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滑川温泉 福島屋旅館

滑川温泉 福島屋旅館イメージ

大自然,自家発電,何もない,秘境の全てが揃うにごり湯の宿

公開日
2018/12/15
最終更新日
2019/09/08
投稿者
しおり
  • 管理人総合評価

    4.0

    4

  • ユーザーの評価(1件)

    3.7

    3.7

滑川温泉 福島屋旅館1
※※※※このレポートは2011年10月に訪れた時のものです※※※

文明8年、約530年前に大沢の郷士斉藤盛房が川を渡る時に滑って倒れ、倒れた時手をついた岩があたたかいことから温泉が発見された。その事により滑川温泉という名がついたらしい。

今回は滑川温泉より奥へ向かった先にある姥湯温泉へ宿泊した際、帰りがけに日帰りで訪れてみた。
おそらく前回来た時から10年ぐらい経っているだろう。
その時の滑川温泉を思い出しても時が止まっているかのように何も変わっていない。

鄙びた湯治宿の趣がすばらしい雰囲気だ。
ぜひ一度宿泊してみたいお宿の一つ。
なんとなくグッとくる外観です

なんとなくグッとくる外観です

結構大きな建物

結構大きな建物


姥湯温泉から送迎の車に乗せてもらい、滑川温泉て9時半頃到着。

姥湯温泉に比べると標高が低いせいもあり紅葉はこれからといった雰囲気。

入口のスリガラスに旅館名、鄙び宿の鉄板

入口のスリガラスに旅館名、鄙び宿の鉄板

レトロで素敵なライト

レトロで素敵なライト


建物内はレトロ。木の色は濃く、裸電球がメインでたまにこんな感じのアンティーク風な電気が付いている。
歩くとギシギシと鳴る床や薄暗い館内はたまらなく郷愁を感じてしまう。

 

 

 

 

川を通って流れ込む冷たい風が気持ちいい まろやかな硫黄温泉

岩風呂 混 (女性タイムあり)

岩風呂 混 (女性タイムあり)


到着するとちょうどメインの岩風呂は女性タイムとなっており、嬉しくなって露天風呂へ直行!
ちょっと奥まったところへ灰白濁した温泉が溜められ、自然と岩に囲まれとても綺麗。
温度は42度ほどの適温。冷たい風の中で入るには心地のいい温度だ。
飲んでみるとほのかな硫黄の香りで非常にまろやか。静かにゆっくりと浸かっていたい露天風呂だと思った。

岩風呂

岩風呂

露天風呂前の川 左の木の下あたりが露天風呂

露天風呂前の川 左の木の下あたりが露天風呂


ひのき風呂入口

ひのき風呂入口

休憩所

休憩所


岩風呂とひのき風呂の分岐点に休憩所がある。

天気のいい時は湯あがり休憩ができてとても気持ちがいいが、雨が降ってくると休憩する場所がまったくないのでちょっとつらい。

ひのき風呂 混浴 (女性タイムなし)

ひのき風呂 混浴 (女性タイムなし)

湯口

湯口


ひのき風呂へ私は入っていないのでわからないが、岩風呂ほど開放感はないものの落ち着くようだ。

しかし、、、混浴とは名ばかりの男性風呂。

この状況で入れる女性はいないだろう。

どうせならすっぱり男性用にしてほしい。

女性用内湯

女性用内湯

レトロな天井

レトロな天井


シャワーは1か所あり

シャワーは1か所あり

脱衣所

脱衣所


女性用の内湯は4~5人が入れるぐらいのそこそこの大きさでアーチを描いていてちょっとお洒落。

こちらの浴室のみシャワーが一つ付いておりアメニティとしてはシャンプーとボディシャンプーが備え付けられている。

内湯 混浴

内湯 混浴

源泉湯口

源泉湯口


滑川温泉 福島屋旅館19 滑川温泉 福島屋旅館20


湯の透明度は浴槽の底が丸みえで微かに色が付いている程度。
それにしてもそれぞれ露天風呂も内湯も趣があり豪華。

湯量も豊富だし気に入った。
ただ、女性タイムが少ないのはいまいちかな。

お宿の前にある大きな滝

お宿の前にある大きな滝

水力発電の建物

水力発電の建物


お宿の前には大きな滝があり
滝の横に倉庫のような建物が2つ並んでいる。
その倉庫に書いてあったのだが、水力発電の自家発電だそうだ。
水力発電とは珍しい。
水の力でこんなにも大きな建物の電気を賄えるのかと感心した。

 

 

 

滑川温泉 福島屋旅館の評価はこちら!

  • 温泉

    3
    4

    上質湯

  • 温泉の雰囲気

    44
    4
  • また行きたい

    3
    4
  • 部屋

    2
    0
  • 食事

    3
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管理人総合評価
4.0
4
とさせていただきました。

クチコミ(1件)

女性の内湯が何故か好き

4
4
温泉
4
温泉の雰囲気
5
また行きたい
5
部屋
4
食事
4
2019年7月頃に訪問

2019.7月宿泊。峠駅という倉庫のような摩訶不思議さを醸し出している駅に到着。
列車の到着に合わせて、名物の峠の力餅を販売に来る。美味しかったので購入。
お宿の送迎は列車の本数が少ないので、それに合わせてして下さっている。

到着すると、昨年平日に来た時と違って連休だと、宿の方も揃って笑顔でお出向かいして下さっている。違うなあと思いながらもこちらも嬉しくなる。やはり流行っていて、活気がある方が喜ばしい。今日も明日も満室との事だった。
昨年居た純朴そうな若者は止めてしまったとの事で、従業員の方々は私より更に高齢者の方が入れ替わり立ち代わり、食事や布団のお世話に来られる。まるでシルバー人材センタ―から派遣されたかのようだ(失礼)だが、この山奥に若者は来ない。御歳を召していても来て下さっている方がいるだけあり難いのかも知れない。そして滑川温泉は、息子さんが後を継いで下さってるだけ幸せなのかもしれないと思う。

温泉は混浴露天岩風呂が1つ。16時~17時半が女性専用となる。他に貸し切り露天檜風呂が1つ。男女内湯が1つずつあり、中でも自分の好みなのだろうと思うが、女性用の内湯が一番好きなのだ。
何だろう。一言では言えないような半透明で、白っぽい様な緑っぽい様な色をした湯が、半円の湯船に満たされ掛け流されているのだが、はっきりとした一色でないところが、神秘的なのだろうか・・湯はやや熱めだが、とても気持ちの良さ、新鮮さを感じる。湯舟と浴室は落ち着きがあり籠り感がある。
そして滑川温泉は、硫黄泉ながらとてもこおばしい香りがするのだ。

露天風呂は野天風呂と言ってもいいくらいで、湯底は藻?だか温泉成分だかで、特に隅の方はヌルヌルで、触れてしまうと緑の藻?が一杯浮かんで来て気持ちが悪い。
湯の色も、曇り空のせいか少し灰色っぽい濁り湯だった。浴感は滑らかな硫黄泉だ。

貸し切り露天風呂は長台形の様な容で、3~4人入るといっぱいになる。時間帯に寄って予約して利用する時と、フリーで利用できる時に分かれているが、貸し切り風呂が在るというのはやはり嬉しい。しかも木の湯船だから温かみがあって優しいし。

食事は朝夕共に部屋食で、滋味ながら1品1品が手をかけて造られている事を感じる、温かみのある山の料理が運ばれて来る。

チェックアウトは11時で、列車の時間に合わせて送迎して下さるので、ゆっくりできるのが良い。
観光名所の滑川大滝までは、沢(川)渡りをしないと行けないのが残念だ。新緑も紅葉も美しい所だが、宿は積雪をする前、11月4日頃には冬季閉鎖に入り、翌年の春過ぎまで休みとなる。

アクセス例:JR峠駅より送迎あり

2019-07-25 22:38:02
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