下車。徒歩5分程。
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