露天の理想郷ここにあり!?鉄系ドバドバ極上露天風呂の宿
- 所在地
- 大分県玖珠郡九重町田野1427番地の1
- 最安値
- 素泊まり5,400円~/1泊2食付8,640円~
- クチコミ 2019.12月宿泊。新清館の特徴ある、波打った容の露天風呂に黄土色の温泉。写真を見ても一目で判る位に、湯船の型がちょっと珍しい。
露天風呂は、浸かってみると案外浅い。肩までは沈まないので、湯口に身を沈めていると、ジュワジュワと炭酸が弾ける音がし、湯面を気泡が転がって行く。
何と素敵な温泉では無いか!昔入った時は、ただ露天風呂好きな時だったので、泉質など解らなく、まさかこんな素晴らしい極上湯だったとは。
緑に囲まれているのもいい。露天風呂までのアプローチもいい。森の中に佇んでいる様に温泉がある。
湯舟の大きさが、混浴の男性用と女性用ではそれ程違いが無く、広々としているのもいい。湯船の型はほとんど変わりなく、特徴的な花びら型だ。
湯の色もよく見ると、ただの黄土色ではなく、黄緑っぽく若干半透明でもあり綺麗だ。
浸かると葉っぱが舞い上がるが、湯底にヌメリは無く、良く清掃されているのだと思う。
冬は40℃程のぬるめなので、析出物がゴットリ付いた投入口に陣取り、ジュワジュワを耳にしながら入った至福の温泉だった。
見た目も極上だが、泉質はもっと極上。こんなにいい露天風呂なのに、日帰り客も来ず、いつも1人で入っていた。
内湯はこじんまりとしており、湯温も42~43℃あるやや熱めの湯だ。
味は、塩+鉄+苦味を感じた。ナトリウム・マグネシウム・カルシウム-炭酸水素塩・硫酸塩泉という泉質パレードで、溶存物質3559㎎の濃厚泉。炭酸がかなり多く含まれていたが、高温泉のため泡付きは無かった。
隣の共同湯に比べ、ほぼ同じだがこちらの方がより成分が濃い源泉だった。だが時期に応じて沢水で加水されているようだ。浸かる時はやや熱く感じるが、ジワッと浸かれ、浴後はポカポカが続く温泉である。
部屋は本館で、扉を開けると少しカビ臭さい。コタツとファンヒーターが用意されていた。ちょっとびっくりしたのが、トイレが和式の男女兼用タイプのものだった。1階に行ってみると洋式は有ったが、ウォームレットさえ無かった。
トイレも驚いたが、せんべい布団にも驚いた。畳を感じる。この薄さは、積善館の本館泊を思い起こさせたのが、残念であった。
食事は食事処で摂るが、2階への階段が3ヵ所もあり、建て増しの造りの様で解りにくい。
料理内容に寄り、料金が2タイプあり、いつもの様にお安い方で頼んだら、非常に残念な物であった。高い方だと馬刺しとデザート、他にも?付くようであるがそれにしても・・と言った内容であった。
これで1人泊2食付きで、税込み8950円。う~んどうだろう。
温泉は文句無しに素晴らしく、宿も秘湯を守る会の宿?かと思わせる雰囲気も有るので、囲炉裏には火を入れ、敷布団にはマットレスを用い、料理を良くすればもっと人気の宿になるのではと思う。カビ臭さとトイレは仕方ないかも。
御主人は口数少なく、不愛想に見えてしまうが、そう言う訳では無いようである。
女性の従業員の方は、お話がかなり適当な方であった。
アクセス例:JR豊後中村駅より九重コミュニティバスで筌ノ口下車 坂を下り徒歩7分程。
帰りは登り坂なのでお願いしてみると、九重夢大橋のバス停まで送迎してくれた。
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